台湾:法輪功の活動を妨害した同心会会長に有罪判決(写真)
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 【明慧日本2012年11月23日】法輪功修煉者の言論の自由の行使を妨害したとして、このほど、台北地方裁判所は愛国同心会の会長・周慶峻が人の行使しうる権利を結託して妨害した罪で、懲役2カ月と罰金の判決を言い渡した。

 事件は2010年4月に台北の有名な観光地、101ビルの前で発生。当日の午後5時過ぎ、同心会の車1台が法輪功修煉者の活動現場に進入し、横断幕の前に止まった。周慶峻が男性7人と女性1人を連れて車から降りて、1人は法輪功修煉者・陳建仁さんの横断幕を奪い、もう1人は陳さんを押し倒した。陳さんは地面から起きて横断幕を取り返そうとしただけで、やり返さなかった。しかし、陳さんは再び2人に押し倒された。そのとき、警官が駆けつけて容疑者らを制止したが、容疑者らは止めなかった。最終的に、派出所の所長が現場にやってきてやっと容疑者らを追い散らした。他の法輪功修煉者・林さんと許さん2人も周慶峻に妨害行為を受けた。

台湾法轮功学员在著名景点一零一大楼前讲真相炼功,许多大陆观光客专注观看播放的天安门自焚真相电视。

観光地の101ビル前で活動中の法輪功修煉者

台湾法轮功学员长期在台湾各景点讲真相及洪法,图为大陆观光客观看法轮功学员在台北一零一大楼前炼功。

観光地の101ビル前で活動中の法輪功修煉者

 同心会の妨害行為について、台湾法輪大法学会代表・張清溪氏は次のように語った。「愛国同心会はこの数年、我々観光地での活動をしばしば妨害しました。罵るだけではなく、暴行を加えたりし、法輪功修煉者は大きな被害を被りました」「事実上、世界各国で、例えばアメリカのフラッシング脱党サービスセンター、香港の観光地なども同じような事件が発生しており、それらの事件の特徴は皆同じく、共産党の暴力的、虚言の方式で法輪功修煉者の真相を伝える活動を妨害しました。 特に、中国共産党の高官が台湾を訪問する際、このような妨害が最も激しいのです。これは彼らが共産党と関わりがあることを裏付けているでしょう」「同心会によるこのような衝突、暴力は制止されるべきではないでしょうか。しかし、判決は軽すぎます」

 弁護士・朱婉琪氏は「両岸(台湾と中国)はいくら密接に交流しても、中共が買収した組織による暴力、虚言の台湾への輸出を絶対に許しません。台湾は中共そのごろつき組織の犯罪の世界ではなく、そのごろつきによる台湾の言論の自由や法制への破壊を絶対に許しません」と語り、台湾を守るよう台湾各界に呼びかけた。

 台湾図博の友の会の会長・周美里氏は「愛国同心会はこれまでずっと台湾の自由や民主を破壊し続けています。不思議なのは、数人しかいない組織ですが、台湾で大きな破壊を起こすことができます。まさに、中共が台湾に伸ばした片手に等しいです」と述べた。

 中国に向けた投資の被害者協会の理事・高為邦氏は「ごろつき組織はもともと中共が利用する一つの力で、愛国同心会の後ろ盾は中共にほかなりません。中共は時には政府筋の手段で、時にはごろつき組織を通して物事を扱います。例えば、台湾の商人に対して、中共はいつもごろつき組織を動員して、商人を脅迫し、怖がらせ、最後に大陸を離れさせ、資産を彼らに残させました」と中共の正体を暴いた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/16/265538.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/11/20/136382.html)
 
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