文/中国の大法弟子 洪願
【明慧日本2014年10月17日】本文は作者が自分の状態の中で見たもので、あくまでも同修のご参考まで。法を師としてください。(編集部より)
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近年、多くの同修が長期にわたって病業の状態に陥り、甚だしきに至っては命を失った人もいます。これは長期に同じ次元にとどまり、向上することができないからだとみんな知っていますが、その具体的な原因は、とても複雑です。私が漸悟状態の中で、他空間で見た状況について解明することで、長期にわたり魔難の中に陥っている同修が目を醒ますことを願い、また他の同修にも戒めにしてもらえたらと思います。私は、将来このような状態に陥る人が現れてくるのが見えました。私個人の次元での悟りですが、皆さんとこの事について交流したいと思います。
親族、夫婦、同修間のトラブルにより、長期に溜まった怨む心
多くの同修は常人との間のトラブルでは内に向けて探すことができますが、親族や同修間のトラブルにおいては、自分の内に向けて原因を探すことができず、長期にわたって怨みの物質を形成してしまいました。
ある同修が危篤に陥り、病院に搬送されましたが、すでに手遅れでした。私が行って見ると、彼女は長年浮気をしてきたご主人のことを怨んでおり、そのことで彼女は今日の状態に至ったことが分かりました。彼女自身、口では放下すると言っていましたが、実は放下できていませんでした。私達は大法を修めることで、師父が『轉法輪』の中で説かれたように、「佛光が普く照らせば、礼儀が圓明となる」の状態に達することができます。しかし他の面において、その次元にまだ達していないところがあり、また妨害される根本的な原因が自らにあるのなら、ずっと悟らないまま、病業がますますひどくなる可能性があります。このような場合、皆がその人に手伝って正念を発しても、効果がありません。
現在の社会は堕落しており、常人と結婚した同修はこういう状況に遭う可能性も出てきており、業を返しているケースもあります。修煉の中で、業を返すことは目的ではなく、心性を向上させることこそが根本です。しかし、旧勢力はこれを口実にその人を妨害するのです。
師父は、『二〇〇三年元宵節での説法』の中で「ただ修煉について言えば、宇宙の低次元においてはとても複雑ですが、高次元になるととても簡単になり、修煉という概念もなく、ただ業力の消去という概念だけになります。更に高い次元になると、全ての厄介なことは天に上るための道を開いているだけであると言っています。それより更に高い次元になると、業力の消去や苦を嘗めることや、修煉などの概念もなく、選択ということしかありません!」と説かれました。
私は執着の心のしこりがどこにあるかを彼女にはっきりと伝えました。「あなたは怨みを持ったまま死ぬのですか? それとも師が法を正すことを手伝い、喜んで自分を高め、天に上る道を歩むのですか? ご主人の事を他の家族の人だと思うことはできませんか? または自分が他の家族の一員だと思えば、それでもあなたは、まだご主人のことを怨みますか? 今、みんながいかなる人をも救い済度するという事に心を砕いているのに、あなたはこんな時に人間の情に気を取られる考えから抜け出すことができずにいます」と言いました。
それから、彼女は本当に分かって退院しました。今も元気です。彼女は本当に放下したのです。
(続く)