警官も済度すべき生命
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧ネット2013年8月30日】私と同修はみんな70代の年配の大法弟子です。私たちは師父の要求に基づいて、しっかりと三つのことを行い、ほとんど毎日外へ出かけ、人を救い、神への道を確実に歩んでいます。

 先月13日午前9時頃、私達がスーパーの入り口に到着して、DVDを取り出し、人々に配ろうとした時でした。突然3人の私服警官に後ろから囲まれ、私達が持っていたかばんを奪われました。そのかばんの中には、冊子、DVD、財布が入っており、しかも同修の財布の中には身分証明書も入っていました。あまりにも突然起きた出来事で、私達の頭は一瞬真っ白になりました。しかし、すぐに身分証明書を決して警察の手に渡してはならないと気づきました。私達は一方で、「大法弟子を迫害する警官を操っているすべての邪悪な生命と要素を一掃する」と正念を発し、一方で、警官に財布を返すようにと叫びました。警官は慌ててカバンを引っ繰り返し(この時多くのやじ馬が集まって来ました)、ハンカチに包まれたものを調べようとした時、私は急いで「これがそうです!」と言いました。警官は嘲笑しながら「これがお前の財布か」と言って、その財布を同修に返してくれました。

 私達は引き続き正念を発しました。その時、警官は私達を車に無理に乗せようとして、同修が乗せられました。私は車のドアを握って断固として乗ろうとしませんでした。その時、師父のお言葉が脳裏に閃きました。「たとえどのような環境にあっても、邪悪の要求や命令、指図には従わないようにしてください。皆さんがみな、このようにすれば、環境はこのようなものではなくなります」[1] 警官は偽善的な態度で「お前達は我々の公務の執行に協力しなければならない」と言いました。私は大声で「私は盗んでもいないし、奪ってもいません。人殺しもしていなければ、放火もしていません。法律を犯すようなことは何もしていないのに、なぜ車に乗せるのですか?」と言いました。警官は「お前は抱えて乗せられるのを待っているのか?」と憎々しげに言いました。私はただ「私は神で、誰も私を動かすことはできません!」と固く念じていました。その時、警官がまた私の服を引っ張ろうとしました。私は彼を睨みつけながら「何をするのですか! 手を放してください!」と言うと、彼はすぐ手を放しました。私は師父が私の側で弟子を加護して下さっているのをはっきりと感じました。

 真相を伝えて衆生を救う 警官も済度すべき命

 ほんの少しの間に、やじ馬が大勢取り囲んで、警官に「何が起きたのですか」と聞く人もいました。中共(中国共産党)に騙され、操られた警官は「法輪功を修煉するのは違法だ」と言いました。私は「真・善・忍を修めることのどこが違法ですか? 良い人になるのも違法ですか? 憲法第35条には信仰の自由の規定があります」と堂々と言いました。私がそう言うと、警官もそんなに威張らなくなりました。

 車に乗せられた同修も正念を発していました。数分後に、車を警備していた警官が車を離れ、彼女は急いで車から降りてきました。その時、私は同修が車から下りてきたのを見て、急いで同修に「早く正念を発しましょう」と言いました。警官は「お前らは何を言っているのか」と聞き返してきました。ちょうどその時、群衆の中から1人の年寄りが飛び出してきて、「お前らは法輪功の資料を配り、毎日、人に対してあれこれ言って、子供さえ見逃さない」と憎々しげに大法を中傷し始めました。人々は真相をまだ知らないと見て、私は彼に言いました。「法輪功を修煉することにより病気を追い払って健康を保ちます。何か不都合なことがありますか? 私の癌も修煉によって治りました。私がよくなったので、人に教えてあげるのはよくないですか?」

 また、あの警官達に言いました。「DVDを持ち帰ってよく見てください。江沢民は嫉妬して法輪功を迫害したのです。薄煕来は生きている法輪功修煉者の臓器を摘出して暴利を貪り、神仏に対して甚大な罪を犯しました。あなた達は真相を知らず、江沢民に従って悪いことをすれば、将来すべて返さなければなりません」その時、警官の1人が電話をかけようとしましたが、私は彼が通話できないようにと発正念しました。

 師父の加持のもとで、私達は互いに協力し、とにかく真相を伝えました。時間は短いのですが、別の空間では正と邪の激しい戦いを感じました。その時、2人の幹部らしい警官が偽善的な態度で私に聞きました。「あなたはどこに住んでいますか? ビルに住んでいますか?」私は答えませんでした。「あなたの名前は何と言いますか?」私は「良い人です」と答えました。また同修は「善良です」と言いました。警官は手段を使い尽くしても目的を達成できませんでした。

 突然、私は心中苦しくなり、彼らに対して慈悲深く言いました。「私は泣きたい気持ちです」私は涙が流れ、眼鏡を外しました。私は涙に咽びながら「将来、淘汰される時、あなた達はどうするのですか。警官だって済度されるべき生命ですよ」と言いました。この慈悲深いエネルギーを持った言葉は命令を下したかのように、警官達はすぐにすべて去って行きました。これは本当に「慈悲は能く天地の春を溶かし、正念は世中の人を救う可し」[2]です。

 常に内に向けて探し 師父の加護の恩に感謝します

 帰って来た後、私達は内に向けて探しました。この頃、DVDを配ることに執着して、順調な時、歓喜心が生じ、いつの間にか、 仕事をする心 が出てきたことに気づきました。同修達も私達に手伝って探してくれました。普段容易に気づきにくい人心を見つけてくれました。これらの汚い人心を取り除くよう師父の加持をお願いしました。同時に、師父の偉大なる慈悲に対して、弟子を加護してこの難関を突破させてくださったご恩に感謝しました。私たちは法を正す最後の時期に、法をしっかり学び、事が起きれば内に向けて探し、多くの人を助け、師父に少しでも安心していただきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「大法弟子の正念は威力あるものである」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/24/278583.html)
 
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