長春市の于春波さん夫婦に不当判決
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 【明慧日本2022年3月3日】吉林省長春市の法輪功学習者・于春波さん夫婦は2020年11月に、自宅から連行され、その後、開廷され判決を宣告された。于さんは懲役3年6カ月の実刑判決、妻の李鳳霞さんは懲役1年3カ月の実刑判決を言い渡された。李さんは2022年2月12日に解放される予定だが、現時点で李さんは解放されているかどうか不明である。

 連行される前、于さん夫婦は、娘の高校進学を支援するため、朝食の屋台を経営していた。2人は、法輪功を信仰していたため、2020年11月12日に連行された。その後、于さんは長春市第二拘置所で、李さんは長春市第四拘置所で拘禁されている。

 于さん夫妻と他2人の法輪功学習者・李桂玲さん(55歳女性)、尹君さん(40歳女性)は、2021年5月24日と9月12日頃、朝陽区裁判所に出廷した。裁判官の王亜楠(女)は、オンラインで行われた1回目の審理を、彼らの家族や弁護士には知らせなかった。裁判官は、オンラインで行われた第1回目の審理を5分で早めに終え、弁護士が法廷に出廷することも許可しなかった。

 裁判官は、2回目の審理で于さん夫婦に判決を下すのに十分な証拠がないことを示したが、夫婦を無罪にせず、検察官は夫婦の証拠をさらに集めるために時間を延ばした。

 70歳の于さんの父親は、公安局や検察庁などの政府機関を訪れ、于さん夫婦の釈放を求めたが、効果はなかった。同時に、于さんの母親は危篤状態に陥り、体が動かなくなり、失禁するようになった。于さん夫婦の10代の娘は両親ともに拘束され、自活に必死である。

 于さんは病状が悪化し、2度入院している。食事もままならず、体重はあっという間に激減した。

 于さんが拘禁されている時、于さんの弟の于春海さんも法輪功を実践していたため連行され、労働収容所に拘禁された。拷問と過酷な労働は、弟の于春海さんの健康を害した。釈放後、3年間体調不良に悩まされ、2007年1月21日、32歳で亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/29/435773.html)
 
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