昨年7月6日朝8時頃、曲さんがバスを待っていた時、バス停で青泥洼派出所の警官に連行され、大連市刑務所に拘禁された。その後、警官は曲さんの自宅の家宅捜索を行い、1000元を没収した。
曲さんは刑務所で断食をして抗議を行ったが、警官に灌食された。警官は曲さんに灌食した際、誤ってチューブを気管に挿入したため、曲さんは死ぬほどの痛みで気を失いそうになった。それでも、警官はチューブを挿入し直して灌食を続けた。灌食が終わると、曲さんは瀕死状態だったが、警官に背中を蹴られて手足を手錠で地面に固定され、鉄製の環に繋がれた。
曲さんは夜10時ごろ危篤に陥り、病院に搬送された。その10日後、曲さんは病院から刑務所に連れ戻されたが、その日の午後に再び灌食された。警官は灌食をしながら「断食しても無駄だ。死んでも釈放しないぞ」と脅迫した。
翌日の午前、警官は引き続き、曲さんに灌食した。午後5時頃、曲さんは昏睡状態に陥り、瞳孔が開いて再び病院に搬送された。その後、曲さんは解放されたという。
拷問のイメージ図:残酷な灌食 |
中共(中国共産党)当局が法輪功に対する迫害を開始して14年来、曲さんは法輪功を学んでいるという理由で、様々な迫害を受けてきた。
2000年4月28日、金州区公安局、竜王廟派出所の警官は待ち伏せをして、法輪功修煉者・曲さん、許志斌さん、姜波さん、劉述春さん、金峰さんの5人を不当に連行し、竜王廟派出所で拷問を加えた。警官は5人の修煉者に対し、両足のつま先が地面につくぐらいの位置で両腕を吊り上げ、そして、約25キロの水が入ったバケツをそれぞれの腕にかけた。5人はあまりの痛みで気を失ったが、目を覚まされて再びバケツの水をかけられ、午後4時~夜12時まで繰り返し続けられた。そのうえ、警官は修煉者5人にヘルメットを被せ、木の棒で猛烈に頭部を叩いたり、ボクシング用のグローブで顔を殴ったりした。
その後、5人は金州刑務所に拘禁された。曲さん、許さん、金さんの3人は断食をして迫害に抗議して解放されたが、劉さんと姜さんは実刑判決を宣告されて刑務所に送られた。
2000年12月~2001年8月まで、曲さんは大連市労働教養所に拘禁された。教養所で曲さんは法輪功の修煉を放棄することを強いられ、警官に数本のスタンガンで足の裏、ひざの裏、わきの下、顔、口、生殖器に電気ショックを加えられた。
2003年1月11日、中山区公安局の警官は曲さんの勤務先・印刷工場へ行き、曲さんを不当に連行し、姚家刑務所に拘禁した。曲さんは刑務所で尋問を受け、暴力を振るわれて目を負傷した。その後、警官は証拠を捏造し、曲さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。
曲さんは市刑務所第3監区に拘禁された。刑務所側は、家族が曲さんに生活用品を購入するためのお金を渡すことも許さず、面会も許さなかった。
刑務所で曲さんは殴打されたり、侮辱されたり、虐待されるなど、心身共に迫害を受けた。