河北省:裁判所前で証人が連行・迫害される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2014年6月21日】法輪功修煉者への迫害に加担する610弁公室は、法律上、正規の組織として登録されておらず、中共の中央政府機関により私的に設立されたものである。当局の法輪功への弾圧政策のもとで、610弁公室は本質的に地下組織でありながら、公安局、裁判所、検察庁、マスコミを統制する上級部門として動いている。

 こうして、中国では現在、国民も周知のとおり、中国の裁判所は中共(中国共産党)の支配下にあって独立しておらず、中共の司法部門に過ぎない。下記は、河北省皇島市の海港区裁判所が行った、現地の修煉者に対する迫害の真実の状況である。

 4月18日、同所で証人として出廷していた修煉者は、検察官に「周永康が修煉者の臓器を摘出・売買している事実を李長春が暴き、また薄熙来が8年前、ドイツを訪問するときに大使館でその臓器を摘出する犯行を認めた発言」を録音したMP3を提示した。

 それに対し、検察官は証拠物のMP3を放送し音声を法廷に流すよう許可したが、もう一人の同じ検察官はMP3の放送を妨げうえ、証拠物を提示した証人に身分証明書を出させ、裁判の続行を中止させた。

 証人であった修煉者は同所を出てまもなく、3人の警察に押さえ付けられ、後ろ手に手錠をかけられた。そして東環路派出所へ連行された。

 派出所で修煉者は所持していた金銭や資料を脅し取られ、暴行を振るわれた。続けて、ガラスの破片で皮膚を切られて採血され、拷問も加えられた。さらに2012年11月頃に1年の労働教養処分を受けていたが、それを認めないという偽りの書類に署名を強要された。

 それにもかかわらず、修煉者は秘密裏に第二留置場まで連行され、15日間も監禁された。そこで日々、ひどい暴行を加えられ、命の危機に瀕していた。

 同修煉者は2008年に不当に拘禁されたことがある。拘禁中、73日間にわたって薬の濃度が通常より十倍もする詳細不明な薬物を注射されたことで、何度も死の寸前となった。

http://www.minghui.org/mh/article_images/2005-11-26-jinzhou-56.jpg

拷問の実演:詳細不明な薬物を注射される

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/13/293405.html)
 
関連文章