【明慧日本2020年9月25日】(寧波市=明慧記者)浙江省寧波市の法輪功学習者・劉明萍さんは同市鎮海区裁判所により、不当に懲役3年6カ月の有罪判決を下された。その後、7月28日に浙江省女子刑務所に移送され、収監された。また、学習者の応国芳さんも、同裁判所から懲役3年の有罪判決を下され、現在、寧波市拘置所に拘禁されている。
劉さんが判決を受けて同拘置所に拘禁されたため、7月に家族は拘置所にいる劉さん宛てにお金を郵送したが、本人には届いていなかった。最近の情報によると、7月28日に、劉さんは浙江省女子刑務所(杭州)に移送されたという。
「刑務所法」第20条には、「刑務所は服役囚が入所して5日以内に、家族に通知しなければならない」と規定されている。しかし、劉さんの家族は何の通知も受け取っていないため、劉さんは行方不明だと思い心配していた。
2019年4月18日、劉さんは寧波市の江北区庄橋派出所の警官に家宅捜索を受けた。当日、市内の20人以上の法輪功学習者たちが連行され、さまざまな迫害を受けた。そのうち、劉さん、余桂清さん、秦蓮玉さん、陳宇博さん、応さんの5人は拘置所に拘束され、余姚市の法輪功学習者・柴惠芹さんは余姚市拘置所に拘束された。
劉さん、応さん、秦さんの書類が鎮海区検察庁に送られた。鎮海区検察庁は応さん、秦さんの書類を一度、公安分局に戻した。その後、3人は検察庁により、鎮海裁判所に起訴された。陳さんは保釈されて解放されたが、司法手続きがまだ終わっていない。起訴したのは鎮海区検察庁の起訴課課長・呉奕華である。
2019年12月11日9時30分、劉さんは鎮海裁判所により開廷された。8時30分頃、裁判所正門の周りをたくさんの警官が警備し、ものものしい雰囲気であった。9時30分の開廷時には、法廷の中は満員になり、ほとんどが政法委員会(治安・司法などを統括する機関)の人員と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の関係者であった。弁護士が劉さんの無罪を主張し、裁判は11時前に終了したが、裁判の結果は宣告されなかった。
応さんは体調が悪く、血糖値が持続的に上がったため、家族が繰り返し解放を要求した。情報によると、今年7月3日14時30分、鎮海区裁判所第2法廷で、オンライン裁判を行う予定だったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)