河南省:元弁護士が迫害され死亡
【明慧日本2013年6月3日】河南省正陽県に在住の元弁護士で法輪功修煉者・李健さんは、法輪功を学んでいるという理由で、同省第三労働教養所に拘禁され、壮絶な迫害を受けた。李さんは拘禁中、日々15時間以上の辛い労働を強いられ、嫌がらせをされたり、睡眠をはく奪されたりして精神的に大きな圧力を感じ、心身共に疲れ果てていた。
施設側が李さんの睡眠をはく奪した卑劣な手段の一つは、一日中、辛い労働を強いられた李さんを眠らせないよう、深夜1時に李さんの父親や妻を呼び出し、李さんと面会させたという。こうして、日を追うごとに李さんの体調を衰えさせる方法が企てられた。
李さんが体調を崩した状態にあっても、施設側は嫌がらせを続け、ついに限界に達した李さんは「5分くらいの休憩をください」と言って、危篤に陥った。結局、2002年4月26日深夜3時頃、無念な思いを晴らせないまま、死亡した。
李さんが死亡してまもなく、施設側は死亡現場を偽装し、看守や受刑者を利用して証人になるよう口裏を合わせた。すでに死亡している李さんの遺体は「緊急治療」を口実に病院へ搬送されたが、李さんは「心臓病」として死亡診断書が手配された。その後、施設側は病院側などの関係部門と結託し、当人は突然、心臓病を発症したと騙し、遺体を家族に見せないなどの偽装工作を行い、李さんの死因を隠ぺいした。
かつて李さんは、ひどい拷問に耐えきれず、法輪功の修煉を放棄する旨の書類に署名をしてしまった。その後、李さんは「破棄する」とインターネットで表明した。施設側はそれを恨み、李さんに更なる迫害を加えた。