吉林市留置場の警官「死んでも関係ない」
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 【明慧日本2014年2月14日】無実の罪に陥れられた大学の若い教師で、法輪功修煉者の車平平さん(女性)は、迫害に抗議するため60日余り断食を行ったが、警官に灌食されて生命の危険に晒されていた。車さんの弁護士が昨年12月22日、吉林市留置場に行った時、2006年に同留置場で灌食されて死亡した法輪功修煉者・王建国さんのことに言及すると、側にいた警官は軽蔑した表情で「王建国が死んでも私達には何ら関係ない」と言った。

 警官の狂気じみた言葉から、中共(中国共産党)当局の司法人員の狂暴さ、法律と人類の尊厳を軽蔑していることが見て取れる。 

 王建国さんの家は「武術館」を開いており、王さんの父親は徳を重んじる武術界の達人である。1995年5月、王さんと父親は法輪大法と出会い「真・善・忍」の教えに基づいて更に高尚な人になるように努力し始めた。 

 2006年3月2日、王さんと妻・趙秋梅さんは南京派出所の警官に連行された。趙さんは不当に労働教養1年を宣告された。王さんは南京派出所で自白を強いられた後、吉林市留置場まで不当に連行された。王さんは断食をして迫害に抗議したため、警官に40日間灌食されて死亡した。享年30歳。

 4月13日、王さんは家にテントを張り「良い人になろうとする人が迫害され、天理が許さない」と書いた紙を貼り、「40日後に留置場で惨死」の横断幕を掛けて王さんを供養した。

 4月30日午前5時過ぎ、40~50人の警官(うち5、6人の女性警官)が13台の車で王さんの家に来て押し入り、家の前の道路を全て封鎖し、テントを壊した。

 車平平さん(40)は法輪功を学び、迫害の真相を伝え続けたために、25歳のときから何度も洗脳を受け、今でも苦しめられている。車さんの両親は常に心配して体調を崩し、2人とも死亡した。 

 昨年10月18日午前、吉林市北山派出所の警官は、車さんの家の周囲で待ち伏せ、7時過ぎに家の中から出てきた車さんを突然不当に連行した。現場にいた老婦(60代)も一緒に連行された。 

 車さんの弁護士は「車さんは法を犯していないため、直ちに無罪解放すべきだ」と主張している。

 誰が王建国さんを殺害したのか? また、誰が車さんを不当に連行したのか? そして、誰が留置場での迫害に加担しているのか? 彼らは、このすべてに対していずれ責任を負わなければならない。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/12/25/284458.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/2/6/145253.html)
 
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