文/中国の法輪功学習者 念清
【明慧日本2013年4月13日】(一)より続く
私は1998年末、近隣の家で『轉法輪』を見つけ、「ちょっと貸してくれますか」と言いました。本を持って帰った後、一気に読み終えました。『轉法輪』に書いてある道理は、聞いたことも学んだこともなかったものでした。この本は人間の本ではなく、天の本だと心から感じました。私の心の中に、人生に対する疑問、現実生活に対する絶望など、すべて解けました。私の心のずっと詰まって通れなかった道が突然、詰め物を取り除き、通れるようになったように、広々として明るくなり心が一新しました。
そこで、私は法輪大法を修煉し始めました。数日後の夜、同修の家で師父の説法のビデオを見て帰りました。家に着くと、下痢が始まりました。しかし、お腹は痛みがなく、お腹の中に大きい輪が回っているようで、内蔵も回っているように感じました。飲んだ水や食べたものも大きな音がして、輪に従って動いているようでした。一晩中、7~8回もトイレに走り、寒くてよく休めなかったのですが、朝起きても、疲れを感じず、かえって元気になりました。その出来事で、「李洪志師父が私の身体を浄化してくださった」と悟りました。
その10数日後、私は「10数年来、生きる希望を失い、死ぬほど苦しんだ病気がどこに消えたのか」と気づきました。現代の医学で治療不可能な病気が薬を飲まずに完治したのです。私は若返ったように元気に満ち溢れ、気持ちよく、心配事から遠く離れました。法輪大法は本当に素晴らしいです。もし、法輪大法を学ばなければ信じられないことだと思います。私は本当に心から師父への感謝を表したいのです。
法輪大法を修煉するにつれ、私は「真、善、忍」に従い自分を厳しく律しました。師父は「一人の煉功者としては、まず殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで、ひたすら耐えられるようでなければなりません」(『轉法輪』)とおっしゃいました。私はそれをよく覚えて、心性が向上するよう努力しました。ですから、どんなお客様に出会っても、口論しないよう、人のことを出来る限り優先にして譲りました。品質の悪い商品やコピー商品を提供しないように、消費者を騙さないように、真心をこめてお客様のニーズにあった製品を推薦し、公平な価格を出して、お客様から信用を得ました。多くの取引先が商品の代金を前払いすることを求めず、私に商品を供給してくれました。彼らは私が法輪大法修煉者だと知っており、心配しないのです。
湖北省のお客さんがいます。2004年のある日、彼は商品の代金を求めに新疆自治区に行きました。しかし、相手が理由をつけてお金を返さないため、彼は怒り出して心臓病が再発し、列車に乗ったまま死んでしまいました。当時、私も彼から5千元を借りていました。私が彼の死を知ったと同時に、彼の妻から電話がかかってきました。しかし、私が彼女に彼のことを尋ねると、彼女は夫の死を隠しました。というのは、彼女は夫の死を知られたら、私がお金を返さないことを恐れたのです。私は彼女に「私はあなたを助けてあげられないのが残念ですが、借りたお金は必ず返します。彼に何があったのか教えてください」と言いました。そして、彼女はやっと本当のことを教えてくれました。彼女は「以前、夫はあなたのことを信用できる。あなたなら絶対にお金を返してくれると言ったことがあります」と私に言いました。なぜなら、彼は私が法輪大法修煉者だと知っていたからです。その後、私は彼の妻にお金を郵送で返しました。
もう一つの出来事があります。2007年の秋、私は河南省のある工場に仕入れに行きました。帰ってきて、1万元を納めなかったことに気づき、すぐに工場に電話し、郵送で送ると告げました。当時、周りの人は私のことを理解できず、「馬鹿な人だ」と言いました。私は「そうだ。私のような『馬鹿』が少ないから、人々の道徳は恐ろしいほど下がり、このような社会になってしまった」と考えました。
法輪大法を修煉してから、私は家でも、自分の性格を変え、家事も手伝うようになり、妻の気持ちも考えるようになりました。トラブルを起こしたとき、まず自分に原因を捜し、文句を言わず、平和な家庭を築きました。妻は心身ともに変化した私を見て、法輪大法の修煉の道に入りました。李洪志師父が『轉法輪』で「われわれ一人一人がみんな内に向かって修め、一人一人がみんな自分の心性から探すようにし、うまくいかなかった場合は、自分に原因を探し、次回はうまくいくように努力し、何をしても人のことをまず考えるようにします。こうすれば、人類社会が良くなり、道徳も回復し、精神文明も良くなり、治安状況も良くなるはずで、もしかすると警察も要らなくなるかも知れません。人に管理されるまでもなく、みんなが自分自身を管理して、自分の心に向かって探すようになれば、どんなに良いでしょうか」とおっしゃいました。本当にその通りです。
しかし、私の人生に希望が充満し、法輪大法が広まり修煉者が多くなり、人々の善良な本性が目覚め、道徳が回復する兆候がみえ、人々が美しい未来を憧憬していたとき、恐怖の悪魔が降りてきました。1999年7月20日、中国共産党は法輪大法への抑圧を開始し、大法修煉者に対して残酷な迫害を起こし、1億人の修煉者を弾圧し始めました。
迫害の最初の時期、私は「政府は法輪大法のことをよく知らないから、下心のある人に騙され、間違った決定をした」と政府を信じようと思いました。というのは、私は小さいときから、「政府を信じ、共産党を信じ、共産党は人民の党で、人民のための党だ」と教育を受けてきたからです。
しかし、この邪悪の党は法輪大法への迫害を続けています。法輪大法は私に新しい人生を与え、私の命、私の家庭を救いました。法輪大法の修煉を通じて、法輪大法は人類を救う唯一の希望だとわかっています。法輪大法の恩恵を受けた私は、大法を攻撃することや、誹謗中傷することを許しません。でなければ、私は人間だと言えません。ですから、私はどんな残酷な迫害をされても、例え、逮捕、殴打、労働教養所や刑務所に拘禁されても、善意を持って、人々に法輪大法の素晴らしさを教え、嘘に騙されないように、法輪大法の真相を伝えています。
我々修煉者には敵が存在せず、慈悲な心を持ち、衆生を救うことを第一だと考えています。
以上、私の大法修煉の経歴ですが、多くの大法弟子が私と同じ体験をしたからこそ、残酷な迫害があっても、依然として法輪大法の修煉を堅持していると思います。私の体験から、正しいことと、悪いことがお分かりになると思います。私は心から「共産党の嘘を聞かないように、法輪大法の真相を聞くように、自分の美しい未来を選ぶように」と願っています。
(完)