中国・雲南省の身体の不自由な法輪功学習者2人 不当な裁判に直面
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 【明慧日本2016年10月25日】中国・雲南省楚雄市の法輪功学習者・安蘭浪さん(50代女性)、王萍于さん(50代女性)は、昨年12月に地元の警官に身柄を拘束され、家財を押収された。その後、保釈されたが、現在不当な裁判に直面している。

 安さんは小児麻痺を患ったため、うまく歩けない。2011年から法輪功を学び始めた。

 王さんは身体が不自由で杖を突いて歩いている。1999年前から法輪功を学んで、2000年4月25日に法輪功の横断幕を掲げようと、準備していたところを不当に連行され、2年の労働教養処分に処せられた。

 昨年冬のある日の早朝6時ごろ、安さんは法輪功の資料を配った時、監視カメラに撮られた。公安は画像から身体が不自由な方だとわかり、調査した結果、王さんと安さんだとわかった。

 公安局の警官ら20人あまりは12月8日午前、王さん、安さんの自宅に侵入し、法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、レコーダーなどの私物を押収したうえ、2人を市公安局に連行した。深夜1時過ぎ、2人は保釈されたが、随時に召喚できるよう、待機するよう脅迫した。

 その後、2人は度々、市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に召喚され、保証書、始末書などを書けと脅された。さらに、書かないと年金を差し引き、判決を宣告するなどと脅かした。

 今年6月、市公安局の国保警官は再び王さんと安さんを探し出し、案件はすでに市検察庁に移送されたことを告げ、協力するようにと求めた。

 8月、市国保、610弁公室の関係者は再び王さんと安さんを探し出し、保証書を書かせた。さらに家族にまで保証書を書かせたという。9月下旬、市国保の警官は王さんと安さんを公安局に呼び出し、給料の差し押さえと判決を宣告するぞと脅かし、保証書を書かせた。

 翌日、市裁判所は王さんに召喚状を受け取るようにと知らせた。今月26日の午前8時40分から第七法廷で開廷される予定だという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/10/21/336589.html )
 
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