明慧法会|私には師父がいらっしゃる(二)
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文/内モンゴル自治区の大法弟子 洪鈴

 【明慧日本2014年8月16日】(前の文へ)     

 三、仕事の機会を利用して真相を伝え

 私は医者で、1998年の年末に職場で改革があったので、私は退社し、都会に移ってきました。私は介護もできたので、戸口まで行って注射し患部の塗り薬や貼り薬を交換する訪問介護の仕事を探したのですが、始まってからも患者さんが少なく、私を知る人も少なかったので、半年でやっと2000元余りを稼いだだけでした。心性の向上に従って、師父が縁のある人を続々と私のそばに連れて来てくださったので、私の患者さんが広まってきて、私の経済収入もうなぎ登りに増えました。私は仕事上の利便性を利用して、患者さんに真相を伝えながら、患者さん達の苦痛を治療して救ったので、3年以内に私は全ての借金を返しました。

 私はさらに発正念で、邪悪の経済的迫害を解体し、同修の支援によって、私が迫害に遭った経歴を明慧ネットに投稿し、文章発表後、私の経済状況がより改善され、収入がだんだん良くなってきました。心性が向上すると、本当に全体が向上し、全体が昇華しました。

 以下は、私の介護の仕事中に起きた物語です。

 衆生がみな大法を今か今かと待っている

 ある日、私がある1軒の家庭へ注射に行った時、ドアを開けたのは70歳過ぎの老婦人で、私は入っていって分かったのですが、何とその老婦人の子供が脳血栓のため、意識不明で、息子の病状を老婦人が私に紹介し、病院に入院できないので医師に薬を出してくれるよう頼んで帰って来て、それから注射することになったと言いました。私は何も言わず、医師の処方箋の通りに患者に薬を調合し、注射して帰りました。2日目、その老人は私に会うとすぐため息をついて、患者の兄が患者を見に来て母親に治療を諦めさせようとしたと言いました。そして「もう息子は早く死んだ方がいい」などと聞き苦しい話を少しした後、老婦人が泣きながら言いました。「彼はようやく30歳を過ぎたばかりで、私にどうして息子を諦めることができようか? 嫁は亡くなったばかりで、それにまだ3歳ちょっとの子がいる・・・」

 私は調剤しながら老婦人を慰め、「私はあなたたちの苦しみを理解しますが、彼はまだ若いですから、良くなるはずです」と言いました。私は発正念しながら、老夫婦に真相を伝え、誠心誠意「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えて福報を得たり、不治の病が回復したりした物語を老夫婦に紹介ました。老夫婦がこれを聞いて認めたので、私は老夫婦に「法輪大法は素晴らしい」と唱えることを毎日老婦人の息子に教えるように言いました。この時、寝たきりの老夫婦の息子がいきなり泣きだしたので、私はすぐに老夫婦に言いました。「ほら彼は分かっていますよ」。老夫婦は感動して泣きだし、「息子はもう何日も何の反応もなかった」と老婦人が言いました。

 衆生は皆、法のために来ました。この真相を老婦人の息子はずいぶん待っていましたが、ただ真相の得方が違うだけだということを私は知っていました。老婦人の息子の生命の分かっている一面が知ったのです。私は、老夫婦に三退を勧めました。それ以来、毎回老婦人の息子の注射に行った時、私は老婦人の息子に「法輪大法は素晴らしい」を唱えるように教えました。だんだん老婦人の息子は唱えられるようになり、最後には、思いがけず私に冗談まで言えるようになりました。本当に凄いことです。老婦人の息子の家族は大法に対して感激していました。

