遼寧省女子刑務所で迫害され法輪功学習者が死亡(写真)
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 【明慧日本2014年12月22日】遼寧省鞍山市法輪功学習者・劉路香さんは9月3日夜12時過ぎ、同省女子刑務所での迫害より死亡した。享年49歳。

劉路香さん

 その後、刑務所側は家族に遺体を火葬するように強いたが、家族は抑えがたい怒りの感情から「断固として裁判を起こし、正義を勝ち取る」と決心した。

 2012年7月12日、劉さんはもう1人の法輪功学習者と共に、千山区の唐家房地区で法輪功が迫害されている実態を人々に伝えた際、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じた人に通報された。それから、唐家房派出所の警官は劉さんたち2人を不当に連行し、尋問を行った。劉さんは警官に「自分は法輪功を学んで健康を取り戻した」という事実だけを話した。

 しかし、派出所の警官は2人の自宅を家宅捜索し、劉さんの家から法輪功の関連書籍・資料などを押収した。当日夜、劉さんたち2人は市女子留置場に送られた。その後、劉さんは供述も証拠もないまま起訴された。千山区裁判所は劉さんの家族に通知をせず、秘密裏に裁判を行い、劉さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。2012年10月、劉さんは省女子刑務所に拘禁された。

 今年7月29日、劉さんの息子は母親と面会した。この日が母親との最後の面会となった。当時、劉さんは歩けず、2人の警官に支えられて出てきたが、極度に痩せていた。

 9月3日夜、劉さんが危篤に陥ったため、刑務所側はやっと家族に連絡した。

 9月4日、家族が刑務所に駆け付けると、刑務所の警官に劉さんとの関係を聞かれた後、病院に連れていかれ、劉さんの遺体と対面させられた。家族は、痩せ細り、皮膚は真っ白で片目が少し開いている劉さんの遺体を見た。

 そして、警官は家族に「劉路香は病死だ」と言ったが、家族は「刑務所に入所する前は、とても健康だったのになぜ突然、病死したのですか?」と聞き返した。家族はカルテを見せるよう要求したが、刑務所側は出さなかった。家族は刑務所のリーダーに会うことを求めたが、警官に「騒ぐな。通報するぞ」と脅迫された。

 家族は陳情弁公室へ行き、刑務所を訴えたが、陳情弁公室の人に「刑務所側と話しましょう。刑務所側の人が午後2時に来るから」と言われた。しかし、刑務所側からは誰も来なかった。仕方がなく、家族は刑務所の悪行を書いた白い布を体にかけて刑務所の罪を訴えた。

 その後、刑務所側は劉さんの家族に、劉さんの遺体を火葬するためサインを要求したが、家族は拒否した。

 劉さんの死にショックを受けた母親(両足が不自由)は、娘のことを思って涙を流し、悲しい日々を過ごしているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/18/301659.html)
 
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