文/重慶市の大法弟子
【明慧日本2015年5月7日】私は2013年10月に大法の修煉をはじめた、会社を定年退職した職工です。10数年前に、妹が私に法輪功の事を教えてくれたのですが、私は「自分は家庭と仕事があるので、法輪功などに気を配る余裕はない」と思い、妹の言うことを聞き入れませんでした。また『轉法輪』を見ると、本の字がチカチカすると感じ、内容が胸に染み込んできませんでした。こうして私は何年も無駄にしましたが、縁があり、ようやく再び法輪大法に触れることができました。
一、修煉環境に入る
2012年のある日、私は家で知らない人から電話を受け、私がずっと販売していた商品を私が知らない場所へ送ってほしい、と言ってきたので、「このような新しいお客様へのサービスも必要なのだ」と思い、私はAさんに会いました。Aさんは若くて美しく、話は親切で信用できました。実のところAさんは私の妹の依頼を受けて、妹の無事を報告しに私の所に来たのでした。
と言うのも、当時、妹は何年も初志を翻さず、ずっと法輪大法を修煉していたので、労働教養と刑罰を受け、さらに残虐な刑に遭っていたのです。妹はずっと不当に拘束されていて、7年経ってようやく家に帰ったと思ったら、また不当に財産を没収されました。幸いにも、その時、妹は早めに家から離れていて不在でした。もしそこにいたら、他の4人の同修と同じように妹も捕まっていたでしょう。それから妹は身を落ち着けるところもなく、私と連絡を取ることも困難でした。私は心の中で、ずっと妹の事を心配していましたが、かといって、どのように妹と連絡を取ればいいのかもわかりませんでした。
ですからAさんが念願のニュースを私に持ってきてくれた事に本当に感謝しました。私の気がかりだった心がやっと取れました。Aさんは「あなたたち姉妹は仲がとてもよく、妹さんは大法にあんなに誠実にとりくんでいるのだから、あなたも大法の書籍を読んでみて、大法を理解してもよいのではないでしょうか。どのように良い人になるかを子供に教育する事に対しても、大法はとても役に立ちます」と私に話しました。そしてAさんと接触を繰り返していくうちに、「Aさんは善人で、教養があり、また、私に嘘を言わない」という事がわかりました。そうして2013年5月に私は『轉法輪』をいただきました。Aさんの話すところによると、「毎日一講ずつ最後まで読んで、それを続けて九講まで読み終えたら、また最初から何度も繰り返し読む」という事でした。それから『轉法輪』を読み終わった後、多くの事が私はわかるようになり、心の中の長年の謎が解け、「なぜ自分がたくさんの不平を言いたくなるような事に多く遭遇するのか?」といった疑問や、「人になる事が目的ではなく、師が法を正す事を手伝う事が目的だ」という自分の人生の本当の目的もわかりました。
長い間受けてきたの邪党文化教育で、私は積極的に真相に触れようとせず、私は法輪大法の修煉に入るチャンスを失っていました。昨年9月の勤め先の集団健康診断の時に、私は2つの指数がみなガン症状を指している事を知りました。医者は「薬を使って一年後またもう一度検査しよう」と言いました。またさらに中度の米不耐症(米を食べないか、あるいは食べるのを少なくする事が必要)の結果もでて、私は「米さえも食べられないなら、生きていても仕方がない」と思いました。私は長年様々な病気(心臓病、脳血管変形、高脂血症などの症状)を抱えて、いらいら、不眠、加えて頭がくらくらとして頭痛に悩まされ、更に状況は深刻になっていました。しかし、今は法輪大法の修煉に入る事ができ、また、師父が安排して下さっています。
このようにして、2013年10月16日から私は修煉を本格的に始めました。学法、煉功し、最初のうちは座禅を組んだ時が苦しく、片足で座禅しても、30分は我慢して励みましたが、あまりに痛くて汗は出て涙が流れ落ちました。しばらくすると、だんだん長く座禅できるようになり、3カ月過ぎた頃には1時間できるようになりました。現在、煉功して1年経ちませんが、様々な体の具合が悪い所はすでに消え去りました。この期間、「私に頭痛を起こさせていた他空間の霊体を、私のために師父が連れて行って下さった」事を私は明らかに感じました。霊体を抜いて頂いた時は痛みを感じましたが、目が覚めると痛みはなくなり、体調が悪いという感じもありませんでした。
二、大法の素晴らしい威力を実感した
「大法を修煉をはじめて一カ月余りの時、私は同修のAさんについて地方へ行きました。私はその地で、同修が刑期を終えて出獄するのを助けるという貴重な経験をした事を覚えています。当時、私はまだ初心者でしたが、もう法に溶け込んでおり、毎週学法グループに参加し法を学んでいて、すでに同修の事を自分の身内のようにみなしていました。この行動を起こす当日に、ある同修が「あなたは現場に行かずに、ここで発正念して下さい」とメモで伝えてきていました。しかし私は「私たちはすでに一つの全体の一部分なのだ」と想像し、「ここに来る前に私も発正念をすると承諾した」事を私は思い出しました。結局、私は地元に残らず、刑務所に近い同修の家に朝早く駆けつけ発正念したのです。
