解放される友人を待つ法輪功修煉者 刑務所前で不当連行
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 【明慧日本2014年7月9日】吉林省吉林市の法輪功修煉者・孫鳳芹さん(55歳女性)は4月23日午前8時ごろ、吉林刑務所の出入り口で友人の王小虎さんの解放を待っていた。王さんは4年間刑務所で不当に拘禁され満期になった。しかし、突然数人の私服警官がやって来て、何の証明も提示せず、孫さんなど、王さんの解放を待っている人たちのカバンを強制捜査し始めた。そして、孫さんの財布に法輪功の文言が書かれている紙幣が入っているとして、孫さんを船営区北山派出所に連行した。同時に、ほかの修煉者4人も連行した。

 その後、警官はいわゆる「証拠」を見つけるため、孫さんの自宅に行き、家宅捜索をした。警官は孫さんの家にある法輪功創始者の写真や法輪功の関連書籍、『明慧週刊』などを没収した。

 同日の午後、「社会秩序を乱した」という罪に問われた孫さんは市拘留所に移送された。拘留所に拘禁されて10日目の5月3日、孫さんは拘留所から市留置場に移された。

 今回の連行事件は、刑務所の警官が樺甸市の610弁公室、船営区公安分局の国保大隊と結託して計画を立て、実行したものだった。孫さんたちを連行した後、警官が刑務所から出てきて、私服警官らと握手している場面が目撃されたという。

 孫さんは法輪功を学んで心身ともに健康になった。孫さんはある日突然、大出血したため成人の血液量の20%しかなくなったが、法輪功を修煉した結果、輸血をしなくとも奇跡的に快復した。このことを聞いた病院の医師も大変驚いたという。

 刑務所で刑期4年を終え、解放された王さんは法輪功修煉者である。中国共産党が法輪功への迫害を発動した後、王さんと弟は法輪功を学んでいるとの理由で、それぞれ吉林刑務所と公主嶺刑務所に7年間拘禁された。王さんは刑務所から出て1年足らずの2010年4月23日に再び、懲役4年の実刑判決を言い渡され、再び吉林刑務所に収容された。

 王さん兄弟の母親(70代)は一人で生計を立てるため、店でアルバイトをしていた。孫さんなどの修煉者たちはいつも、王さんの母親の家を訪ね、母親を慰め、できる限り手助けをし、親しい関係を築いた。しかし、王さんを迎えに行った孫さんたちも、不当に連行された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/24/293890.html)
 
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