山東省梁山県の戚桂娥さんに再び不当判決
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 【明慧日本2022年10月10日】山東省梁山県の法輪功学習者・戚桂娥さんは2020年3月25日、懲役1年の不当な判決を宣告され、2022年5月に再び梁山裁判所に懲役3年6カ月、罰金6000元(約12万円)の実刑判決を言い渡された。

 戚さんは控訴したが、済寧市中級裁判所は戚さんのお腹に大きな腫瘍があることに配慮せず、2022年8月15日、原審維持と宣告した。

 2018年12月16日、戚さんは地元派出所の警官に嫌がらせを受け、家財を押収された。2019年1月3日、戚さんは職場で警官に身柄を拘束され、梁山県西郊にある留置場に拘束され、同月9日に済寧市留置場に移送された。

 戚さんは1月18日に一時出所で帰宅し、3月28日に梁山県裁判所で裁判がおこなわれた。裁判官は黄洪勇、起訴者側は県検察庁の訴訟課の課長・王偉である。裁判が始まってからしばらくして、戚さんは体調不良で倒れて家族に支えられながら帰った。裁判は約1時間続いた。

 梁山県裁判所の黄洪勇は絶えず戚さんに嫌がらせの電話をかけ、裁判の開廷を強要した。2019年9月20日午後、戚さんと家族は法廷に呼び出され、いくつか質問された後、休廷と宣告された。

 2020年3月25日、戚さんは懲役1年の不当な判決を宣告された。

 2020年5月11日午後4時ごろ、梁山県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長、副隊長・張敏(女性)をはじめ、20人ほどの警官は学習者・侯月蘭さん(70代)宅に侵入し、当時法輪功の著作『轉法輪』を読んでいた学習者ら、範さん(90歳前後)、陳秋香さん(50代)、戚桂娥さんと母(80代)、李詳生さん(70代)、王桂栄さん(50代)など8人の身柄を拘束し、当日の深夜1時に帰宅させた。翌日12日午前、再び学習者らを派出所に呼び出し、夜8時まで取り調べた。学習者らはその後、帰宅したが、家財は押収された。

 戚さんは一時出所の期間、法輪功の功法をやり続け、身体は回復した。2021年3月24日から裁判所は絶えず戚さんの姉、弟に嫌がらせの電話をかけ、戚さんの健康状態が回復したらすぐに収容すると言った。戚さんの年金は2月から停止された。

 2022年5月11日午前、検察庁の張孝省と関係者数人は戚さん宅を訪ね、戚さんに検察庁に行くように頼んだ。2020年5月11日の件について調べるという。その前、検察庁は戚さんの大学院生の娘に嫌がらせの電話を何度もした。娘の勉強に影響を与えないよう、戚さんは検察庁に行き、法輪功の無実を伝えた。しかし、張孝省は前の1年の判決をカウントせず、案件を裁判所に提出すると言った。

 戚さんは2022年5月、梁山県裁判所に 懲役3年6カ月、罰金6000元(約12万円)の実刑判決を宣告された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/30/450252.html)
 
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