【明慧日本2013年7月17日】
「我々は彼をサポートすべきだ」
「そうだ。彼は間違っていない。ただ、体が健康になる気功を信奉しているだけなのだ」
「僕は黒板にハートを描き、その下に『自由な呂さん』と書きます。どういう色がいいかな? そうだ、黄色は東方では幸運を、緑は生命力を象徴しているのだ」
「提案があります。撮影する時、私達はみんな手を一つに握り、呂さんの写真を手に持ちます。私達はいつも呂さんと心が一つであり、永遠に彼を支援し、一方、彼への敬意を表明します」
ここは中国から遠く離れたドイツのある教室。育成訓練に参加したエンジニア達が休憩時間中に、中国の人権状況について話していた時の会話である。ドイツ、モロッコ、トルコ、ロシアからやって来たエンジニア達は、中国人エンジニアで法輪功修煉者の呂開利さんの事例を聞いて、大変驚き、一致して中共(中国共産党)の迫害を厳しく非難した。
善良なエンジニアが何度も迫害される
明慧ネットの報道によると、呂さんは元大連クレーングループ工事技術情報部のエンジニアであった。同僚の彼への印象は、優しくて穏やかであり、法輪功の修煉を始めた後は、「真・善・忍」の原則に従って自分を律し、真面目にコツコツと働き、毎年会社で優秀な社員、優秀な技術者として選ばれていた。
このような優秀なエンジニアが法輪功を修煉しているというだけで、何度も迫害された。2005年10月13日、呂さんは不当に連行され、その後、遼寧省の3カ所の労働教養所や刑務所に拘禁され、23種の拷問を受け、懲役10年の判決を言い渡された。盤錦刑務所で呂さんは毎日3時間、連続5日間、電気ショックを受けた。その上、不運にも上の階から転落して、半身不随になった。現在、呂さんは錦州刑務所に拘禁されている。1年半前に呂さんと面会した家族の話によると、「下肢を全く動かすことができず、腰椎、仙椎、くるぶしなどを骨折し、馬尾神経が損傷しており、腰椎、足首などの骨折部はプレートによって支えされている。身体が非常に衰弱し、便や尿を失禁していた」という。
ヨーロッパからの正義の声
呂開利さんを支援する、ドイツ、モロッコ、トルコ、ロシアからやって来たエンジニア達
ロシア出身のエンジニア・ミシェルさんは「呂さんの人権がひどく侵害されていることは、はっきり分かっています。今日の社会で法輪功修煉者が迫害され、拷問がこれほど濫用され、本当に酷いです。私は呂さんが引き続き修煉を堅持し、身に加えられたすべての不公正を阻止するため、私はあなたをサポートします。呂さん、勇気をもってください」と語った。また、呂さんの家族に対して「私はあなた方がこの苦境の中でも、呂さんとずっと一緒であり、共に団結して、奮起し、最後まで放棄しないで欲しいと願っています」と語った。
ドイツ、モロッコ、トルコなどの国からやって来たエンジニア達も呂さんを支援すると表明した。