中国の離婚訴訟における奇妙な判決

 

　【明慧日本2014年8月13日】遼寧省瀋陽市の和平区裁判所は先月21日、正当な理由もなく、不当判決を下して法輪功学習者の男性に離婚させた。判決の根拠は、元妻が同市和平区公安局で、夫が2012年に法輪功を学んでいるとの理由で洗脳班で拘禁されたことを証明した事だという。

　原告の女性は法廷で、夫が法輪功学習者であることを強調した。一方的に男性と離婚することを申し出たことに対し、子供を監護する権利を男性に付与すべきだが、法輪功に関わる案件だとして、同裁判所は女性の訴えを認めた。

　今回の裁判で、同所は被告人の男性からの意見や陳情を受け入れていない。同所の内部規定により、法輪功に関わる案件であれば、当事者を不利にさせるという方針をとる中央政府の弾圧政策に従っただけであった。

（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）