ヨーロッパ議会 「生体臓器狩り制止」を求める緊急議案を採択
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 【明慧日本2014年3月25日】ヨーロッパ議会は昨年12月12日、年度末の全体大会で、議員達の投票によりある緊急議案が採択された。それは、中共(中国共産党)は良心の囚人、及び宗教信仰団体と少数民族に対する生体臓器狩りの行為を直ちに停止するよう求めるものである。この決議は、EU(欧州連合)に中国国内の生体臓器移植、およびこのような不道徳な行為と迫害に対して、全面的かつ徹底した調査を求めた。決議は同時に、中共に対し、法輪功修煉者を含むすべての良心の囚人を直ちに解放することを呼びかけた。

二零一三年十二月十二日,欧洲议会在最后一次全体大会上通过了紧急议案,要求“中共立即停止活体摘取良心犯、以及宗教信仰和少数族裔团体器官的行为”。

昨年12月12日欧州議会が中共の生体臓器狩り停止を求める決議を採択

 欧州議会に提出された中国での生体臓器狩りに関する決議の結果

 一、中国が許可しているシステム化された、良心の囚人の同意を経ていない生体臓器狩りの報告に対して深く関心を表す。しかもこの情報は信用でき、中国で大量に発生している。これらの良心の囚人は深い信条のため監禁された法輪功修煉者とその他の多くの信条宗教団体と少数民族も含まれている。

 二、(中国が宣言した)2015年までに徐々に死刑囚からの臓器摘出を停止する方法について受け入れることはできない。中国政府に「直ちに良心の囚人と信条宗教団体と少数民族の人々に対して強制的に臓器を摘出することを停止すること」を呼びかける。

 三、中国の生体臓器狩りの問題を提出するよう、EUと各加盟国に呼びかける。そして、中国の臓器移植を濫用する行為を公然と厳しく非難するよう、EUと構成国に提案する。中国へ旅行する本国の人に対してもこの問題の認識を高めさせる。中国の生体臓器移植に対して全面的かつ徹底的な調査を行い、このような不道徳な臓器移植に加担する人に対して起訴を行うようEU諸国に呼びかける。

 四、国連の拷問等に関する特別報告官、宗教と信仰の自由に関する特別報告官が、中国で大量に行われている臓器移植手術の臓器の出所について説明するよう要求しているのに対して、中国政府は明確に返答し、そして報告館らが中国での生体臓器移植の調査を行うことを許可するよう中国当局に呼びかける。

 五、直ちに法輪功修煉者を含むすべての良心の囚人を解放するよう中国政府に呼びかける。

 六、本決議をEU理事会、委員会、委員会の副主席/EU外交・安全保障政策上級代表、EU人権特別代表、国連事務総長、国連人権理事会、中国政府と中国全国人民代表大会に送るよう、EUの主席に指示する。

 欧州議会議員が直ちに生体臓器狩りを停止するよう中共当局に要求

 この議案は欧州議会の多くの党によって共同で提出された。投票前の弁論会で多くの議員が「欧州議会が、できるだけ早く中共のこの非人道的な犯罪を制止するように」と呼びかけた。単独で調査した結果により、現在65,000人を超える法輪功修煉者が強制的に生体臓器狩りの被害に遭って死亡したとされている。

欧洲议会最大党基督教民主党资深议员克兰先生谴责中共活摘器官暴行

中共の生体臓器狩りを厳しく非難する、欧州議会最大党のキリスト教民主党議員のケラム教授

 欧州議会最大党のキリスト教民主党議員のケラム(Tunne Kelam)教授は弁論会で中共の暴行を厳しく非難し、「中国はすでに巨大で、暗黒かつ不道徳な臓器取引市場にまで発展し、外国人に臓器を販売しており、中国国外の医師の注意も引き起こしている。私達は中共当局に直ちにこの行為を停止するよう要求し、中国政府に対してこの事に言及するだけでなく、このような不道徳な臓器の取引を公然と厳しく非難するよう、私達もEU諸国に要求しなければいけない。すでに多くの良心の囚人の生命が奪われてしまった」

 この緊急議案を支持しているケラム教授は「私達は必ず理解しなければなりません。これは中国の問題だけではなく、ヨーロッパや米国の問題でもあります。欧米諸国の多くの人々が臓器移植のため中国へ渡っているからです」と述べた。

