AFP通信 中共の強制労働収容所の残忍さを報道(写真)
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 【明慧日本2013年6月1日】「その苦痛は言葉で表現できるものではありません」法輪功修煉者・王春英さんは、AFP通信(フランス通信社)の記者に、中国遼寧省・馬三家強制労働収容所で受けた拷問の実態を暴露した。



法輪功修煉者・王春英さん、AFP通信のオフィスで自らが受けた拷問を実演

 AFP通信の5月26日付けの報道内容は以下の通り。

 2007年末、強制労働収容所で王春英さんは法輪功の修煉を放棄する旨の書類にサインするよう強要されたが拒否した。その懲罰として、王さんは二つのベッドの間に両手を手錠で繋がれ、16時間もそのまま放置された。その間、飲食や睡眠も禁じられていたと、王さんは告白した。



 王春英さんは当時の記憶に辿り、警察の暴挙を次のように語った。「警官は私の両腕をもうこれ以上引っ張ることができなくなるまで、両側のベットを足で蹴って移動させ続けました」「引っ張られすぎて手錠が骨にきつく食い込んでいるのに、彼らは止めようとせず、ひたすらベットを蹴り、私に更なる痛みを与えようとしました。その苦痛は言葉で表現できるものではありません」



 現在、アメリカに住んでいる王春英さんは、法輪功の修煉を続けている。法輪功は1999年から中国で中共(中国共産党)により迫害を受けている。法輪功修煉者は強制労働収容所で受けた迫害を、ずっと世に訴え続けている。



 王春英さんは馬三家強制労働収容所で、合計5年間ほど監禁されていた。王春英さんの話によると、彼女は毎日朝8時から11時30分まで、馬三家に監禁されている数100名の法輪功修煉者と共に、法輪功を誹謗中傷するビデオなどを強制的に見せられた。その後は夜9時まで、強制労働をさせられたという。また、王さんは「化学製品の匂いが強く、多くの人が咳をし、皮疹を患いました。毎回、その化学製品の匂いを嗅ぐと、私は息苦しくなります」と告白した。



 法輪功修煉者・張蓮英さんも馬三家強制労働収容所に監禁されたことがある。2008年の北京オリンピック開催前、張さんは夫と一緒に、中国でEU職員と面会し、法輪功修煉者が中国で受けている迫害を暴露した。当局は激怒して張さん夫婦に残酷な迫害を加えた。10数名の警官と囚人らが張さんの夫を裸にし、スタンガンで電気ショックを与えながら警棒で滅多打ちにしたという。



 中国の他の収容所にも、これと類似した虐待が行われていると、出所した囚人は告白した。2009年の国連の報告によると、19万人の中国人が強制労働収容所にいると推測されている。

 法輪功修煉者・馬春梅さんは、北京天安門広場で法輪功迫害が不当だと訴えたという理由だけで逮捕され、中国東北部の吉林省の、ある労働強制所に収容された。そこで馬春梅さんは毎日、箸や爪楊枝、児童用の本を作らされ、毎日19時間も強制労働させられていたという。ある日、警官から2本のスタンガンで電気ショックを与えられた馬さんは「私は血を吐き、心臓が飛び出そうでしたが、(法輪功の修煉を放棄するという主旨の書類への)サインを拒否しました」と話した。


 馬さんはアメリカに渡ったが、去年、妹の馬春玲さんは馬三家強制労働収容所に入れられた。

 馬さんは、法輪功修煉者が中国で、警察から外部に迫害情報を流さないようと脅迫を受けているとも告白した。

 馬春玲さんは、拷問を受けたとき、窓がすべて新聞紙で覆い隠されていたという。「それは彼らが拷問の現場を目撃されるのを恐れており、人道と法律に違反しているからです」と馬春玲さんは分析した。

 

 情報によると、中国東北部に位置する遼寧省の馬三家強制労働収容所は、そもそも法輪功弾圧のために作られたものだが、法輪功修煉者の他に、囚人と請願者達も収容されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/5/29/274641.html)
 
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