師父の慈悲なるご加護のもとで法輪大法を修煉する(二)
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文/シアトルの大法弟子

 明慧ネット2013年11月5日】2012年の後半、私は師父の『二十年説法』を読んで、時間の緊急性をより強く感じるようになりました。師父は「さらに進むと、皆さんも目にしましたが、邪悪の力はすでに足りなくなり、旧勢力が大法弟子を試すための邪悪な環境、邪悪の圧力の下で衆生を救い済度するこの環境は徐々になくなります。なぜなら、邪悪は足りなくなったからです」[2]と説かれました。師父はまた「私たちはほかでもなく、できるだけ多く、早く救い、時間がやってくる前により多くの生命を救うのです」[2]とおっしゃいました。

 師父は私達に「人間がいったん、中共邪党から脱退すると声明すれば、これ以上中共邪党のそれらの邪悪の要素と現在宇宙の中のまだ法によって正されていないそれらの神に管理されなくなり、態度を表明した生命に帰属し、このような人は未来に属し、正しい作用を果たす神によって管理されます」[3]とおっしゃいました。

  私のたくさんの親友や親戚、同僚、同級生、学生はまだ三退していないではありませんか! 彼らはすべて私と縁のある人で、くれぐれも彼らを落としてはいけないと思いました。そこで私は紙切れにばらばらに書かれた電話番号を小さいノートに集めて、その中には夫の友達や学生、息子の同級生の電話番号もありました。私は1、2カ月間かけて集中して一通り電話をしました。とても効果が良かったのです。

 ここでいくつかの例を挙げます。1)私が以前勤めた学校の校長に脱党させること。2)元の学校の政治を担当する先生に脱党させること。3)今、助教授をしているかつての私の学生を脱党させること。

 まず、何人かの校長を脱党させた話をします。私が昔勤めた学校は、地元で比較的声望のある実験校でした。現職の校長、退職した校長、他の学校に転勤した校長が結構大勢いました。私はまずすでに退職した校長の家に電話をかけました。私は彼に法輪功真相を伝えたことがあります。その時、私は「申し訳ありませんでした。昔、学校にいた頃、私はあなたと対立したことがありました。それはすべて私の間違いでした。あの時私は法輪大法を修めておらず、いつも争って、勝ち気で、あなたを傷つけました。今思い出してとても恥ずかしいです。私はあなたに申し訳なく、心から謝りたいと思います。お許しください」と言いました。彼はそれを聞いてとても感動して、「私だって、あなたに申し訳ないことをしましたよ」と言いました。私は「もう済んだことだから、水に流しましょう。私は今、法輪大法を修めており、常に万事は真・善・忍に基づいて行動しています。もう再び他人を傷つけることは致しません」と言いました。私はまた彼の息子や孫の情況を聞きました。孫の話になると、彼はとても喜んで笑いが止まりませんでした。私はこの機会を利用して、彼に三退して平安を守るよう、自分のため、家族のため、素晴らしい未来を得るため、党、団、隊を脱退して欲しいと言いました。私は彼に「吉祥」という名前で三退をしてあげました。

 2人目の校長は50代の女性で、もう転勤していました。その日はちょうど北京から帰って来たところで、私から電話があるとは思わなかったと言いました。私の声を聞いたのは本当に久しぶりで、今日聞くことができてとても嬉しいとも言いました。私は若い頃の思い出話から切り出し、現在、法輪功を修煉して、75歳になってもとても健康で、まったく病気がないと言いました。彼女はそれを聞いてとても羨ましがっている様子でした。私はさらに三退で平安を守る話をしました。彼女は、北京でもある程度その話を聞いたと言い、私はすぐにその弾みで仮名をつけて三退させました。

 3人目の校長兼党の書記は実力派で、もう退職していました。私はまず長年、私のために銀行に証明書を提出してくれたことに対して、感謝の意を伝えました。現在国内には、海外に在住する元職員が健在であることを勤め先が証明できれば、退職金は国内の親族が代わりに受領できるという不文律があります。私は毎年の年末になると、この校長に手紙を出したり、或いは電話をしたり、挨拶をしたり、ついでに真相も伝えていました。私は、「長年私のためにこんなにしてくださったことに感謝します」と言い、また「あなたのご家族が平安でありますようにと願っています」と言いました。私は三退について話し、また四川大地震の時、三退によって平安が守られた話などをしました。彼女は私の話を信じると言っていましたので、私は彼女と彼女の夫を一緒に脱党させました。

 次は私の政治科の先生の三退の話をします。私は師範学校を卒業して57年になります。私の当時の政治科の先生はすでに94歳の高齢です。卒業して以来この長い年月の間、ある種の縁によって、私達は何度も出会い、時には電話での連絡もありました。数年前、私は彼女に電話して、法輪功の真相を伝え、また『共産党についての九つの論評」』についても話しました。彼女はいつもとても恐れて聞いていました。毎回、私のニックネームを呼びながら、「美ちゃん、美ちゃん、もう言わないでちょうだい、言わないでちょうだい」と言いました。しかし、次に電話をすると、彼女は相変わらず電話に出て、相変わらず話を聞いてくれました。それは彼女の善根でしょうか!

