四川省:法輪功修煉者が法廷で信仰の自由を訴える
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 【明慧日本2012年11月16日】四川省重慶市に在住の法輪功修煉者・戴大奎さん(72歳男性)は2003年、法輪功の内容を横断幕に書いたという理由で、懲役5年の不当判決を宣告された。出所後も、相前後して3回、洗脳班に拘禁された。

 今年10月16日午前10時、重慶市永川(えいせん)区裁判所は、戴さんに対して不公平裁判を開廷した。法廷で戴さんは、「修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、法輪功が中共(中国共産党)当局に迫害されている内容を人々に伝えた行為、人々に有益な行いは憲法で保障されている言論の自由、出版の自由、信仰の自由であり、自分が伝えている『真・善・忍』は普遍的価値と考えられ、個人の基本的人権は誰もが奪ってはならない」と、堂々と無罪を主張した。

 戴さんは裁判長にこう問い返した。「中共当局は国家の法律を無視し、刑法第300条を利用した行政命令だけで、法輪功及び修煉者に『国家法律転覆罪』の罪を着せ、迫害を加えています。そのため、中共当局に国家のどんな法律で法輪功が邪教だと定められているのか、私が法律の実施に何かの支障をもたらしたのかと聞きたいです」

 「私は法輪功を修煉をするにつれ、心身ともに恩恵を受け、いつ、どこでも法輪功の『真・善・忍』の教えに従って思いやりをもち、他人の事を優先に考えるなど、より良い人を目指していました。かつて、刑務所や労働教養所に無実の罪で拘禁されていたとき、私が暴行や罵倒されても、この迫害に加担した施設側の人は自分のことを恨まず、喧嘩もしなかった私の人格に感銘を受けました。また、彼らは法輪功が道徳の向上に良いと実感し、私のことをよい人だと認めてくれました。そのため、3度も減刑され、これで元の刑期より1年も早く解放されました」

 「私は、『真・善・忍』を信じることは世の中の崩壊した道徳を回復することができると固く信じ、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、中共による迫害内容を人々に伝えたことは間違っていないと思います」

 こうして戴さんは事実を並べ、確かな根拠を示して無罪を主張した。裁判長は検察による偽の証拠を元に裁判したため、戴さんの反論にしどろもどろで言葉に詰まってしまった。さらに、怒り出した裁判長は突然、席から立ち上がって「ここでは誰が偉いのか? 誰が誰を裁判しているのか」と怒鳴りつけ、何も言えず早々に閉廷した。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/12/265364.html)
 
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