【明慧日本2015年9月14日】去年8月に私は、昔、隣近所に住んでいた徐さんに久しぶりに電話をしたところ、その家族から徐さんが死にそうで、もう葬式の準備もしていることが分かりました。
若いとき、私と家族4人は皆、病気を患っていました。徐さん夫婦は二人とも、私たちの面倒をよく見てくれて、私の二人の子供たちを可愛がってくれました。そして徐さん自身も体が弱く、高血圧など多くの病気を患って、よく入院していました。
96年私が法輪功を修煉し始めた時、徐さんに手紙を書いて法輪功の事を教え、彼女も修煉を始めました。すると半月ほどで彼女の病気が全部治りました。それから彼女はとても精進して、あちらこちらへ大法の素晴らしさや良さを伝え、徐さんは随分と若返りました。
しかし、99年中国共産党が法輪功を迫害し始めると、徐さんの息子と娘は中国共産党を恐れ、彼女の修煉に反対するようになりました。彼女はこっそりと一人で修煉していましたが、時間が経つにつれて、だんだんと緩んできて、修煉しなくなりました。そして2年前から徐さんの病気が再発してしまい、注射しても、薬を飲んでも全くよくなりませんでした。
彼女の病状を聞いた私は、すぐに四川省から汽車に乗って、徐さんの家に向かいました。遠くから見舞いにきた私を見て、徐さんは「あなたの来るのが遅かったよ、私はもう棺桶に片足を突っ込んで、2カ月前から寝返りを打つことすらできず、夜も眠れない。子供たちに介護してもらって、迷惑ばかりかけて、もう早く死んだほうがましだ」と嘆きました。
私は徐さんに『轉法輪』の中の「大周天」を読んで聞かせました。3回読んだだけで、徐さんは座れるようになりました。翌日、続けて『轉法輪』を読むと、夜、私の支えでトイレに行くことが出来るようになりました。私は徐さんに「あなたはもう煉功できますよ!」と言うと、彼女は「煉功できない、もう何年も煉功してないし、きっと師父は、私のことを諦めているはずです・・・」と悲しそうに答えました。またそばにいた息子も、徐さんが煉功することを止めました。私は涙が零れそうになって、「今回、師父が私をここに来させたのですよ!74歳の私が、こんなに遠くまでやって来る目的は、他でもなく、再び修煉するようにあなたを説得しにきたのです。あなたは師父と一緒に元の家に戻りたくないのですか?」と聞くと、彼女は「もちろん帰りたいです。しかし、もう遅すぎます」と言いました。私が「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[1]と言うと、徐さんは何かを考えているようで、だまってしまいました。
三日目の朝、自由に動けるようになった徐さんを見て、「以前あなたは、私よりよく座禅できていました。まだ足を組めますか」と尋ねると、彼女はさっと足を引っ張って簡単に足を組みました。それを見た私は、拍手しました。それから動作を教えると、彼女は45分も座禅ができ、辛くなかったようです。少し休んでもらってから、私は「座禅ができるなら、動功も大丈夫、できるはずよ。私は後ろで見守るから、やってみましょうよ」と勧めると、徐さんは動功をやり始めました。はじめは少し不安定で、揺れていましたが、最後まで全部やり終えました。私が拍手をすると、「あなたと比べるとまだまだダメだよ」と嬉しそうに言いました。
4日目から、朝と夜に煉功して、日中は一緒に法を勉強して、昼ご飯を一緒に作りました。
この事を知った同僚の同修たちが皆やって来て、徐さんを励ましました。以前の彼女は同修たちが家にくるのを嫌がり、そのうえ息子が同修たちを門前払いしていたそうです。
8日目、徐さんと私がマンションの部屋から、1階に降りて来るのを見た徐さんの息子と娘は、たいへん喜びました。私は「これから、もうお母さんに何があっても、医者に診てもらってはいけません。必ずお母さんの同修たちを呼んで、助けてもらって下さいね」と徐さんの息子に言いました。すると「法輪功がどういうものなのか、今やっと分かりました。これからは同修の皆さんを大歓迎します。ご安心ください」と約束してくれました。
それで9日目、私は徐さんの娘の見送りで汽車に乗って帰りました。現在、彼女はまじめに法を勉強し、煉功しています。彼女がまだよくできていないのは、衆生を救い済度するお手伝いをすることだけです。
私に対するご近所さんの変化
私と同じマンションに住んでいる2階の盧さんは、大法をとても信じていて、師父の説法もよく聞いています。しかし、彼女の家族が反対したので、彼女は修煉できず、法輪功修煉者のこの私まで、冷たくされました。
しかし、去年4月20日朝、盧さんが孫を学校へ送りに行くとき、家から出た途端、震度7の地震に遭い、2階から1階まで転落しました。腰の骨を骨折して、入院しましたが、1カ月入院しても、寝返りをうつことすらできません。私は見舞いに行って、盧さんに「もしあなたが退院して家に戻れるのなら、私が大法の本を読んで聞かせれば、あなたはもっと早く治りますよ」と話しました。数日経ったある日の夜、盧さんが夢の中で、白い髭のおじいさんに会いました。おじいさんは盧さんに「ここに長く泊まらないように! 家に帰れば早く治る」と教えてくれました。盧さんは夫を説得して退院しました。それからは毎日姪の子に下の世話をしてもらいました。
盧さんの夫は毎朝8時に孫を学校へ送って行き、昼食の時間に帰ってきます。午後は麻雀しに行き、孫を迎えに行ってから、6時くらいに帰ってきます。私は盧さんの夫がいない合間に、盧さんに『轉法輪』を読んであげます。1回目を読み終わると、盧さんは一人で壁に沿って、トイレに行けるようになりました。この変化を見た盧さんの夫が、「どうして起きれるようになったのか?」と聞くので、盧さんは「李さんが助けてくれました」。「どうやって?」と尋ねると、「法輪大法の本を読んでくれたのよ」と答えました。「それだけで、本当なのか? なんて不思議な本なんだ!」と感心しました。
翌日、私が盧さんに法輪大法の本を読んであげていたら、ご主人が突然外から帰ってきました。「心配しないで!私は奥さんが早く治るように手助けしているだけです。奥さんが早く治れば、あなたも楽になるでしょう」と言いますと、盧さんの夫は「法輪功をする人は、本当にいい人ばかりですね! 私は家族を代表して感謝します。もし妻が法輪功をやりたければ、私は反対しません」と言ってくれました。
そして盧さんは5日間で『轉法輪』を2回読み終わると、自由に歩けるようになりました。1週間後、盧さんの夫は「お前、何か買って、李さんのところに届て、お礼を言ってきなさい。お前が煉功したければ、してもいい」と笑顔で言いました。
盧さんはアヒルの卵40個と大きなスイカを一つ買って持ってきました。私はそれを全部受け取らずに、返しました。盧さんはそれから正式に修煉し始めました。今、盧さんの家族は皆、私を見かければ、いつも笑顔で迎えてくれるようになりました。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」