明慧法会|大法をもって教育し、真相を伝える(一)
■ 印刷版
 

文/東北の大法弟子 常存

 【明慧日本2014年8月6日】(次の文へ

 私は小学校の数学教師で、17、18年前から修煉を始めました。

 一、授業の黄金時間帯に『洪吟』を教える

 新学期が始まった時、太ちゃんという男子生徒が私のクラスに転入しました。彼はよく他の生徒を虐めて、授業も聞かないし、先生の話も聞きません。私と話し合う時、彼は両手をポケットに入れて、視線は天井を見て、片足を揺らしていました。私は本当に心からこの生徒が嫌いで、保護者に転校するか他のクラスに行くことを提案しましたが、保護者はやはり私のクラスで、私に教育してほしいと言っていました。

 私の周囲に来た衆生は私と縁があるので、太ちゃんを追い出そうとすることは間違っていると分かっていながら、人心から、太ちゃんはきっと私に多くの面倒をもたらすと思いましたが、しぶしぶ太ちゃんを受け入れました。他の教師はよく太ちゃんに体罰をしたり、授業中に教室から追い出したりしますが、修煉者である私はそんなことをしませんでしたが、太ちゃんを1人席に座らせました。彼と机を共用したい生徒がいないからです。太ちゃんのお母さんはよく太ちゃんの情況を尋ねにきましたが、私が彼女に法輪功真相を伝えたら、「国」の命令に違反してはならないと言って、真相を聞こうとしませんでした。

 もう一人、愛ちゃんという生徒がいて、両親は公安関係に勤めています。他の保護者から私の業績を聞いて、わざわざコネを頼って愛ちゃんを私のクラスに入れました。溺愛された愛ちゃんは勉強が嫌いで、紀律も守りません。私はいろいろな方法で愛ちゃんを正そうとしましたが、あまり効果がありませんでした。保護者に三退について言及すると、「どんでもない! 教師であるあなたがどうしてあんなものをやるのか」と厳しい口調で叱られました。

 生徒をちゃんと教育できず、保護者も救うことができないと、私はとても落ち込みました。しかし突然、このように思いつきました。本来、私は生徒を無条件に愛さなければなりません。生徒が良い子に変わって私ははじめて彼らを愛するのでしょうか? 自分の度量が小さすぎて、自分の生徒でさえ寛容になれないのです。私はずっと生徒らの良くない習慣を直したいのですが、ただ彼らに私の観念(生徒なら生徒らしく規則を遵守するという)に合わせているだけでした。表面上、私は太ちゃんに何も悪いことをしていませんが、しかし内心ではとても消極的で彼を嫌っていました。

 それから私は強制的に生徒たちを変えようとする考えを捨てて、頭の中の古い観念を取り除くように発正念をして、生徒たちに対して寛容になり、誠意を持って彼らとコミュニケーションを取ることもできるようになりました。生徒達も私が好きで、私に褒められたがり、良くない行為と習慣も変えました。過ちを犯して私に叱られたら太ちゃんは、大泣きするようになって、以前のような何も気にしない様子は全然変わりました。

 以前、私はただ授業の余暇時間に生徒に『洪吟』や中国伝統文化の物語を教えていましたが、明慧ネットの同修の文章を読んだおかげで、大法を学ぶことは生徒の勉強と成績に影響することがないと分かりました。私は時間調整をして授業の黄金時間帯に『洪吟』などを教えて、それから授業をしました。生徒たちは授業時間が短くなったために勉強の質が落ちないばかりでなく、かえって勉強に興味を持つようになって、理解も早くなりました。太ちゃんをも愛ちゃんも真剣に授業を聞くようになって成績も上がり、太ちゃんは生徒を虐めることもなくなりました。

 伝統文化を勉強してから生徒達が変わり、保護者たちも子供の変化を私に教えてくれました。例えばある日、食事の前に太ちゃんはお母さんに厳しく叱責されても、食事の時に彼は依然としてお母さんにご飯を入れたりおかずを入れたりしました。お母さんは「お前、お母さんに怒らないの」と聞くと、太ちゃんは「親に愛される時に親孝行をするのは容易いが、親に愛されない時にも親孝行ができるような子供はすごいと先生に教えられた」と答えました。彼のお母さんは感動して泣き、「太ちゃんはすっかり変わった」とみんなに教えました。他の子供も、良くない行為をした父に道理を言う子もいて、友達の悪い行為を直してあげる子もいます。私のクラスの子供らは素質が高く、保護者たちは今後とも子供たちの良い変化を期待すると言っています。卒業する前に、私は国語の先生ではないのですが、生徒に中国伝統文化を教えました。保護者達は校長先生に、生徒らはたいへん勉強になって素質も高まったと言い、校長先生もとても喜びました。

 学校の毎回のイベントで、私はできるだけすべての生徒に能力を発表する機会を与えています。私は太ちゃんと愛ちゃんに卒業式の司会者を担当してもらいました。2人の子供は真剣に準備し謙虚に指導を受けて、歩くときと立つ時の姿勢、声、口調などを繰り返し練習しました。わがままで、人に指摘されたくない愛ちゃんの欠点はなくなって、太ちゃんも司会の仕事をとても重視しています。卒業式は大成功でした。

 家庭訪問をする際、受け取った謝礼金を返す機会を使って、私は保護者たちに真相を伝えています。卒業前に、私はすべての保護者に真相資料を渡しました。愛ちゃんのお母さんは私の手を握って「あなたの信仰を尊重します」と言って、神韻DVDと資料を受け取り、太ちゃんのお母さんは三退しました。

 (続く)

 (明慧ネット第十回中国大陸大法弟子修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/20/282156.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/12/13/143598.html)
 
関連文章