【明慧日本2016年10月20日】河北省広宗県の裁判所は、路剛さんの家族と弁護士に知らせていない状況下で、今年の8月4日、法輪功学習者の路剛さんと蔡蘊さんに対して、不当な裁判を行った。路さんの弁護士は8月3日に蔡さんの弁護士から情報を得て、急いで駆け付けた。弁護士の弁護は確かな根拠があり、力強かった。司法官は答えられず、早めに裁判を終わらせた。
裁判所は8月29日、路さんと蔡さんの家族に、9月12日に再び裁判すると通知した。
9月12日、裁判が行われる前に、大勢の法輪功学習者が法廷の外に来ていた。一部の法輪功学習者は2階の法廷に入ることを求めたが、警官に押されて遮られた。
ある法輪功学習者は「あなた達の行為は合法的ではなく、法律では国民は傍聴の権利があると定めている」と言うと、警官は「私に法律を言うな」と答えた。傍にいる人が引き続き「法律を言わない場所が、裁判所と言えるのですか?」と聞いた。
法廷内の路さんと蔡さんは、虎の椅子にはめられ、手錠と足かせを付けられ、動くことを許されない。2人の弁護士は「当事者は罪を犯しておらず、このように扱うべきではない、直ちに刑具を取り外して下さい!」と強く求めた。1時間対峙した後、裁判所は足かせだけを取り外した。
路さんの母親は司法官に「私の息子は犯罪者ではないのに、どうして無罪で解放しないの?」と聞いた途端、数人の司法警察が路さんの母親を押して、外に追い出そうとした。路さんの父親は状況を見て、妻を守るためにすぐ駆けてきて、急いでいるうちにテーブルをぶつけて倒した。傍のにいた133151の司法警察官は命令を出して、路さんの父親をパトカーに引っ張った。
2人の弁護士は裁判所と交渉して、直ちに路さんの父親を解放するようにと求めた。パトカーは戻って来たが、路さんの父親に「過ちを認める書類を書かなければならない」との前提条件があり、路さんの父親は断固として過ちを認めないため、またパトカーに乗せていかれた。午後、裁判所は母親の手元に拘留通知を渡し、「父親は15日間拘留される」と裁判を終わらせた。
路さんと蔡さんを乗せた車が裁判所の表門を通過した時、数十人の法輪功学習者は入り口に立って、大声で何度も「法輪大法は素晴らしい!」を繰り返していた。足を止める通行人がおり、裁判所の職員も外を見ていた。母親は半年間息子に会っていないため、さらに連れ合いも連行され、泣いて目が真っ赤になって、椅子の上で動けなくなった。裁判所の司法官はまた母親に「弁護士を辞退させ、地元の弁護士を探せ」と脅した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)