 エストニア外交部長「生体臓器狩りは必ず直ちに停止しなければならない」

曾任爱沙尼亚外交部长的欧洲议会议员奥尤兰女士表示,活摘器官必须立即停止

エストニアの外交部長を務めた欧州議会の議員のオユランドさん「生体臓器狩りは必ず直ちに停止しなければならない」

 かつてエストニアの外交部長を務めた欧州議会の議員のオユランドさん(Kristiina Ojuland)は弁論会で自らの考えを述べた。「このような(生体臓器狩りの)行為は必ず直ちに停止しなければなりません。これを達成するためにEUがしなければならないことは、少なくとも中国で発生した全ての不道徳な生体臓器移植の行為を公然と厳しく非難すること。そして臓器移植のため中国へ渡航する全てのヨーロッパの公民 に、彼らの手術で使用する臓器は死刑犯のものである可能性が高いと告知することです」

 欧州議会前で、各界からの支持

 ここ数日、法輪功修煉者たちは欧州議会ビルの前で横断幕を掲げて署名活動をしていた。彼らは「中共の法輪功修煉者に対する14年間も続く残酷な迫害を制止するため、もっと多くの人に手を差し伸べてほしい」と望んでいる。

 ベルギーのある議員は、請願書に署名をして中共の生体臓器狩りに反対し、自分の電話番号を残して、法輪功修煉者に連絡をとるよう伝えた。

 あるアイルランド人男性は、「アイルランドの議員は法輪功を支持している」と修煉者に伝えた。

 また、ある男性は欧州議会の言語の教師で、彼は異なる種類の言語の資料を受け取り、「資料を友人に渡します」と言った。そして「できるだけ法輪功修煉者を助けたい」と支持の意を表した。

 議会に行く途中である男性が、活動現場の前を通りかかり、歩きながら両手の親指を挙げて、「法輪功は素晴らしい、法輪功は素晴らしい、法輪功は素晴らしい」とリズミカルに大声で言った。

 数日間にわたって、フランス、イタリア、クロアチア、ドイツ、ベルギーなどのヨーロッパ国からの大型バスが、各国の観光客を乗せて、議会ビルを見学した。修煉者達は彼らに法輪功迫害の真相を伝え、彼らに「迫害されている事実を地元の議会議員に伝えてほしい」と話した。それを聞いた多くの人は「すべての議員にこれらの情報を伝えます」と表明した。

 中共の生体臓器狩りを制止するため 国際社会が積極的に行動

 12月10日の国際人権デー当日、「臓器の強制摘出に反対する医師会」(DAFOH)がスイスジュネーブで記者会見を開催し、彼らはすでに全世界の五大陸、53の国と地域で150万人の署名による請願書を国連人権高等弁務官事務所に提出した。今回の全世界における請願の署名活動のイベントは昨年7月から11月末まで行われ、中共の法輪功修煉者に対する生体臓器狩りの犯罪を制止することを呼びかけた。

 請願の趣旨

 一、中共当局に監禁されている法輪功修煉者の体から臓器を摘出することを直ちに停止するよう求める。

 二、この非人道的な犯罪行為に加担する者に反対して、更に調査を行う。

 三、生体臓器狩りの根源である中共当局の法輪功に対する残酷な迫害を、直ちに停止するよう求める。

 今回の署名活動は全世界から大きな反響と支持を得た。150万人の民意を軽視してはならない。真相は更に広範に引き続き広めるべきである。

 2013年12月6日、カナダの前司法大臣兼検察総長で、現国会議員、人権弁護士のアーウィン・コトラー氏(Irwin Cotler)は、カナダ国会で生体臓器狩りを非難する法案(Bill C)を提出した。この法案は、臓器提供者の同意を得ずに、その臓器あるいは、その他の体の部位を直接または間接的に金銭で取引するカナダ国内外の人に対して刑事的制裁を加えるものだ。同時に、移民法を改正し、国外の生体臓器狩りに加担する犯罪者に対してカナダへの入国を禁止する。コトラー氏は取に対して、「この法案を提出することで、人々に生体臓器狩りの問題に関心を持ってもらいたい。人々は法輪功修煉者が中国でどれほど酷い迫害を受けているのかはっきり分かるだろう。同時に、生体臓器狩りの犯罪を制止しなければならない。最後に、この法案は中国に対してだけでなく、どこでもこのような不法な臓器狩り事件が発生しているとしたら、カナダは全てに相応の法的制裁を加えるべきである」と述べた。

 米国会で、二人の国会議員が下院で、「中共の生体臓器狩り制止」をテーマとした「281号決議案」を共同発起した。この決議案は、中共に法輪功修煉者とその他の良心の囚人に対する強制的な臓器狩りの行為を直ちに停止するよう求めている。そして、米国務院に中共の臓器移植システムに対して全面的かつ徹底した調査を行うよう求め、人体の臓器狩りに加担した者は米国への入国を禁止し、もしすでに米国に入国している場合は起訴すると記されている。決議案はまた中共に対し、すでに14年間続けている法輪功迫害を直ちに停止するよう求めている。昨年12月9日までに、米国会はすでに164名の下院議員が連署で「281号決議案」を支持した。

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/12/13/283950.html)
 
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