 老婦人の息子の家の隣人は年配の女性で、ある日、老婦人の息子を見に来た時、私を見かけるととても暖かく感じたらしく、いつも「妹、妹」と私に声をかけ、その女性はどこかで私に会ったような気がすると言い、まるで私の事が分かっているかのようでした。その日は忙しくて、私はその女性に挨拶をしただけで帰ってしまいました。その女性が追いかけて来て「ちょっと待って」と言うとは思わなかったのですが、私の腕を引いて私が帰ってしまうのが惜しいかのようで、最後に言いました。「私の家に来てください、私の父に注射してほしいのですが、でも、注射器を突き刺せるかどうかわかりません」。私がその女性の家へ行くと、その女性が私のために美味しい物をたくさん出して来ました。私はその女性の父親を一目見て、「注射できます」と言い、私は忙しくしていたので帰ろうとすると、その女性がまた慌てて追いかけて来て、私を行かせたくないかのようでした。私は直ちに分かったのですが、何とその女性は真相を聞く必要があったので、私がいくら忙しくてもその女性に真相を伝えなければなりません。このような縁は滅多にないのですから。私が話し終わると、その女性は爽やかに実名で三退しました。私はとても嬉しくなりました。衆生は大法が救い済度するのを待ち焦がれていたからです。縁のある人を私の傍まで按配してくださったことを師父に感謝いたします。

 法輪功は素晴らしい」と唱えて病気が治った

 ある老婦人は70歳過ぎで、椎間板ヘルニアになり、節々はぼろぼろで、もう助からない状態だったのです。私がこの老婦人の家を訪問したのは老婦人の夫に注射するためで、その老婦人が自ら進んで私に尋ねました。「法輪功のパンフレットに書いてある事はホントですか?」。「本当の事です」と私ははっきりと言いました。そして、老婦人に真相を伝え、さらに「『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と唱えれば、きっと健康になります」と老婦人に知らせました。老婦人は始めは覚えていましたが、唱えているうちにもう忘れてしまい、老婦人は焦りました。老婦人は「法輪功」という3文字は知っていたので、毎日「法輪功は素晴らしい」と唱え続けました。

 それからしばらく経ったある日、老婦人の家へ行くと、門をくぐるや否や老婦人が私の手を掴んで泣きだしたので、私がきょとんとしていると、老婦人が泣きながら話しました。「あなたが唱えるように教えてくださった『法輪功は素晴らしい』で、私の椎間板は治り、少しも痛くなくなりました」。老婦人は自分の病気が治った事を実証するために、幾つかの動作をしましたが、動作がとてもすばしこく、本当に全く痛くないようでした。老婦人は話してから私にお金をくれたので、「私達はお金は要りません。というのも、この一般の人々に配るパンフレットはみな私達が食費を切り詰めて節約したお金で作ったものだからです」と私は話しました。老婦人は「それならお線香をあげましょう!」と言いました。私は「いいですよ。お線香をあげる時はいつも、『私は李洪志師父にお線香をあげています』と言ってくださいね」と言いました。何年も経った後、私がまたこの老婦人の家を見た時、老婦人はまだ健在で、血色がよく顔が艶々でした。

 「私達が一緒に発正念すると、その黒い物は爆発した」

 私の息子は私と一緒に学法煉功し、小同修になりました。子供の天目は開いています。私が8歳になった息子を連れて患者に注射しに行った時、私がアレルギーテストをしている間に私の息子に真相を伝えさせました。その患者は真相を受け入れましたが、三退しようとはしませんでした。私が薬を調合しながら、発正念し、再び話すと、その患者は三退に同意しました。

 出て来た後、「この人の背後に黒い物がへばりついていて、その黒い物が彼を制御して三退させなかった」と息子が私に話をしました。息子は「私達が一緒に発正念すると、その黒い物が爆発したんだ! それによってこの人が三退に同意したんだよ」と言いました。私は言いました。「立派な子だね、私が衆生に代わって感謝するよ」。それから、私と息子はよく息を合わせて真相を伝えており、効果が非常に良いのです。

