【明慧日本2016年9月8日】中国・遼寧省鞍山市の法輪功学習者・孫敏さんは、今年6月28日に連行され、鞍山市女子留置場に不当に拘禁され、野蛮な灌食に苦しめられている。7月27日、孫さんの弁護士が留置場で面会した際、孫さんの腕、腿の多くの箇所に殴打されて出来た青い傷跡を目にした。
弁護士が留置場の所長の趙洪波に傷の原因を尋ねたところ、趙は「孫は断食したから、私達は彼女の生命を救うために灌食したのだ。孫の体内の血小板が低いため、紫や青くなりやすいのだ」と答えた。弁護士は「私の弁護人に、不当な扱いをしないで欲しい」と警告した時、趙は「すでに新しい監室に変えた」と言った。
情報によると、趙は表面上は非常に善良そうだが、陰では孫さんと同じ監室の受刑者の李楠、張慧麗、宋福麗などに指示し、孫さんに対して野蛮な灌食を行わせた。受刑者らは食物の中に大便と尿を混ぜ入れて、孫さんの鼻を挟んで口の中へ注ぎ、1日に8回も行った。さらに孫さんに対して洗面、トイレ、睡眠を許さなかった。孫さんは10日断食した。
孫さんは優秀な中学校教師だった。「真・善・忍」を堅持したため、何度も迫害を受け、九死に一生を得ていた。
今年6月28日午後6時頃、孫さんが中学校近くのマンションから降りてきた時、鞍山市立山区公安支局の警官に連行された。家財を押収され、鞍山市立山区霊山派出所まで連行された。その夜10時頃、また孫さんを連れて、鞍山市立山区霊山北鋳の孫さんの家へ行き、家財を押収し写真を撮った。孫さんの2つの住所に保管していた2万元と4万元の現金が奪われた。明細書に6万元が書かれていないため、孫さんの父親が霊山派出所を尋ねても、応対した係り員は6万元の事を言及しなかった。
孫敏さんが以前に受けた迫害
孫さんは2000年10月、鞍山市鉄東区長甸派出所の警官に連行され、あの悪名高い馬三家労働教養所で辛い労働教養を強要された。法輪功を学ぶことを放棄しなかったため、孫さんは様々な非人道的な拷問を受けた。例えば、長時間立つ姿勢、しゃがむ、飛行機(体を真っ直ぐに立ち、頭を足の方に下げて、両腕は後ろ側の上へ向けてぴんと伸ばす)を長時間強要され、足が腫れ上がって靴が履けなくなった。
また、両手を背後で縛られ、胸、頭部と足がくっ付くように押さえられ、軍のコートを被せて、人間を背中に長時間座らせたままにし、孫さんの腰と膝関節が切れたような激痛がした。大勢の人は孫さんを持ち上げて、セメントの地面へ投げたりした。トイレを許さず、1カ月以上洗面と睡眠を許さなかった。暴行を振るい、髪を掴んで壁にぶつけて、頭蓋骨に2カ所ひびが入り、後頭部の1カ所が粉砕骨折した。電気棒で電撃したり、針で刺したり、屈辱的に絶えず罵られた。
長時間睡眠させないため、目がはっきり見えなくなった。打たれた目が黒紫に腫れ上がり、片側の顔も青く変形した。手はヤナギの枝で叩かれ、クマの掌のようになり、関節も変形した。孫さんの全身の皮膚は正常な色がないため、夜トイレに行く受刑者に見られ、ショックを受けて精神病のようになり「私を殴らないで」と言って騒いだ。
2012年9月、孫さんは遼陽で連行された。遼陽留置場で地面に輪で固定され、恐喝され、灌食され、不明な薬物などを注射された。注射された後、孫さんは胃腸が辛く感じ、目で物を見ると変色して見え、はっきり見えなくなり、いつも眠たく感じていた。2カ月後、親しい友人に会っても名前を思い出せなかった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)