病院で検査を受けた後、医者は脳血管痙攣と診断し、根治は難しく、一生涯の注射と薬の服用で何とか対応するしかないと言われました。毎回頭痛に見舞われた時、娘は学校の医務室で痛み止めの点滴を受け、数日後にやっと治っていました。最初の頃、2カ月に1回痛みが発生しましたが、その後は月1回になり、ますます頻度が高まり、勉学や通常の生活に支障を来たすようになりました。
2004年の夏休みに娘が帰省した時、ちょうど私も労働教養所から家に戻りました。ある日の夜8時過ぎ、娘の持病が再発し、頭が痛くてソファに横たわって起きられなくなりました。真っ青な顔で、顔一面に汗をかいている娘を見て、私は、「早く法輪大法は素晴らしいと唱えて!」と言いました。邪悪の迫害を受け、度々不法に連行される私を見てきた娘は心に傷を負ってしまい、正面から大法を受け入れることが出来ず、こう言いました。「私は唱えません。鍼を打ちに行きます」と言ってソファから立ち上がろうとしたとき、頭痛がひどくなり、結局またソファに座り込んでしまいました。
娘の苦しい様子を目にした父親は、「お母さんが唱えてと言ったら唱えればいいのよ。損はないでしょう」と言いました。痛みに耐えきれず、娘は「法輪大法は素晴らしい」と唱え始め、「法輪大法は・・・」と言っただけで、あくびをし始めました。一つまた一つ、彼女はあくびをしながらずっと唱えていました。
2、3分ほどしてから、娘は自らソファから身を起こし、私に「お母さん、不思議です。頭痛が消えました。あなたの本(大法の本)を見せてください。早く、どういうことでしょう?」と言いました。私は娘に『轉法輪』を渡し、最初からしっかり読んでみてと言いました。
娘は「論語」から読み始め、10数ページほど読んでいる間、何度もあくびをし、最後に口が閉じられないほどあくびをして、涙や鼻水が絶えず流れてきました。彼女は眠いと言って、床に就きました。
しかし、ベッドに入ってから娘は眠れず、私に言いました。「お母さん、今やっと法輪大法が良いということを知りました。以前私はあなたを理解できませんでした。するなと言われれば、あなたはますます修煉に精進し、言うなと言われれば、あなたはますます真相を伝えに行き、書くなと言われれば、あなたはますますたくさんの資料を書き、配るなと言われれば、あなたはますます多くの真相資料を配りに行きました。今やっとわかったのですが、それこそが人を救っていることであり、あなたたちは心から人に良くしてあげようとしていたのですね。『法輪大法はすばらしい』と知ったのは私の夏休みの最大の収穫です」と言って、携帯電話を取り出し、いとこの兄さんにメッセージを送りました。「法輪大法好は素晴らしいと、覚えて下さい。私は自らその良さを体験しました」
その夏、娘は自分の喜びの体験をクラスメートや友達に伝えました。ある日、数人のクラスメートがわが家に遊びに来て、私が厨房で料理をしていた時、娘が友達にこんなことを言ったのを聞きました。「高校の時、私は母が法輪功を修煉していることを人に知られるのを恐れていました。しかし、今の私は法輪功を修煉する母を誇りに思っています」
10年が過ぎ去り、娘は今病気一つなく、私と同じように、自分の知っている大法の真相を周りの友人に伝えています。多くの人は娘の話から大法の素晴らしさを知り、中国共産党の嘘偽りを見破り、邪悪な組織から離脱し、良い未来に向かっています。