 老人なぜ自分が生きているのかを知った

 ある農村から来た老夫婦が、町に来て孫に付き添って読書していました。老夫婦は70歳を過ぎており、私は奥さんに注射していたのですが、十数日間にわたって注射に行っても老夫婦に全く真相を伝えていませんでした。最後の日に、私が門をくぐるが早いか、「人というのは、なぜ生きているのか分からない、長く生きても何もかも無駄に終わった。やれやれ!」と老人がしみじみと語るのが聞こえました。私はちょっと聞くとすぐに分かりました、師父が私を悟らせて下さったのです。私はすぐさまその老人に真相を伝えると、その老夫婦も納得し、最後に実名で三退しました。その老人は共産党員でしたが、老人は続けて言いました。「共産党が良くないことを私はとっくに知っていた」。私の人心のために、すんでのところで縁のある人を逃してしまうところでした。

 老夫婦はようやく真相がわかった

 真相を伝えて一家が救われたり、あるいは認めない人もいたりして、これはもしかしたらその人たちの選択かもしれません。まだ1つの物語があります。ある人が私に電話をかけてきて、おばあさんに注射するためにその人の家に私を行かせたのですが、おばあさんは60歳を過ぎており、人柄は大変素朴だったので、私は単刀直入にその人とお婆さんに真相を伝えると、おばあさんはほどなくして機嫌が悪くなり「もうこれらのことについて私に話しかけないで、私は聞く耳を持ちません」と言いました。私はおばあさんが聞き入れないのを見るとすぐ、おばあさんに発正念しました。老人は私が不機嫌になるのを恐れて、私に言いました。「彼女を相手にしないでください、彼女は意地を張っているんです」。私は急いで言いました。「大丈夫、大丈夫です、あなたたち老夫婦が優しいことを分かっているから、あなたに話したのです。いくつかの事は『ある』と信じても、『ない』と信じてはいけません」。「ええ」と、その老人は軽く頭を下げて言いましたが、無理していた様子でした。「私はあなた達を見捨てたりはしません、『良識を喚び返さんと信じず』[5]」と思っていました。私は7日間続けておばあさんに注射し、毎日老夫婦に真相を伝えました。

 7日目になり、老夫婦は全てが分かり、嬉しそうに笑いました。おばあさんはにっこりして、楽しそうで、本質的な一面はとても可愛かったのです。おばあさんは「私は毎日街で散歩していますが、どれだけ多くの人がこれを話してくれたかは分かりませんが、私は全然聞き入れませんでした。この法がこんなに良いとは考えた事すらありませんでした。本当に何とお礼を言ったらよいでしょうか」と言いました。私は「お礼を言う必要はありません。これは私の師父があなたたちを救いたいと思い、それによって私をあなた達の家に上がらせあなたを救ったのです」と答えました。老夫婦は何度も何度もうなずき、三退し、素晴らしい未来を選択しました。

 結び

 私はいつもDVD、パンフレット、シールを持ち歩いていますが、私の仕事は特別で、あちこちを訪れて話しまわるため、資料を配布するのにとりわけ恵まれている利便性があるからです。時には話しにくい人に遭いますが、私は真相資料をその人たちの扉の上に置き、それから真相を伝えて三退を促すと、心から望んで受け入れます。ここ幾年来、師父の慈悲のもとで、私はこの町に深く入り込んで、どれだけの縁のある人に会ったかわからず、またどれだけの真相資料を配ったのかもわかりません。時には修煉の道で転びそうだった私は、大法の中で錬磨することによってどんどんしっかりしてきて、自信が増しました。

 ここに私の息子の事を提起したいのですが、私の息子はすでに11歳になり、最初は厳しい状況であるにもかかわらず、私が自分で育てる事を選択したのは、私の息子を常人の中で落とすわけにはいかないからです。私の状態が良くなるに従って、子供の学習成績も良くなりました。11歳の子供がまるで大人のように、何も私を心配させる事がないため、息子は私の小同修として、よく私に教えてくれて、私と協力して一緒に真相を伝えています。

 (完)

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 注:

 [5]李洪志師父の詩歌『洪吟三』「済世」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/21/282001.html)
 
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