 今回電話をかけた時も、私は心の中で、「彼女はもう94歳です。まだお元気かしら? 電話に出られるかしら?」と呟きました。私は正念を発しながら、電話をかけました、電話の向こうから、彼女の年老いた力強い声が聞こえてきました。彼女は健在で、今も私の電話を待っています! 94歳になっても依然として耳も遠くなく、反応も敏感でした。私は彼女のその達者な様子を褒めて、それから彼女に三退して平安を守るよう話しました。以前に何度か電話で真相を話した下地があって、彼女はすぐに三退に同意しました。彼女は古い党員で、一生政治を教え、共産党の主張を一生宣伝し、共産党の本を一生暗唱してきました。しかし彼女には切実な苦しみ、悲しみがありました。彼女の夫は国民党時代に三青団に入ったことがあり、そして国民党でいくらかの仕事をしたため、一生審査を受け、政治運動の際、毎回必ず吊るし上げの対象となりました。彼は憂鬱で願い通りにならず、とても早く亡くなりました。彼らはとても仲の良いおしどり夫婦だったので、彼女の辛さは相当なものだと分かります。特に彼女の長男は、宜昌地区のある燐の鉱山に下放され、過度の採掘により、地すべりが起き、息子一家と全村の人がすべて山崩れによって生き埋めになり、死亡しました。1人の孫だけが祖母の家に預けられていたため、助かりました。これも彼女の心の中の永遠の痛みです。『共産党についての九つの論評』を聞き、法輪大法の真相を聞いて、彼女はどうして自分の人生にこれだけ巨大な苦痛をもたらした共産党から脱退しないのだろうか? 私は彼女がこの日を待っていてくれたことを本当に嬉しく思いました。

 私のある学生は北京の博士課程の大学院生です。数年前、私は彼に電話をして、大法の真相を伝え、『共産党についての九つの論評』についても話しました。しかし、三退はしませんでした。今、天が中国共産党を絶滅するのは間近で、私は早く彼を探して、三退させなければならないと思いました。私は数年前の彼の携帯電話の番号を見つけ、電話をかけてみました。電話に出てきたのは別の人でした。その人にこの電話番号の元の持主を知っているかどうかを聞くと、知らないと言いました。彼は電話会社からこの番号を得たそうです。私は、「それなら、あなたに真相を伝えましょう」と言いました。私は「法輪大法は人を真・善・忍に基づいて良い人になるように教え、今はすでに100余りの国と地域に広く伝わっています。人に良い人になるように教えることは間違っていません。中国共産党は良い人を迫害し、佛法を誹謗中傷しており、これは道義上許されません」と言い、また「貴州の大きな石に『中国共産党亡』の六文字があり、多くの科学者が調査した結果、その六文字は自然に形成された天然のもので、人工的に刻んだものではないことがはっきり分かりました。つまり中国共産党が絶滅するのは天意で、誰も止めることはできません」と言いました。最後に私は「あなたは天の意行に沿って、心の中から中国共産党から脱退し、一生共産党のために奮闘するとの宣誓を破棄すると表明すれば、平安が守られます」と説明しました。彼はそれを聞いて賛成し、結局家族全員、彼と彼の妻、2人の小学校に通う子供達が三退しました。「法輪大法は素晴らしい」もしっかり覚えました。

 私の学生が見付からなくて、私は引き続き彼を探しました。私は彼が前に住んでいた宿舎の電話番号を探し出し、電話をかけました。電話に出た人は「彼は私の先輩です。博士課程で勉強していた当時、ここに住んでいました。今彼はすでに助教授になりました」と教えてくれました。私は彼の新しい電話番号を教えてもらいました。彼はまた聞きました。「あなたはどこからかけてきたのですか? 彼とどんな関係ですか?」。私は「私は彼の先生です、米国からかけています」と言いました。彼らはそれを聞いてから、とても興味を持って、「先生? 米国から! あなたは何を教えたのですか?」彼らはみんな海外留学をしたいのが分かっているので、私は笑って「私は彼の啓蒙の先生で、小学校の国語を教えていました」と言いました。「小学校の国語の先生ですか? こんなに経ってもよく彼を覚えていますね」と言われ、私は「はい、彼の顔、声、常に私の目の前に現れます。その他の同級生も同じですよ。私はいつも彼らを覚えていて、彼らが一生無事であるよう望んでいます。だからこの電話をかけたのですよ」と言いました。彼らは「私達にも、平安を守る方法を教えていただけますか? 私達も博士課程の大学院生で、彼の後輩です。6人はここの宿舎に住んでいます」と言いました。私は法輪大法がすでに100余りの国に広く伝えられていることや、『共産党についての九つの論評』についても話し、また国を愛することと党を愛することとは違うとも話しました。また3退をして平安を守ることができると言いました。彼らはとても集中して静かに聞き、それから私は六つの仮名を作って、彼らに脱党させました。

  私の学生を探す過程で、ついでにまた6人の博士課程の院生を救いました。私は、これはすべて師父の按排だと思いました。最後に私はついにその学生を見つけ出し、彼を三退させました。他にも、私の学生、友達を三退させた話はたくさんありますが、ここではもう一つ一つ述べることはしません。

 (続く)

 (2013年米国西部国際法会で発表)

 注:

 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪法解』

 [2] 李洪志師父の経文:『二〇年説法』

 [3] 李洪志師父の経文:『明慧ネット十周年法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/26/281725.html)
 
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