明慧法会|心性を修め 家族全員を救う
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年4月11日】法を正す時期の大法弟子が全力を尽くして成し遂げるべきことは師父が私達に要求されている三つの事です。家族や、身の回りの親友、これらの人は私が真っ先に「三退」させる対象なのです。

 とても私の予想に反したこと

 私の嫁ぎ先は30数人からなる大家族です。どのようにして彼らに法輪功の真実を知らせ、三退させるか? 私がまっさきに考えたのは、自分の性格を変えることでした。私は性格が内向的で、静かなことが好きでした。以前家族の集まりがあると私は様々な口実を見つけては、その場を避けていました。しかし現在は状況が変わりました。師父は法を正していらっしゃいます。私は法を正す時期の大法弟子であり、家族のこれらの人が救われる希望は私の身に託されています。みんなと接触しなければ、どうやって大法の真実を教えることができるでしょうか? 私は必ず自分を変えるべきだと認識しました。

 私は自ら家族に連絡を取り、再び家族の集まりがあると、積極的に参加しました。その目的は家族のすべての人に大法の福音を聞かせ、彼らに正しい人生の選択をしてもらうためでした。

 暫くしてから、私は機縁が熟したと感じ、心の中では、みな家族だから、私がただ事実をはっきり説明して、彼らの心のしこりを解けば、必ずみな三退し、誰も異論はないだろうと思っていました。そして、私は家族のみなが集まった場で、法輪功の基本的な事実、つまり中国共産党はなぜ法輪功を迫害しているか、『共産党についての九つの論評』が発表されてから現れた脱党ブーム、三退の意義を説明し、最後にみなが天意にしたがって、脱党して救われるよう望みました。

 しかし予想外な事に、私の話が終わると、信じない人、私を嘲笑う人、ひいては私を脅かす人もいました。夫の姉の息子は「私が脱退したら神が私の面倒をみて、脱退しなかったら、面倒を見て下さらない。そんなものは信じません。神が面倒を見てくださるか否かにかかわらず、私は脱退しません。私はずっと悪いことをしていないし、私は善い人です。善い人は一生平安です」と言いました。夫の姉の嫁婿は「再び法輪功の話をしたら、警官を呼んできて、あなたを捕えてもらうよ」と叫びました。

 

 このすべてはとても私にとって予想外でした。

 帰宅の道のりで、夫は私に「彼らは良し悪しもわからないから、これ以上もう言わなくてもいい」と言いました。私は「あなたは大法のことを知っているから、素晴らしい未来がありますが、家族の中でこれほど多くの人がまだ愚かです。私は彼らに誰が正しく、誰が邪で、誰が良く、誰が悪いか分かってもらわないといけません。そうして彼らは自分のために美しい未来を選択することができます。これは生死存亡にかかわる大事なことです。私が彼らを救わなければ、将来彼らはどうするのでしょうか?」と言いました。すると夫は黙認しました。

 それからの数日間、私の頭にはずっと家族に法輪功の説明をしていた時の光景が浮かんできて、気が重くなりました。ある晩私は一つの夢をみました。私が細い一本道を歩き、孤独に小さい家を通りかかった時、部屋のなかから「お義姉さん(兄嫁)、私を救ってください」と叫ぶ人がいました。私が窓から中を覗いでみると、真っ暗な部屋のなかに人影がひとつ見えました。見澄ますとその影は妹(夫の妹)でした。

 義姉が救われる

 目覚めると心の中は更に乱れました。私はもう考えることをやめ、心を静めて学法することにしました。

 師父は「理解できる人や理解できない人、衆生のこのことに対する異なる考え方、見方はいずれも、 皆さんがこの世で法を実証することと衆生を救い済度することに困難をきたしました。しかし、彼らがどのような表れであっても、私たちは彼らを救わなければなりません。彼らが理解できないのは、彼らが迷いの中にいるからです。彼らが大法弟子にいくらかの困難をもたらしましたが、それは彼らに真相が見えないからです。千百年、億万年、その人が何のためにここにやってきたのかに関らず、実は皆、この最後の日を待っているのです。その人の一生一世のこと、或いはある事をしっかり行なえなかったからといって、私たちは彼を救い済度しないわけにはいきません。師父はある生命を見るとき、その生命の全過程を見ているのです。歴史上、その人は多くの非常に良いことを行ない、場合によっては法を実証するために多くの業績を築きましたが、今生しっかり行なえなかったからといって彼を救い済度しなくてもよいのでしょうか?」[1]と説かれました。私は師父の広々とした慈悲に心を揺さぶられました。面子を傷つけられた心、誤解されることを恐れる心、恨む心が溶かされて、影も形もなくなりました。心の中は静かで、暖かく感じられ、これらの俗世に迷わされている生命が美しい未来を得られるようにしようという純粋な一念を発しました。私は異なる状況に異なる内容の説明資料を渡しました。

