【明慧日本2016年9月8日】中国・山東省膠州市の法輪功学習者・宋桂香さん(71歳女性)は、昨年、留置場での迫害により、重い病状が現れたため、刑務所に送られてまもなく「一時出所」の措置を受けた。先日、膠州市阜安派出所の警官が、いきなり宋さんの家に不当に侵入し、宋さんを連行した。警官らは「裁判所の指示だ」と言った。
しかし、警官から何の説明も受けていなかった家族は、宋さんの帰宅を待っていたが、なかなか帰らなかったため、心配してあちこち探し回わった。そして、家族は、宋さんがすでに山東省女子刑務所に送り込まれたことを知った。
宋さんは以前、乳がん、リウマチ、心臓病、糖尿病を患っていた。病気を治すため、宋さんは法輪功を学び始めたところ、2カ月後、奇跡的に病気が消えた。それで、その奇跡を目の当たりにした家族や十数人の親戚も法輪功を学び始めた。
しかし、1999年7月20日、江沢民が法輪功への迫害を引き起こした。宋さんと家族は残酷な迫害を加えられた。宋さん本人は二十数回も連行され拘禁された。刑務所では、罵られたり殴打されたりして迫害を受けた。
宋さんは雪が降っていた真冬の日、警官に綿入りの服を脱がされ外に立たされたことがあった。また、耐えられないほど暑い日に外に置かれ、蚊にいっぱい刺されたこともあった。それに、鉄の火掻きで口を殴られたこともあり、歯がほとんど抜け落ちた。
宋さんの夫・李玉シンさんと次女の李雪さんも、法輪功を学んでいるとの理由で、3年と7年の実刑判決を言い渡されたことがあり、2人の息子と長女も連座で逮捕された。
しかし、宋さん一家は決して屈しなかった。一家は善を持って、中国共産党に騙されないよう、人々に法輪功が不当に迫害を受けている真相を伝え続けた。
2014年の年末のある日、宋さんは7年間刑務所に拘禁され、解放されたばかりの次女・李雪さんと一緒に、車で出かけたが、途中で警官に止められ、派出所に連行された。それから、警官らは、宋さんの自宅に行き、家にいる長女の李梅さんも連行した。
宋さんの親子3人は、迫害に対して抗議し、5日後に解放された。
昨年5月28日、宋さんと家族は、法輪功迫害を引き起こした江沢民に対する「刑事告訴状」を最高裁判所と最高検察庁に郵送した。
そのため、阜安派出所の警官は、昨年9月16日午前、宋さん親子に「話したいことがある。派出所に来い」と連絡した。午後、親子は派出所に行ったが、その場で連行され青島普東留置場に送られた。
留置場で心身ともに苦しめられた宋さんは下半身が麻痺し、便の失禁、胸の苦しみなどの病状が現れた。宋さんの弁護士が何回も留置場に来て、宋さんと面会し、法律に基づき、留置場側に宋さんの解放を求めたが、解放を許されなかった。
昨年12月1日、宋さん親子は、膠州市裁判所に不正裁判をかけられた。宋さんは懲役8年、娘の李雪さんは10年の重刑を受けた。宋さんは12月10日、病気治療のため「一時出所」の手続きをして帰宅した。
宋さんは養生しながら、娘のことを心配した。体が少しよくなった宋さんは膠州市政府、裁判所などに行き、娘の解放を求めた。
しかし、宋さんも先日、再び連行され刑務所に入れられた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)