【明慧2016年4月18日】中国・吉林省楡樹市裁判所は、今年3月29日に法輪功学習者・劉淑艶さんに法廷で尋問した。その後、楡樹市裁判所は4月11日午後4時に開廷され、劉さんに3年の判決を言い渡した。劉さんの娘・小華さんは、冤罪の「冤」と書かれた紙を持ち無実を訴えた。その時、それを阻止しようとする私服の警官らに、パトカーの中に押し込まれ、閉じ込められた。
今回の開廷は、裁判所と国保大隊が暴露されることを恐れ、隠蔽の形式を取り、裁判所の前の道路にはパトカーや警戒線が全くなく、制服の警官すらもいなかった。しかし、裁判所の正門と脇門には私服の警官らが大勢配置された。国保大隊の十数人の警官らと、さらに華昌派出所の警官らも加わって協力し合った。その上、裁判所ビルの上からは、警官ら2人が警戒に立って下を覗き、監視していた。
法廷の中では、法官の張立国、訴訟代理人の趙鉄騎、当事者の劉さんと傍聴者3人(劉さんの80代の母、弟と親戚)と、数名の司法警官しかいなかった。審判の時、劉さんの弟が控訴しようと言うと、すぐに警官らに外に押し出されてしまった。裁判の結果は3年の判決を言い渡され、その過程はわずか7分間で終わった。
その後、パトカーは劉さんの娘・小華さんを強引に華昌派出所に送った。パトカーのなかで、警官はずっと小華さんに法輪功をやっているのかと聞いたが、小華さんは何も答えず、ただ母は犯罪を犯していないので、審判は違法だとだけ答えた。
華昌派出所で尋問する時、十数名の警官らは代わる代わる小華さんに圧力をかけ、自分も法輪功をやっていると言わせるように仕向けた。小華さんは始終「答えなくてもいい権利をもっています。母のために冤罪を訴えるのは間違っていません」とだけ言い続けた。小華さんは、華昌派出所に1時間半の間、尋問された。小華さんのおばあさん、おじさんと親戚は、派出所に出向き小華さんを帰らせるように要求した。最後に、警官らはどうしても目的を達成できずに、小華さんを解放した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)