【明慧日本2025年3月9日】河北省秦皇島市山海関の法輪功学習者(以下、学習者)・左洪涛さんとその妻、崔求栄(学習者ではない)は、2017年6月9日、山海関公安分局刑事捜査科の付勇によって不当に連行、拘禁され冤罪を着せられた。このとき付勇は、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)および南関派出所などの十数人の警官と共謀して、この一連の不当な行為を行った。
左洪涛さんは不当に13年の懲役刑を言い渡され、崔求栄さんは1年余りの懲役刑を受けた。最近の情報によると、左洪涛さんは2024年8月6日に保定刑務所で拷問により死亡したという。享年67歳。
左洪涛さんは保定刑務所の第19区に拘禁されていた。2024年7月19日に体調が急激に悪化し、病院のICU(集中治療室)に搬送され救急治療を受けたが、8月6日に死亡した。医師によると、左紅涛さんは全身に塞栓症と浮腫を患っていた。左宏涛さんが死亡した後、刑務所は左洪涛を強制的に火葬し、家族は遺体を間近で見ることができなかった。この一連の手続きは、刑務所の李という警察官が指揮を執ってしたことである。
また、左洪涛さんと共に保定留置場に拘禁されていた同じく学習者の呉文章さんも、健康状態が非常に悪く、現在入院しているとの情報がある。
連行と強盗、拘禁と冤罪のでっち上げ
2017年6月9日午後5時、捜査科の付勇と十数人の警官が、左洪涛さんと崔求栄さん夫婦が経営する「佳合エージェンシー」(仲介業)で左洪涛さん夫妻および呉文章さん、楊暁勇さん、袁素静さん、李国愛さん、劉長富さんの5人の学習者を連行した。手荒な家宅捜索で、仲介業の運営資金である現金10万元以上、電動バイク1台、その他の事務用品が強奪された。
山海関区路南派出所は同日午後8時頃、強奪した左洪涛さんの自宅の鍵を使って侵入し、3時間にわたる不当な家宅捜索を行い、家の中を恣意的に荒らした。不当な押収後、家族には押収された財産や物品のリストは一切渡されなかった。
同日、袁素静さんの自宅も不当に捜索され、新しい電動バイク1台が奪われた。また、李国愛さんが友人に借りていた自家用車が国保に不当に押収された。その車内に積んでいた李国愛さんの商売の商品である衣類も奪われた。
同時刻には、劉長富さんも連行され、家宅捜索を受けた。
6月12日、李国愛さんの自宅では留守の間に、刑事捜査科の付勇が部下を連れて錠をこじ開けてドアを壊し、不当な家宅捜索がされた。どれだけの物品が強奪されたかは不明である。
その後、学習者たちは秦皇島市第一留置場に連行され拘禁された。
数日後、山海関テレビで偽りのニュースが放送され、強奪された、崔求栄さん夫婦が経営する仲介業の運営資金が「真相紙幣」とされていた。(真相紙幣とは学習者たちの作成による、法輪功に関する文言を印字した紙幣のことである)
2017年7月15日、山海関区検察庁の捜査監視科長・陳鉄忠が、左洪涛さんと崔求栄さんらに対し、根拠のない冤罪をもとに不当な逮捕を承認した。左洪涛さんはこの迫害に抗議して絶食し、秦皇島市留置場から秦皇島市公安病院に移送され、手錠と足枷でベッドに縛り付けられ、手荒に灌食をされた。
不当な重刑と迫害による死
2018年11月11日から12日にかけて、秦皇島市昌黎県裁判所は再び、学習者の左洪涛さん、劉長富さん、呉文章さん、李国愛さんおよび左洪涛の妻崔求栄さん(非学習者)の5人に対し不当な裁判を開いた。弁護士と家族は、一連の警官による連行と家宅捜索の映像を裁判官に証拠として要求した。
これら学習者たちの自宅、賃貸住宅、そして「佳合エージェンシー」(仲介業)では、いずれも山海関国保と道南派出所などによって不当に物品が強奪された。警官らに隅々までひっくり返され、強奪後の室内は惨憺たる状況だった。
法廷で連行や強奪の映像が再生された後、弁護士は「これが、人民を守るはずの『人民警察』の実態だ」と痛切な面持ちで述べた。
連行に関与した全ての警官は制服を着用せず私服のままで、捜査令状も警察手帳の提示もなく、証人の立ち合いもなく、連行された市民本人の署名もないまま、市民の家屋に侵入し、私有財産を強奪した。
このように、公権力が市民の生命や自由、財産などを侵害をする際には、適正かつ公平な手続を踏む必要がある。
それから1カ月ほど遡る2018年10月16日の昌黎裁判所での不当裁判において、弁護士は、山海関の警官らが法的裏付けがないまま市民に対して不当に張り込み、監視、盗聴、尾行を行ったことを暴露した。
さらに、これは世界のどの国でも違法であり、善良で無実の人々に対する公権力による犯罪行為はどの国においても許されない、と指摘した。
山海関の国保が6人の学習者と非学習者である李国愛さんを連行した際、学習者・呉文章さんがその日「佳合エージェンシー」(仲介業)に置いていた現金5万元を強奪した。弁護士は、この5万元の所在について訴訟記録に記録がないことも指摘した。
また、起訴状の主張と事実が一致しておらず、証人もなく、物証も提出されなかった。検察が学習者に対して行った主張も一切記載がなかった。
2019年1月、左洪涛さんは不当に懲役13年、呉文章さんは懲役11年、李国愛さんは懲役10年、劉長富さんは懲役8年の刑を宣告され、左洪涛の妻崔求栄さんは1年数カ月の懲役刑を宣告された。
左洪涛さん、呉文章さん、劉長富さん、李国愛さんは秦皇島高等裁判所に上訴したが、原判決が維持された。
左洪涛さんと呉文章さんは保定刑務所に拘禁された。左洪涛さんは保定刑務所の第19区に拘禁されていたところ、2024年7月19日に体調が急激に悪化し、病院のICU(集中治療室)に搬送され救急治療を受けたが、8月6日に亡くなった。
刑務所側は左洪涛さんの遺体を強制的に火葬し、家族は遺体のそばに近づいて遺体の状態を確認することができなかった。
河北省保定刑務所(河北省第一刑務所)は、これまでに1000人以上の学習者を不当に拘禁・迫害し、「真・善・忍」を信念とする善良な学習者たちに対し非人道的な迫害を行ってきた。
滄州市の宝飾店経営者の郭漢坡さんは2008年4月4日に迫害により死亡し、刑務所側は親族に遺体を故郷に運ぶことを認めず、保定で勝手に火葬した。
石家荘市の小学校教師の呂新書さんは、重度の肝腹水で歩行不能になるまで拷問を受け、家族に引き取られた後、2009年5月23日に死亡した。
張家口市の王懐さんは、2001年7月17日に橋東区裁判所で7年の懲役刑を宣告された。王懐さんまず張家口市沙嶺子刑務所に連行され、4日後に保定刑務所に移送された。獄中で残酷な拷問を受け、看守に命じられた囚人から何度も暴行を受けて死にかけた。この7年間にわたる服役中、家族の面会は2回しか認められなかった。王懐さんは2024年3月9日に死亡した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)