【明慧日本2014年12月29日】重慶市万州(ばんしゅう)区の法輪功学習者・張正英さん(50代女性)は1月9日、バスに乗車していたときに警官により不当に連行された。その後、張さんは同区裁判所に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告されたが、上訴した。
その後、同区第二裁判所は張さんなど6人の法輪功学習者に対して裁判を開廷し、6人は共に原審を維持するという判決が出された。張さんは連行されて迫害を加えられたため病状が現れ、立つことができずに担架で入廷させられた。
1月9日、張さんがバスに乗って街に出かけるとき、警官数人がバスを停止させ、「検査だ」と言って乗車してきた。警官は張さんをバスから引っ張り出して連行した。 張さんの家族の話によると、警官は張さんの持ち物から何も見つけることができず、家宅捜索のときに法輪功の関連書籍を数冊、法輪功の文言が書かれた100元札1枚を押収したという。
その後、警官は張さんを周家ハ留置場に送りこんだ。
6月3日午後2時、万州区裁判所は張さんに対して不正裁判を開廷した。しかし、法廷は裁判所ではなく、裁判所外のある場所で開廷し、草々に終わらせたという。裁判の結果はその1週間後に出された。
張さんは上訴し、11月19日午後8時、第二裁判所で秘密裏に二審が行われた。迫害により危篤に陥っていた張さんは担架で担がれて入廷したが、懲役3年6カ月の原審を維持すると宣告された。
張さんは1997年12月25日に法輪功を学び始め、夫も学んでいる。張さん夫婦は法輪功を学んでいるとして10数年来、中国共産党当局から迫害を受けてきた。
2001年、張さんは労働教養処分を下され、教養所に拘禁された。教養所で張さんは常に手錠で体を固定され、数日間も続いたために両足がかなり腫れ上がった。背中も臀部も皮膚がむけた張さんは、3日間も吊るし上げられたという。
拷問の再現:吊るし上げられる
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/5/147177.html)