湖北省:法輪功修煉者が洗脳班で薬物注射され衰弱死
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 明慧日本2012年11月27日】湖北省武漢市に住む法輪功修煉者・徐喜望さんは昨年3月18日、不当に連行され、区の劉集洗脳班に拘禁された。洗脳班で不明な薬物を注射され、すぐに失禁し、意識障害の症状が現れた。その後同月29日、拘束を解かれ帰宅してからも体が回復せず、人と会っても識別できず、記憶力も衰えた。今年11月9日、徐さんは衰弱して、無念のままこの世を去った。享年53歳。

 徐さんは幼い時から左腕が細くて弱く、動かすことができない障害者だった。1996年、法輪功を学び始め、その後、多くの恩恵を受け、心身ともに健康になった。徐さんは新聞を販売する仕事を始め、自力で生活できるようになり、社会的な負担を軽減した。

 1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始した。しかし、徐さんは法輪功への信奉を堅持したため、かつて留置場に2回、また洗脳班にも2回拘禁され、数え切れないほど脅迫された。

  昨年3月18日朝5時、徐さんは睡眠中に大きな物音で目を覚まされた。その音は総合治理弁公室、610弁公室、派出所の警官10数人が徐さんの家の窓を割る音だった。そして、警官らは家に不等に侵入し、徐さんを連れ出し、パトカーに押し込んだ。

 その後、徐さんは「法制教育班」(洗脳班)に送られた。劉集洗脳班は実は法輪功修煉者に対して、強制的に洗脳し、拷問を行う刑務所であった。洗脳班で、徐さんはすぐに2人によって常に監視された。徐さんは洗脳班の指示に従わず、「転向」しなかった。そのため、警官に殴られたり蹴られたりし、時には靴で頭を打たれるなどの迫害を受けた。

 ある日、洗脳班側が「健康診断を実施する」という口実で徐さんを呼び、腕に2回静脈注射を行った。その直後、徐さんは意識がもうろうとなり、歩行できなくなり、手足が震え、両便を失禁し、そのうえ、意識障害による思考停止や記憶喪失の症状も現れた。

 徐さんは洗脳班に拘禁されて11日目に解放されたが、帰宅してからも徐さんはいつもぼうっとして、家族や友人の顔も忘れ、一人で遠い所までさ迷い歩く行動もしばしばみられた。やがて徐さんは精神障害がひどくなり、健康状態も悪化し、今年11月9日に死亡したという。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/25/265859.html)
 
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