 この頃、姑の自宅は建物を取り壊し立ち退くことになり、補助金をもらいました。そのお金の分配において、家族の間ではトラブルが発生しました。私は「私はよく行い、正しく行おう。皆に大法弟子はどのような人かを、私を振る舞いを見ることによって理解できるようにし、大法を実証しよう」と思いました。私は姑のお金を一銭ももらいませんでした。

 姑にはもう一つの住宅があり、それを貸し出そうと思いましたが、誰も姑の面倒を見ようとせず、姑は焦るだけで、為す術がありませんでした。私は夫の姉と妹に「お義母さんの今までの人生は容易ではなかったのです。私達がお義母さんの代わりに部屋を貸し出しましょう。部屋の貸出関連の仕事はすべて私がやりますから、あなたたち2人は契約する時だけ、その場にいて下さい」と言いました。しかし全てをきちんと処理してから、いざ契約にサインする時になると2人ともサインしようとせず、私に「あなたがサインしてください」と言いました。私がサインし終えると、夫の姉は「あなたがサインしたから、何かあったら、あなたに責任をとってもらいますよ」と言いました。私は「はい、私が責任を取ります」と答えました。

 2カ月後、夫の姉から電話が来て「あなた、1カ月分の家賃を口座から引き出してない?」と聞いてきました。私は「そんなことありません。キャッシュカードはあなたが持っているのに、私がどうやってお金をおろすことができますか?」と逆に質問しました。彼女は「あなたでなかったら誰が持って行くの? キャッシュカードから1カ月分の家賃が少なくなっているのよ」と言い続けました。私は「落ち着いて下さい、物事がはっきりしたら、折り返し連絡します」と言い電話を切りました。実際よく確認してみると、この事は、部屋仲介の担当者が変わり、業務引き継ぎするために振込が数日間遅れたため起きたようでした。私はこの振込遅延のことを夫の姉に伝え、彼女には数日経ってから、もう一度確認するように伝えました。数日後、夫の姉から電話があり、家賃の入金があったと言いました。その後に会った時に彼女はきまりが悪そうでした。私は「大法は修煉者に何か行う時、先ず他人のことを考え、善い人より更に善い人になり、名利を淡々と見て、利益を前にして、争わず、戦わないよう要求します。私は大法の基準に従って、自分に要求し、人として、誠実で、善良で、忍耐し、譲歩しています」と言いました。彼女は「あなたを見ればみるほど佛像のように見えます」と言いました。私は「法輪大法は佛法であり、修煉するその人が恩恵を受けます」と答えました。「大法を修煉する人はまさに普通の人と異なり、大法がこれほどすばらしいなら、私も学びたいです」と言いました。私は「あなたのこの決定はとても正しいのです。これからは私達は同修ですね」と言いました。彼女は嬉しそうに笑いました。

 夫の姉はまるっきり別人に変わりました。彼女は姑の実の娘ではないですが、姑の面倒をみることを多く分担しました。また、兄弟とも言い争いすることがありませんでした。彼女にどうやって変わったかと聞くと「大法が私を変えました。大法を学ばなければ、私はこのようにはしません」と答えました。

 夫の妹、兄弟の妻も大法の真実を知る

 後になって、姑は貸し出した家に、再び戻って住みたいと言い出しました。またベランダをつぶして代わりにキッチンを作りたいと言いました。私は何も言わず、住んでいた人に事情を説明して、部屋を開けてもらい、キッチン作りに必要な材料を用意した上、改装する人を呼んで来ました。仕事から帰ってきた夫はこれらを知り、怒り出しました。兄弟に電話をかけ「あなたたちはあまりにもやり過ぎだ、レンガを運んだり、砂を運ぶことなど女がやることだと思いますか? 私はお母さんにすぐ、将来この家は私のものになると書いてもらう」と言いました。

