【明慧日本2020年9月25日】安徽省蕪湖(ぶこ)市の法輪功学習者の斉翠霞さん(78)は8月12日、同市弋江区裁判所から懲役3年、罰金1万元の判決を宣告された。現在、斉さんは自宅で不当に監視されている。
2015年5月1日、最高裁判所は「訴訟があれば必ず裁判し、告訴があれば必ず受理する」という通告を配布したあと、斉さんは最高検察庁や最高裁判所に江沢民を告発する「刑事訴訟状」を出した。訴状は地元の公安局に送り返されたあと、公安局の警察官やコミュニティの職員たちは、斉さんの家に来て嫌がらせをしていた。2017年6月、蕪湖市公安局、社会治安総合治理委員会、住民委員会のメンバーは再び斉さんの自宅を訪れ、嫌がらせを行った。
2019年9月27日、蕪湖市の610弁公室、国家保安局、公安局、派出所など十数人の警官が斉さんの自宅に押し入り、斉さんを連行して家宅捜索を行った。警官はタンスや戸棚をひっかき回して、家中くまなく捜した。パソコン、プリンター、法輪功に関する資料など私物を大量に持ち去り、斉さんは警官らによって公安局に連行された。
公安局で、斉さんは警官に絶えず法輪功迫害の実態を伝えていた。斉さんは「あなたたちが行っている連行や家宅捜査はすべて違法であり、法輪功に関する資料は、あなた達警官も含めて、人々を救うことに用いるものです」と言った。また、斉さんは天安門焼身自殺についての真相も語った。斉さんは病院で診察を受けた後、警官に拘置所に連行された。拘置所は斉さんが70歳以上であるため、受け入れを拒否した。その後、斉さんは保釈され、自宅に戻った。
この事件を扱っている国家保安局の警官らは、斉さんを罪に陥れるため、弋江区検察庁に送り込んだ。
今年5月以前、斉さんは弋江区裁判所で不当に裁判を受けていた。斉さんは法廷で無罪を自己弁護し、法律に基づいて自分の行ったことは合法であると主張した。
8月12日、斉さんは弋江区裁判所から不当に3年の判決を宣告され、1万元の罰金を科せられた。その後、斉さんは蕪湖市拘置所に連行されたが、拘置所は受け入れを拒否した。現在、斉さんは自宅で監視されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)