【明慧日本2014年3月27日】米国イリノイ州議会は先月26日、全員一致でHRO730号決議案を可決した。決議案は、中共(中国共産党)当局に対し、法輪功に対する迫害を即座に停止することを要求した。また、法輪功修煉者からの生体臓器狩りを全面的に阻止するため、中共の臓器移植の実態を調査し、臓器狩りとその移植に関わった医師の入国を禁止するよう、強く求めた。
決議案
決議案の訳文は以下の通り。
法輪功は、「真善忍」を価値観としており、五つの功法を通して、心身ともに健康になることができる平和的な修煉方法であることに鑑み、
法輪功はすでに、中国及び他の国々と地域の数千万人に恩恵をもたらしたことに鑑み、
米国務省、米国際宗教信仰自由委員会、アムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、及び他国と第三者組織の報告によると、1999年7月~現在に至るまで、法輪功修煉者がずっと中共当局から迫害を受けていることに鑑み、
法輪功迫害に拷問が広く使われていることに鑑み、
中共当局は「名誉を汚し、経済を破綻させ、肉体を消滅する」という迫害政策をずっと取ってきたことに鑑み、
拷問によって、すでに3700人の死亡が確認された。その中には臓器がなくなった遺体もあることに鑑み、
米国務省は2011年に、各国の人権実践の報告書で「海外と国内のマスコミ、及び支持団体が絶えず中共の臓器狩りの実例を報道している。特に、法輪功修煉者とウイグル族からの生体臓器狩りを指摘したことに鑑み、
カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏と、カナダ前アジア太平洋地域の長官デービッド・キルガー氏との、共同著書『血まみれの生体臓器狩り:中共により法輪功修煉者の生体臓器狩りの疑惑の調査報告』に鑑み、
キルガー氏とマタス氏が、調査報告書の中で、臓器狩りが事実であると断定したことと、数万人の法輪功修煉者が臓器狩りの対象になり、すでに亡くなったと推定したことに鑑み、
略奪してきた臓器は刑務所と繋がりのある病院で移植に使われている。移植患者は中国以外の人が多く、アメリカ人もいることに鑑み、
調査員でジャーナリストのイーサン・ガットマン氏は、2000~2008年の間、約65,000人の法輪功修煉者が臓器を強奪されて死亡したと推測した。このほか、少数民族と一部の宗教信者も臓器狩りの犠牲者になった可能性もあるとみていることに鑑み、
2012年5月、法輪功迫害追跡調査国際組織は、調査員と中国の高級官僚との電話での会話録音を公表した。録音の中で一部の官僚は「北京政府が法輪功修煉者の生体から臓器狩りをしていることを把握している。一部の部門も関与している」と明言したことに鑑み、
ミネソタ大学公共衛生学院の人権・衛生の主任で、カークC.アリソン博士は2006年、米下院監督下で開かれた国際関係委員会の公聴会で「確たる証拠は、法輪功修煉者は中国で臓器ドナーにされていることが事実であると示すこと、及びそれに関する道徳責任」と題する報告で証言したことに鑑み、
よって、イリノイ州第98回下院議員は以下のことを決議する。我々は中共当局に法輪功修煉者への迫害を即座に停止することを求める。さらに我々は、法輪功修煉者の生体から臓器狩りをして移植を行う際、中国の臓器移植実態を調査し、状況に見合った行動を取るように、米連邦政府と大統領に求める。
法輪功修煉者の臓器で移植を行った如何なる医師も、入国を禁止することを米連邦政府に求める。
この決議案のコピーは本州の法輪功修煉者、オバマ大統領、駐米中国大使・崔天凱氏に提出する。