「法輪功の修煉者だけが、やり遂げられます」
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文/中国の大法弟子 新宇 

   【明慧日本2016年7月18日】今年の4月30日、学法場所に行く途中で歩道を歩いていると、突然オートバイが猛スピードで走ってきて、私を道に押し倒しました。頭から地面に落ち、身体はドンと叩きつけられました。オートバイは私の大腿を轢き、膝とふくらはぎにぶつかって倒れました。

 その時とても頭が痛く、触ると大小のコブが出来ていました。腕も青紫色になり、肋骨も痛くて息をすると息苦しく感じました。地面に倒れる瞬間、私は心の中で大声で、「師父、助けてください!」と叫びました。同時に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と言い続けました。師父がおられ、法があり、私になんの問題も起こるわけがありません。目をあけたとき事故を起こした運転手は、オートバイにうつ伏せになりながら起き上がらず、ずっと唸(うな)っていました。

 その時、野次馬の中の人が好意で救急車を呼ぼうかと私に尋ねましたが、私は手を振り「大丈夫です。呼ばないで」と答えました。110番しようとしていた人も驚いた眼差しで私を見たあと、向きを変えて行ってしまいました。私は苦しくても、何度も起き上がろうとしましたが、起き上がれませんでした。事故の運転手は、「地面に腹這いになるのはやめてください。あなたが私にぶつかってきたので、私があなたにぶつかったわけではありませんよ。私が引っ張りますから、早く起きてください」と言いました。

 運転手は間もなく私を引き起こしてから、靴が無くなっていることに気づきました。一人の親切な人が、道の向かいに落ちていた靴を拾って持って来てくれました。ある人が心配しながら、私に大丈夫かと尋ねました。ひどくぶつけられた私を見て、早く病院に行って検査を受けるようにと言ってくれました。特に頭部が脳震盪を起こしているかもしれないし、外傷も処置しなければいけないし、肋骨も折れているかもしれないと言いました。

 私は皆の前で言いました。「皆さん、心配してくれてありがとう。私は法輪大法を修煉していますので、大丈夫です。外傷や内臓器官の障害もきっとどこも悪くありません。大丈夫です」

 私は運転手に聞きました。「あなたは三退しましたか?」彼は「聞いたことがありません」と答えたので、私は彼に真相を伝え、三退を勧め、江沢民を告訴する大潮流が起きている原因を話しました。彼は真相が分かった後、実名で三退しました。私は彼に、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えておくように言い、この言葉は、災難を遠ざけることが出来、平安を保てることを教えました。「これからはゆっくり運転してくださいね。あなたは今日私にぶつかりましたが、これが他の人であれば骨折していましたよ」と彼に注意しました。

 周囲の人は、「法輪功を修煉している人は良い人ですね! どおりで通報しないわけだ」と言いながら、運転手にも「そこの若い人、今日良い人に出会ってとても幸運だった。これが別の人だと、病院に行って高額なお金を払うところだったのよ」と言いました。

 運転手は感動して、改めて私に礼を言いました。私は大きな声で彼に「感謝をするなら、師父にしてください。あなたは『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を心の中に刻んでおくように」と教えました。彼は「分かった」と返事をし、「なにか問題が起きれば、僕を呼んでください」と言ったので、「あなたは私に電話番号を教えなくていいし、オートバイのナンバープレートも見ていませんので、安心してください。私に問題は起こりません。これからもあなたを探したりはしないので、安心して行ってください」。

 皆はこの様子を見て、「なんて馬鹿な人なんでしょう! ただ、しかし、法輪功を修煉する人だけが、このようにやり遂げることが出来ます。どんなにひどくぶつけられても、問題ないと言います。とても不可思議です」と騒いでいました。

 私はゆっくりと歩いて学法場所に着きました。同修に先ほどの事故の経緯を話しました。同修は私のために発正念をしてくれました。学法が終わってから、家に帰って夫に今日あった事故の経緯を一通り話しました。夫はびっくりして、私の服とズボンを脱がせた後、身体の傷を見て、さらに心配してやまず、激昂して聞きました。「あなたにぶつけた人は、どこへ行きましたか? 彼は病院に連れて行き、検査をさせましたか?」。私は「彼に、行きなさいと言って帰しました。病院に行って検査をしていませんが、大丈夫です。私が法輪功を修煉しているのを忘れましたか? 師父は私を守ってくださいます。私は師父と法を信じています。なんの問題も起こりません。心配しないでください」と答えました。しかし夫は私の言うことを、「煉功して馬鹿になったんじゃないのか、自分の身体なのに、なんの冗談を言いますか。早く私と病院に行きましょう」と言ってききません。私は根気よく、「大丈夫です。『物事の善し悪しは人間の一念によるものであり』[1]、私は師父を信じ、法を信じています。絶対に問題は起きません」とはっきりと言いました。

 夜になって妹(同修)がこのことを知って、家にやって来て、一緒に学法、煉功し、発正念をして、旧勢力の妨害を否定しました。一晩中通して学法と煉功をしました。翌日はメーデー(労働節)で家の人は、皆休暇でした。私はいつも通り、洗濯、片付け、家事をこなして、家の人に餃子を作っていました。夫も手伝おうとしましたが、断りました。学法、煉功を通して、身をもってなんの問題もないことを実証しました。夫は大法の不思議さを目の当たりにしました。

 連続して2日間学法、煉功し、次の日には、頭に出来たこぶが治りました。ただ、肋骨のあたりが横になると痛くて、すぐには起き上がれませんでした。

 その翌日、私は当時の目撃者に出会いました。彼女はびっくりして私の手を握りながら「おばさん、本当に何もなかったんですね! あの時、皆あまりにも仰天しました。本当に良くなったのですか? 生命力がなんと強く、まるで神仏に守られているようでとても不思議です。良い人には良い報いがあるのですね。法輪功はとても良いものですね!」と感嘆しました。また同時に、「検査をしましたか? 薬を飲みましたか?」と彼女に聞かれ、私は「病院にはかかっていません。検査も受けず、薬も飲んでいません。法輪功の師父が私を救い、守ってくださったのです」と答え、彼女に心から「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」といつも言うように教えました。

 このような魔難を経験し、私にたくさんの執着心があることを見つけました。それは、顕示心、自分を実証する心、自分に対する良い話を聞きたい心、嫉妬心などです。これからの修煉において、これらの良くない執着心を取り除かなければいけません。師父の慈悲なる救い済度を無にしてはいけません。

 再度、師父にお礼と感謝を申し上げます。命を救ってくださいまして、本当にありがとうございました!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/3/330802.html)
 
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