【明慧日本2013年6月27日】河北省滄州市滄県の農民・孫玉強さん(70歳男性)は、法輪功を学んでから「真・善・忍」に従って自己を律し、周りの人の評判も良く、尊敬されている。しかし昨年12月、孫さんは市場で法輪功の真相を人々に伝えていた際、警官に不当連行され、刑務所に拘禁された。
刑務所で警官は孫さんが家族と面会することを禁じ、家族が孫さんに着替えを送ることも禁じた。孫さんはそれらの迫害に対して、断食を行い抗議したが、灌食の拷問を受けた。現在孫さんは、痩せこけてかなり衰弱しているという。
中共(中国共産党)当局の司法関係者らの孫さんに対する迫害は、滄県の住民に不満をもたらした。孫さんが不当連行されてまもなく、432人の住民が署名し孫さんの解放を呼びかけた。その後も絶えず住民が拇印し、現在までに約2500人以上が拇印し、「孫さんの即時解放」を強く要求している。
昨年12月24日、孫さんは風化店郷大白頭村の市場で法輪功の真相を人々に伝えた。しかし、法輪功の真相をまだ聞いた事のない人に通報され、県公安局の警官に不当連行され、市刑務所に拘禁された。その後、公安局側が孫さんの案件を県検察院に移送し、30日に不当に逮捕状を出した。
孫さんの娘は父親との面会のために、10数回も県公安局、検察院、刑務所に申し込んだがすべて拒否され、また、父親の着替えや布団などを刑務所に持って行ったが受け取りを拒否された。
先月7日、市と県の政治法律委員会と「610弁公室」の指示の下で、県裁判所は孫さんの家族に知らせることなく、弁護士に依頼することも許さず、開廷の時間、場所、内容も公開せず、厳重な警戒の下で、孫さんに対して開廷した。裁判はわずか20分で終わり、孫さんに不当な懲役3年の実刑判決を言い渡した。
その後、孫さんの娘は不当裁判のことを知り、上訴するために弁護士を雇った。孫さんの弁護士は3回裁判所に行ったが、裁判所内に入ることすら許されなかった。弁護士は裁判官に会うことを申し込んだが、裁判官は口実を作り結局会えなかった。弁護士は仕方なく、裁判所の受付の部屋で上訴状を裁判所の関係者に渡すと、関係者にいろいろと聞かれ書面に記録された。
先月27日孫さんの弁護士は、やっと裁判所で孫さんの案件の文書を読むことを許された。しかし、裁判所で裁判官・李莉は孫さんの弁護士に「あなたに犯罪暦がないこと、違法行為がないことを示す証明書を出しなさい」と要求した。弁護士はその時、そのような証明書を持って行っていなかったため裁判所から追い出された。
その3日後、孫さんの弁護士は求められた証明書を持参して裁判所に入り、裁判官・李莉に渡したが、李莉は「あなたは司法局から証明書をもらっていないようだね」と言い、再び弁護士を帰らせた。裁判所は上訴期間が過ぎるまで弁護士を妨害し続けた。司法関係者は本来、公平・公正・正義を守るべきだが、中共の裁判所は当局に利用され、善良な民衆に迫害を行なうための道具となっている。
孫さんは以前、無鉄砲でとても短気な性格だった。その短気のひどさは近隣の村まで有名で、皆が孫さんに近づこうとしなかった。孫さんは40代で色々な病気を患い、よく薬局に通っていた。性格が悪い孫さんは益々気が短くなったが、ある日、友人が孫さんに「法輪功を修煉してみませんか? 法輪功は宇宙の特性『真・善・忍』を基準とし、嘘をつかず、善念を抱き、良い人になることを教えているのです。たとえ殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さない功法です」と法輪功を紹介した。それを聞いて孫さんは法輪功を修煉し始めた。その後、修煉するにつれ、孫さんは性格が良くなり、健康も取り戻し、仕事の時は若者よりよく働いた。そのうえ孫さんはいつも、他の人のことを優先に考えるようになり、他の人の仕事まで手伝っていた。欠陥のある道路を一人で黙々ときれいに修理したこともある。人々は「孫さんは法輪功の修煉でまるで別人になったね」と言っていた。
このように良い人へと変わった孫さんへの迫害に参与している人に言う。法輪功修煉者は最大の善意を持って民衆を救っている。法輪功修煉者に対する迫害は、悪の種を撒くことで悪報を得ることになる。自分のために早く迫害を停止しなさい。
滄州市の同郷の人々よ、法輪功の真相を探し、中国共産党当局の本質を見破ってください。「天が中国共産党を滅ぼす」のは天意です。法輪功修煉者を支持し、正義と善良の側に立つとき、自分と家族にきっと良い未来があります。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)