錦州市の郭淑芬さん 遼寧省女子刑務所に不当拘禁
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 【明慧日本2023年5月5日】遼寧省錦州市在住の法輪功学習者・郭淑芬さん(67歳女性)は、法輪功を学んでいるとして2022年7月6日、当局に懲役2年3カ月の不当判決を言い渡された。郭さんは錦州市中級裁判所に上訴したが、裁判官は審理を行わずに原判決を維持する判決を下した。その後、郭さんを遼寧省女子刑務所の第12監区に移送した。郭さんの家族が面会を希望したが、看守は、郭さんは面会の資格がないと答えた。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 遼寧省女子刑務所の第12区は「矯正監区」とも呼ばれ、法輪功学習者を迫害するために設置されたと知った。郭さんが現在、命が危険なほどの高血圧などの病状に苦しんでいることを、内部関係者が家族に明らかにした。郭さんの家族は、郭さんの状況に注意を払うよう国際社会に呼びかけている。

 郭さんは2021年12月9日、電柱に法輪功のポスターが貼られているのを見ていた時、ある女性に通報された。北郊派出所と太和国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らはすぐ現場に到着し、郭さんを北郊派出所に連行した。

 1時間後、10人以上の私服警官が郭さんの家のドアを蹴って開け、侵入した。郭さんと一緒に住んでいる郭さんの娘と孫娘はおびえていた。警官らは郭さんの法輪功の本、お香、DVD数枚、現金1万2000元を押収した。彼らはまた、郭さんの娘の夫が私用に使っていた3台のプリンターと3台のパソコン、郭さんの孫娘のDVDプレーヤーなどを押収した。しかし、郭さんの親族に押収品リストを提出しなかった。

 派出所で1日を拘束した後、警官らが郭さんを錦州市の女子拘置所に連行した時、警官は郭さんを服を脱がせ、下着一枚にさせた。

 国保は2021年12月14 日に郭さんの案件を凌海市(りょうかいし)検察庁に提出した。検察官は12月21日に「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した」という罪で起訴した。

 2022年7月6日、郭さんは、当局に裁判にかけられ、懲役2年3カ月の不当判決を言い渡された。郭さんは錦州市中級裁判所に上訴したが、裁判官は審理を行わずに原判決を維持する判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/7/458556.html)
 
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