3人の同修と私は一つのベッドの上に座って発正念しました。するとベッドがやたらに揺れ動いているのをありありと感じ(しばらく経って、これはエネルギー場だと、同修たちが私に言いました)、さらに掌を立てている時、指先がズキンとしびれ、感電したような感じを受けました。一時間以上発正念した後、「刑務所側は同修を開放しようとせず、その地区の『610弁公室』から人が来て、同じ地区の警官が迎えに来て同修を連行する事になった」という知らせが届きました。
その時、だしぬけに窓の外に水が滴る音が聞こえたので、「漏れがあるので内に向けて探さなければならない」とある同修は悟りました。そして妹は「私たちは悪の手配に耳を貸してはならず、師父と大法の安排を聞かなければならず、法に則って悟らなければならず、そして神の対策を用いて行わなければならない」事を理解しました。何とその時「もっと人を動員して、同修を奪い返したい」と考える同修もいたのです。
このような状況になり、私たちは、皆一つになって相談しあい、現場にいる人もいない人も皆続けて発正念し同修を救う事にしました。天目が開いている同修が自身の次元で見た、この正邪の大戦の光景では、空の果てからやって来た黒山のような一面の邪悪の群れを、発正念で一群また一群と滅したけれども、ずっと平行線のままであったようです。私たちは昼食もみな順番に食べに行き、私たちの正念は止まりませんでした。
実際に、地区の『610弁公室』が人を派遣して来たという知らせを聞いた時、私は「私たちがこの問題の難点の解決を見つけなければならない。そこに『610弁公室』がやって来た。来たからには『610弁公室』も目的を持ってやって来たわけで・・・」と悟りを話しましたが、それを聞いた妹は私が悟り違えていると言いました。私は妹にそう言われても黙っていました。なぜなら自分がまだ新人である事を私は恐れていて、「妹の方が正しいのではないか」と思ったからです。
午後4時か5時になっても、双方ともこの件への接触を続けていましたが、しかし依然として進展がなかったので、私は悟った事を他の老同修に話すしかありませんでした。しかし私の悟りを聞いた老同修は「その悟りは正しいのではないか。支度をしてすぐ警察署にいる『610弁公室』の人間に電話しよう」と言いました。同修のAさんは「私は『610弁公室』の担当の電話番号を知っています。すぐ電話して、家族はみな現場に着いたので、『610弁公室』の人間には、同修を地区の警察署に連れ帰るという考えを無くしてもらって、派遣されて来た『610弁公室』のスタッフには自分たちだけで帰ってもらいましょう」と言いました。そこにいる同修全員が電話に出るであろう相手側に対して正念を発しました。その電話が終わると、誰もがホッと一息つきました。この時、「同修の夫に身分証明書のコピーに行かせ、同修を開放する事に同意した」と、刑務所側から連絡が届きました。
ある天目が開いている同修は、「師父が大法弟子たちに試験をしており、試験の前半部分の選択問題は全て不正解でしたが、後半部分の応用問題はすべて正解となり、最後にさらに、判決を受けた同修と同修の夫が互いに手を握り合って刑務所の門から出て来た」という夢を見ていたそうです。
こうして、私たちは獄中の同修をうまく迎える事ができ、みんな安全に現場から離れました。同修たちは「この出来事は、師父が私の口を借りて皆に啓示して下さったから、円満に解決する事ができたのだ」と話し合いました。私は今回の事で大法の素晴らしさを実感しました。この事はまさしく「弟子正念足りれば 師は回天の力あり」[2]だったのです。私は師父の偉大な慈悲を目にすることができました。そして同修たちがチームワークよく頑張った事、そして自分がそのチームの一員になる事ができた事を嬉しく思いました。
三、法がわかり 急いで人を救う
ある時、私は静功をしている時に、「『急いで人を救うように』と師父が何回もおっしゃっている」と思ったので、「師父、これは本当に急いでいるのですか?」と、心の中で黙想しました。師父が啓示なさったのか、「急!急!急!」(中国語の発音でジージージーと読む、画眉鳥の叫び声とかけている)と窓の外の画眉鳥が叫びました。それ以来、私の肩にかかる責任は重いものだという事と、師父のご心配が、私はよりわかるようになりました。「あなたは新しい修練者ですから、『人を救わなければいけない』とあなたが悟った時、自然の成り行きに任せて行えば良いので、無理に求めてはいけません」と、同修のAさんは述べました。また「もし自分の次元が高くなく、自分をしっかり修めていなかったら、私より次元が高い人は救えない」という事を私は理解しました。このように悟ってから、私は全世界の大法弟子の集団煉功に参加することにしました。朝3時40分に起きて5セットの功法と発正念をした後、少し休んで学法する事を毎日続けました。師父は私のために何回も体を調整して下さいました。私は灌頂を2回感じ、通電した時と同じような頭からつま先まで体を貫く感じと、快適さを、身体と精神で感じました。
