遼寧省:法輪功学習者の夫婦が不当拘禁(写真)
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 【明慧日本2014年12月2日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・孟(もう)憲光さん(48)は先日、市内の和平区裁判所で不当に懲役3年の実刑判決を言い渡された。その後、上訴をした孟さんは現在、同区留置場に拘禁されている。孟さんの妻・蘇暁華さん(34)も瀋陽市第一留置場に拘禁されている。

孟宪光和苏晓华夫妇
孟さん夫婦

 孟さんは法輪功を学んでから、「真・善・忍」に従い自分を律し、同僚と上司から良い評判を得た。蘇さんは2010年に法輪功を学び始め、孟さんと結婚してから仕事をやめて家事を切り盛りし、夫婦は平穏な日々を過ごしてきた。

 今年3月25日、和平区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の和平区南湖派出所副所長は、瀋陽展示館付近で法輪功の資料を配っていた学習者の腕を引っ張って連行しようとした。その時に通りかかった蘇さんは、学習者の連行を止めるように説得したが、副所長は聞かず拳銃を取り出し、空に向けて発砲し、蘇さんと蘇さんを探しに来た孟さんを連行した。

 その場で孟さんは副所長に殴打されて目が充血し、顔が腫れ口から血が出た。孟さん夫婦は南湖派出所に連行された。副所長は孟さんを殴るとき、力を入れすぎて腰痛になったが、孟さんに罪を被せるため、孟さんに襲われたとでたらめを言った。

 国保大隊の警官らは3月31日に、孟さん夫婦の家族に通知せず孟さんの家に行き、不法に鍵を開けて侵入し家宅捜索を行った。しかし、生活用品以外に何も得ることができなかった警官らは、孟さん夫婦に罪を着せるために自らDVDディスク134枚を用意し、孟さんの家で見つけたことにした。警官はまた、孟さんの勤め先に行って圧力をかけ、社員のリストを手に入れた。

 夫婦が連行されて35日後の4月29日、蘇さんは何の違法行為もしていなかったので無条件に解放された。孟さんも違法行為をしていなかったが、警官は孟さんが2001年に懲役4年の実刑判決を受けたことがあるとの理由で孟さんを解放しなかった。

 蘇さんは収入がないが、毎月留置場に拘禁されている夫に500元の生活費を支払わなければならなかった。そのため蘇さんは他の法輪功学習者2人と、結婚披宴の新婦にドレスを着せたり髪型、化粧などをする仕事をして、3人でマンションを借りて一緒に住んだ。

 しかし7月16日、南湖派出所と国保大隊の警官数人が蘇さんたち3人が借りている家に侵入し、3人を連行し、家にあったノートパソコン3台、携帯電話、キャッシュカード、現金、法輪功の関連書籍などの大量の私物を押収した。その後、蘇さんは留置場に送られた。

 蘇さんはいまだに瀋陽市第一留置場に拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/9/300060.html)
 
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