【明慧日本2014年11月17日】山東省金郷県の法輪功学習者・劉巧珍さんは昨年5月4日、江蘇省豊県で警官により不当に連行された。今年8月13日まで、劉さんは豊県裁判所に3回も開廷されたが、裁判の結果は出なかった。
現在、劉さんの父親は危篤に陥っているが、劉さんは拘禁されているため、父親に会いたくても会えず、親孝行しようとしてもできない状態にある。そのため、劉さんの娘は母親の解放を強く求めている。
劉さんが拘禁された後、夫は劉さんの解放を求めただけで、6月6日に豊県の警官に連行された。その後、家族は劉さん夫婦の案件を弁護士に依頼したが、豊県公安局の警官に「弁護士を辞めさせろ。そうしないと、劉夫婦を苦しめてやる」と脅迫された。
劉さんの娘は「真、善、忍」を信奉している両親の解放を求めるため、豊県の司法関係者らに手紙を書いた。
以下は、娘の手紙の内容である。
私の母の名は劉巧珍、父の名は李擁軍と言います。我が家は裕福ではありませんが、家族で幸せに過ごしていました。私はいつも、両親に愛情をいっぱい与えられたので、贅沢がない生活も十分に満足しています。2013年5月4日、母は徐州市豊県公安局に連行されて一度も家に帰れませんでした。現在まで、母はすでに3回も裁判を行われましたが、結果は出ていません。
私たち家族は、いつまで母を拘禁するのか誰からも説明してもらえず、父は豊県司法部門に行き、明確な説明と母の解放を求めました。しかし、6月6日に豊県裁判所に行く路上で、父は20数人の警官によって連行されて豊県留置場に入れられました。その後、父の消息が絶えました。
私たちは普通の市民です。母は法廷で何度も、自分がより良い人になる努力をしていると明言していました。法律は、法律を違反した人を懲罰するために使うものだと思っていましたが、なぜ良い人になるために努力する人を被告席に立たせるのでしょうか？ 私には本当に理解できません。法廷審理の通知書に「法の執行を破壊した」という罪が書されていますが、母はいつ、どこで何の法律を破壊したというのでしょうか？ この意味不明の「罪」で、私たちの家庭を破壊させてしまいました。
現在、私と妹は互いに頼り合って生活しています。妹はまだ13歳です。私の携帯電話は盗聴されており、家も監視されています。私はほかの地方の学校に通っていて、妹の世話をすることができません。妹は親戚と近隣に頼って過ごしています。私は両親に会いたくて、勉強も手をつかず、成績もかなり下がっています。未成年の私たちはなぜ、こんな苦痛を受けなければならないのでしょうか？ 祖父は現在、肺癌末期で医者が危篤の通知を下されました。母は祖父が一番かわいがっている子ですが、祖父の病気を悪化させないため、親戚たちは母のことを祖父に言っていません。医者は祖父は余命1カ月だと言っています。祖父の唯一の望みは母と会うことだと言っています。
ですから、母の案件を担当している方々にお願いします。母を解放してください。せめて、母を祖父に一度会わせて下さい。祖父が一生を苦労して大事に育てた娘です。人生の最期に親が子に会えないことは残酷すぎます。留置場の規定を読みましたが、規定に直系親族が危篤になると拘禁中でも申請すれば面会が許可されると書かれています。私は母を帰宅させるよう強く求めます。
先日、私は何度も関連部門に行き、部門リーダーに会って母の解放について相談したかったのですが、一度も会ってくれませんでした。祖父の病状がますます悪くなっていくのを見て、時間があまりないので、私はやむを得ず手紙を通じて要望いたします。
劉巧珍の娘
2014年9月29日