妹がお正月に帰って来た時の事、私は前もって何人かの古い友人と会って食事する約束をしていました。私たちは互いに力を合わせ、妹が真相を伝え、私が発正念する事を担当したので、行った先々でそれらの友人たちはみな三退しました。真相がわかった後、親類と友人たちはみな、私たち姉妹に感謝しました。私は「もっと師父に感謝すべきであり、なぜならこれは、師父がみんなをお救いになったのだからですよね!」と思いました。それからも私がある人を思い出した時に、ちょうどその人が目の前に突然現れ、私が挨拶すると、二言三言で三退した事がありました。それは師父の安排でした。妹が数えてみると、このお正月の間に、全部で40人余りの人が三退していました。
私にはよその地区に親戚(おばさん)がいます。おばさんは70歳を過ぎているのですが、仕事ができてよくしゃべり、6姉妹の一番上で、また、一家の中心人物でした。その親戚の家では大きい事も些細な事もおばさんが全て決めていました。おじさんは重病を患っていて、妹の勧めで彼はもともとすでに三退を承諾していました。しかしおばさんの反対に遭い、それを悔やんで重い病に罹り亡くなりました。
私は修煉を始めてから、おばさんが割と頑固である事に気が付きました。そして彼女と真剣に交流する必要を感じ、私はおばさんを家に招待し、しばらく滞在してもらい、寝食を共にし、よもやま話をしながら、話の合間に真相を伝えました。おばさんは師父を汚す中国共産党の嘘を繰り返し、私に言いました。「邪悪はデマを飛ばして紛糾を引き起こすのが好きなのです。師父は法輪功が迫害される前に外国に行き、功を伝え説法しましたが、これのどこが師父が金運に恵まれ、幸せを享受するために外国に行った事になるのでしょう? それにどこかの戦友の発言もでたらめです」と、私は辛抱強く彼女に説明しました。私が持っている全ての真相DVDを見せると、おばさんはだんだん多くの真相と道理がわかってきたようでした。
数日後、「今日、私は友達(同修)の所に行かなければならないのですが、友達たちは三退する事を助けてくれます」と、おばさんに言いました。おばさんは同意しました。次に私は「亡くなったおじさんも三退できます」と言いました。すると「夫は亡くなったのに、どうやって三退するんですか?」と、おばさんはちょっと怪訝に思ったようでした。私は「身内の人がうなずけばそれでいいのです。つまりおばさんがうなずけばいいのです」と話しました。「では亡くなった夫と三退しましょう」とおばさんは答えました。なぜなら、おばさんはもう三退しない事の危害を知り、「三退しなければ地獄に落ちて難儀するであろう」事を知ったからです。私と妹の「悩みの種」は、ついに消されました。おばさんは喜んで、さらに家に20日間泊まりました。我が家を去って行く時、おばさんは真相資料をいくつか持って行き、帰ってから家族に見せたそうです。私はまた時間を作って、今度はおばさんの家族を三退させに行こうと思います。
地方にいる姪が帰って来た時の事、姪が私と外で食事をしようと電話してきたので、私は喜んで同意しました。待ち合わせたお店に到着してみると、姪夫婦と舅、弟と弟の妻の全部で5人が、食事をしながらおしゃべりしていました。そこで私が真相を伝えると5人はみな同意し、その場で皆三退しました。また彼らは帰ってからも真相資料を読みました。姪は私の事を「わたしのおばはとても良い人で、何かいい事があると私たちの事を忘れません」と、喜んで言ったそうです。姪の一家は全員初めて私に会ったのに、こんなに私を信じてくれたなんて、本当に「修は己にありて、功は師にあり」[1]だと思いました。これは師父が私に姪たちの一家を救わせて下さった、という事です。
このような話は多くあり、その中のいくつかをシェアさせていただきましたが、法に則っていない所があれば、同修の皆さんのご指摘をお願いします。修煉は一条の厳粛な道であり、私がやる必要のある事はまだまだ沢山ありますので、私はもっと精進し、法を正す進展に着いて行かなければなりません。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
(明慧ネット第11回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/18/146927.html)