河南省 候佳玲さん 冤罪で5年の実刑判決
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 【明慧日本2016年11月18日】侯佳玲さん(68)と家族、弁護士は今年10月21日、杞県裁判所副所長・張峰から、候さんを5年の実刑に処すという通知を受けた。候さんは不服として上訴を決め、弁護士は10月26日、同裁判所に上訴した。

 侯佳玲さんは昨年、法輪功迫害の元凶である江沢民の告訴状を最高検察院へ提出していた。

 今年4月27日、家にいたところ警官らに不当に連行され、家宅捜査を受けた。連行された理由としては「法律の実施を妨害した罪」でその後、刑事拘留された。

 5月11日、同県検察院は不当に逮捕状を許可した。そして6月末、存在しない罪名で候さんを同裁判所に起訴した。

 7月27日に開かれた公判で、弁護士は四つの角度から候さんが無罪であることを主張した。

 一、いかなる法律、根拠をもってしても法輪功が邪教であることを立証できていない。

 二、公安が取り調べた証拠は、本人の署名がなく無効で違法行為である。

 三、警察が家宅捜査により提出した押収品リストは、当事者が現場にいなかったため、有罪の証拠として使うことは出来ない。

 四、警察が家宅捜査の際に撮った物品の写真は、数量が確認できないのでビデオの映像が必要である。

 候さんも自ら無罪を訴えた。「私が法輪功を信仰していることは社会に対して百利あっても一害なしです。迫害を受けるかもしれない状況下で、大法の素晴らしさを話すことは、世人を救う大いなる善、大いなる慈悲の現れです。江沢民を告訴することは、迫害の元凶を「ジェノサイド」の罪で起訴し、迫害を停止させるためです。それは正義の表れであり、尊厳を守るための法律です。世界は『真・善・忍』を必要としています。私が法輪功を信仰するのは無罪であり、無条件に釈放することを求めます」

 これ以上公判の進行が出来なくなったと見た裁判官は休廷を宣告した。

 同県に住む法輪功学習者・于兆海さんも昨年10月14日、自宅にて610弁公室、警官らによって連行された。今年3月16日、裁判所は公判が時間わずか10分ほどで、5年の実刑判決を言い渡したのである。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/8/337390.html)
 
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