文/中国の大法弟子
【明慧日本2013年8月6日】師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私は1995年の末に修煉を始めました。1997年7月、共産党が法輪功を迫害して以来、北京へ陳情に行ったために、不当に拘束されたことがあります。過去に何度も、罪がないのに嫌がらせを受け、家族にもプレッシャーをもたらし、そのため、修煉も多くの魔難に遭いました。しかし、師父のご加護の下で、今日まで歩むことができました。修煉の一つ一つの経歴を書き記して、みなさんと互いに励ましあいたいと思います。
一、心震える授業で真相を伝える
教師として、私は生徒を真相を伝える対象、私が済度しなければならない衆生であるとみています。学校が始まってからの1時間目から期末の最後の授業まで、 真相に関連付けられる授業の内容や情報があれば、私は必ず見逃しませんでした。放課後、個別に機会を見つけて脱退を勧める中で、心を込めて行ったときは、 効果が良いのです。教室で公に真相を伝えることについてですが、「風雨天地行」がやっと出てきた時、私はグループレッスンでの合併授業で放映した事から、 嘘に惑わされ毒害を受けた生徒に告発されましたので、その後、恐れる心から、安全を口実にしてやりませんでした。
2011年6月のある火曜日の午前中、私は四つの授業を受け持ち、同じ専門の二つのクラスが、前後それぞれに2時限ありました。1時間目の後、私は休憩室 に行き、2時限目の授業で人数を徹底的に調査した時、「1クラスの女子生徒がショックを起こし、他の2人の同級生に支えられて寮に帰って休みましたので、3人少なくなりました」と、班長が言いました。「くれぐれも体を大事になさい、命を大切にして」と、私は生徒に話しました。3時限目の授業中、1人の女子生徒が教壇まで歩いて来て、「先生、私はめまいや吐き気で、授業になりませんので、寮へ帰りたいのです」と、囁きました。その時、私は講義をしていたので、その女子生徒に対してうなずいて同意しましたが、5分も経たないうちにまた、1人の女子生徒が教壇まで歩いて来て、「失礼します! さっきの女子生徒が、自 分で寮へ帰ることができないとメールで頼まれました(我が校の教室は宿舎から遠く、20分ほどかかり、やっと歩いて行くことができます)・・・」と、言いました。女子生徒からメールを受けたもう1人の女子生徒が言い終わるのを待たずに、私は手を振って合図し、メールを受けたもう1人の女子生徒を急いで行か せました。この時、私はちょうど一つの内容を全部話したので、思考回路はもはや制御不能になり、「1クラスの中で1人の女子生徒がショックを起こして休んでし まい、そして、あなたたちのクラスでまた1人の女子生徒が・・・、さっきみんなも見ましたね、私はもうだまっていられません。私は、自分のかつての経験を 思い出しました」と、生徒達に言いました。
私の涙はもう出てきてしまい、教室は静まり返り、そして熱狂的な拍手をして、生徒たちは私の経験とストーリーを期待していました。「私は以前に、路線バスで気が遠くなって倒れ、人に引きずり出され、道に下ろされまし た。また、かつて混んだ汽車で気が遠くなって倒れ、人に担ぎ出され、身を切られるような寒風の中で意識が戻り、その後、次の列車に乗り換えたことがありま す。私が健康で幸運にもここに立っていられるのは法輪功のおかげで助かったからです! 私が法輪功を習い始めて以来、現在まで、薬を飲んだり注射をしなくても健康で元気なので、私は心の底から私の師父に感謝し、法輪大法の創始者に感謝しています」
この時、クラスの何人かの目は涙でいっぱいになりました。その時、私ははひどく気持ちが高ぶって、声も立てないで泣いていました。教育ソフト(スライド)をマウスで操作しながら、「私はもうできません」と、思わず言うと、教室では、再び大きな拍手が起こりました。これは師父の激励でもあり、衆生が得度を心待ちにしているのだ、ということを私は承知していました。
急に、教室全体がちょうど、あるエネルギー物質に加持されているかのようになり、脳裏には、真相を伝える他には何もなく、私は教壇の上で講義していたのだ、ということもすでに思い出せませんでした。修煉のストーリーを、私は一気に生徒たちに話し、「4.25」の真相と天安門焼身自殺が人をだました手段を、生徒たちに向かってスピーディーにはっきりと説明し、最後に、「ちゃんと覚えておかなければなりません。法輪功は無実の罪を着せられました! 法輪大法は宇宙の中で最も正統で最も正しい科学です!」と、確固とし て生徒たちに知らせました(私はその時、メガフォンを持っていました)。生徒達の心が強く揺り動かされているのを私は見ました。ある学生は何度もしきりに うなずいており、修煉を始めた衆生から歓声が沸きあがっているのを、私は見ました!
学校が始まったばかりの時、このクラスは一番腕白でいたずらだと失望したのでした。「しっかり勉強するのですよ。このコースは『考査と教育の分離』に合い、不合格率が高いので勉強せずに後で後悔しても間に合いません」と、かつてこのクラスの生徒に言ったことがありました。不思議なことに、私が真相を話して以来、このクラスの授業の出席率と、真剣に授業を聞く程度は全部、4クラスの中で一番素晴らしく、期末の統一試験が終わった時、テストの成績も4クラスで一番で、追試の生徒は いませんでした。ところが、他の一つのクラスは、始まった時、授業を聞くのは一番真面目だと思いましたが、試験の結果は最も悪く、3人の不合格が出たのです。
「この話を聞いて、皆さんは、この世の人は見た目ではたいしたことがないと思うかもしれません。町にいろいろな人がいて、だらしない格好をしている人もいます。田舎で貧しい生活をしている人もいれば、一部の都会の人は俗気にまみれており、さらには金持ち ぶりを見せびらかす若者もたくさんいます。人類社会はこのような社会であり、皆が大手企業に勤務し、社長になるわけにはいかないので、ほかの人はほかの仕事に就くようになります。芸術に携わりスターになる人は限られていますが、どんな仕事をしても同じです。階層は人類社会が形成した社会形式であり、生命の 階層ではありません。ですから、生命は皆ただものではなく、外見で判断してはいけません。時に、ゴミを拾う人をさかのぼって見れば、以前は宇宙で巨大な神 だったかもしれません。しかし、迷いの中で、輪廻転生の中で、彼は完全に迷ってしまい、何もかも分からなくなるまで迷ったのです。ひいては多くの生命は輪 廻の中で自分の境遇に不満だらけで、ここに来る使命が完全に分からなくなりました」(『大法弟子とは何か』)と、師父は説かれました。重ねて師父のこの説 法を勉強して、すべてがこんなに親切で自然体だという感があり、法の奥深さに対して、新しい認識と新しい発見がありました。
(続く)