広東省:女性が出国許されず 海外在住の父親は病死
【明慧日本2014年5月23日】広州市の法輪功修煉者・連信群さん(30代女性)は先月22日、再度出国の申請を却下された。連さんはこれまで数回にわたって出国を申請していたが、いずれも法律に背いたとの理由で当局に却下された。出国の目的は、初めはオーストラリアに住む連さんの父親・連兆銓さん(84)の介護をするためであったが、パスポートの発行が許可されないなか、5月9日に父親が病死した。その後も葬儀の参加などの事情も全く考慮されず、出国申請を一方的に拒否されてきた。
当局は、連さんが法輪功を学んでいるとして、普段から嫌がらせを加えたり、生活を妨害したりしていた。そして、父親の見舞い・介護・看病・そして葬儀の参加のための出国さえ禁じた。
2011年から、連さんの父親は一人暮らしで孤独のうえ、多種のひどい病気を患っていた。その間、娘が介護のために中国を出ようと出国申請をしたが、法輪功を学んでいることで許可されず、父親は娘に会えないまま死亡した。
以前から、連さんは中共の法輪功への弾圧政策のもと、幾度も迫害を受けてきた。2008年、懲役2年の不当判決を宣告され、拘禁された。獄中生活を強いられる中、連さんは高血圧が発症していた。
その後、連さんは刑期を終えて家に戻ったが、夫が海南島洗脳班と連携し、連さんは同施設まで連行された。