河北省の法輪功修煉者 留置場の薬物迫害で意識障害に
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 【明慧日本2014年7月17日】河北省保定(ほてい)市の法輪功修煉者・孔紅雲さん(43歳女性)は今年1月4日、市内の新市区競秀公園派出所の警官により不当に連行され、留置場に拘禁された。孔さんは断食をして迫害に抗議したが、小さな椅子に長期間座らされたり、灌食をされたりした。

 2006年に法輪功を学び始めた孔さんは善良で、物静かで、落ち着きのある人になった。賢台郷病院に勤務していた孔さんは、法輪功を学んでいるとの理由で懲役3年の実刑判決を宣告されたことがあり、復職も許されなかった。やむを得ず、孔さんは朝市で焼きパンなどを作って売り、その収入で娘との生計を立てていた。

 刑務所から出所して半年後の2011年9月19日午前、孔さんは高開区賢台郷派出所の警官6人に家宅捜索を受け、その場で連行されて6カ月間拘禁された。

 今年1月4日、孔さんは公園で中国伝統文化を発揚する「神韻公演」を収録したDVDを人々に渡す際、競秀公園派出所の警官に連行された。

 午後4時頃、孔さんの娘は友人と共に、何度も派出所へ行き、母親の解放を求めたが、警官に追い出された。娘と友人は寒さと空腹に耐えながら、ずっと派出所の敷地内に立っていたが、夜8時半に追い出された。夜11時半、2人は再び派出所に入って、母親の解放を求めたが、当直の人が「所長が孔紅雲を留置場に連れて行った」と言った。

 2月12日、新市区裁判所は市留置場で孔さんに対して不正裁判を行った。孔さんの弁護士は法律に基づき、いわゆる「証拠」は派出所や公安局が捏造したものだと指摘した。そのため、裁判長は証拠不足だという理由で休廷した。

 留置場で孔さんは迫害に対して断食で抗議した。警官は孔さんに灌食をした後、管を抜かずにそのまま放置した。その後、受刑者が警官の指示を受け、毎回、パンを手で細かくちぎって野菜スープにいれ、パンが溶けたら、管に入れていた。警官は孔さんが自分で管を抜かないように見張り、長期にわたり孔さんを椅子に座らせ、腕を後ろ手にして手錠をかけた。

 弁護士は何度か孔さんと面会ができた。その時、孔さんは元気で意識もはっきりしていたが、先日、弁護士が再び孔さんと面会したとき、孔さんの意識はもうろうとしていた。この留置場は少なくとも2人の法輪功修煉者の食事に意識障害を引き起こす薬物を混入させた。孔さんの症状を見ると、食事に薬物を混入した疑いがあるという。

 (注:法功輪修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/27/293983.html)
 
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