 しかし夫のこの発言で大騒ぎになりました。夫の妹は私に「あなたはこの家がほしいのですか」と尋問しました。私は「いいえ、貰いたいとは思いません」と答えました。彼女は「兄がこの家を貰いたいと言っていました」と言いました。私は「それは彼が怒って言った話です。この家は私にくれても私はもらいません」と言いました。夫の妹は「あなたは家を取り壊し、退く費用は要らず、また部屋すらも要らないと言っています。それならあなたは何が要るのでしょうか」と聞きました。師父の説かれた法が頭に浮かび、私は「他人の要らないものが要る」[2]と口から出て行きました。彼女は「人間に要らないものとは何ですか」と聞いてきました。私はまた師父の話を用いて、「地面に転がっている石ころは誰も要らないので、わたしはその石ころを拾うことにします」[2]と言いました。すると彼女は口を大きく開けたまま、両手は空中に止まり、唖然としていました。私の目の前には小さな黒い部屋の夢が現れ、私は彼女に言いました「あなたの知っている一面は泣きながら私に救ってくれと言ってました。しかし、分かっていない一面はまだ愚かです。かつて参加した共産党、青年団、少年隊から脱退しませんか」。すると彼女はまるで夢から目が覚めたように「脱退します、脱退します」と同じ言葉を繰り返しました。

 このことは家族をとても大きく感動させました。兄嫁も弟嫁も「大法を修煉する人は本当に徳が高い」と言いました。私は「修煉者は『真・善・忍』の最高基準で自分に要求し、すべてのことにおいて、他人を先に、自分を後にします。ですから、これらの人は善い人です。『轉法輪』を読みさえすれば、人生の謎はすべて解けます。それこそ、この世に無駄に来てなかったと言えます」と言いました。

 兄嫁は慌てて「私、その本を読みたい」と言い、弟嫁も「私も読みたい」と言いました。その後、彼女2人には本当に変化が起きました。彼女2人はそれぞれ姑を自分たちの家に迎え、とても長い間泊まってもらいました。

 「私も、はっきりと脱退します」

 一昨年の姑の誕生会で、私はわざと夫の姉の息子と婿の間に座りました。私は部屋にいる皆を指さしながら、「みな、三退しました。みな平安になりました。しかしあなた達2人だけが、今もまだ意思表明をしてません。あなた達は多くの機会をすでに見逃しました。あなた達は大法は慈悲であると知っていますが、大法は威厳でもあります。威厳が現れる時はもう手遅れです。人間は神がつくったもので、猿から進化してきたのではありません。もし人間が神佛の意思に従わなければ、神佛の保護を得られるでしょうか? 神は人間を作ったのに、人間が神佛を敬わないことはありえるでしょうか? 中国共産党は佛法を反対し、佛を修める人を迫害していますが、神佛はそれを許すでしょうか? 『天が中共を滅ぼす』とは天意です。あなた達が中共から脱退しなければ、それがあなたの額に押し付けた印を消去しなければ、それについて行ってしまいます。神佛は人間に対して慈悲であるから、人間に選択できる機会を与えてくれました。しかしこのような機会はいつでもあるものではありません。神佛はあなたにもう機会がないというのが明らかになるまで待つことができるものでしょうか」と言いました。夫の姉の息子は突然大声は「私は共産党、青年団、少年隊から脱退します」と言いました。夫の姉の婿も「私ももうはっきりと脱退します」と言いました。その言葉を聞いて、私は深く息を吐き出し「あなたを救うのは真に難しい」[3]と言いました。2人は恥ずかしく笑いながら、私に感謝しました。

 私は「私に感謝しないでください、大法の師父に感謝してください。師父は人類を救っております。『法輪大法はすばらしい』、『真・善・忍はすばらしい』とおぼえてください。これは美しい未来に通じるパスポートです」と言いました。夫の妹の娘は私達の会話を聞き「みなさんに一つお知らせます。私がテレビのニュースを見た時、『三退して平安を守る』と言っているようでした」と言いました。一瞬みなポカンとしましたが、それから意味深げに笑いました。

 ほかでもなく、大法の威徳、師父の広々とした慈悲が衆生に蘇る希望を与えてくださいました。弟子として、このますます少なくなる時間を大切にし、執着を放下し、人心を取り除き、人を多く救います。

 千年の輪廻、動き回転する法輪は私をつれて帰途に足を踏み入れています。師父の慈悲なる苦度にお礼を言います。

 

同修の無私なるご援助に感謝します。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇〇八年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「あなたを救うのは真に難しい」

 (明慧ネット第11回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/13/299628.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/14/146858.html)
 
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