大法の中の一つの蓮花になりたい(二)
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 【明慧日本2017年1月6日】

 三、同修を手伝い、自分を修める 

 千万年も待ち続け、やっと家(天上の家)へ帰る道を見つけて、私はしっかり三つのことを全力で行いました。しっかり自分を修めると同時に、難儀の中にいる同修を手伝い、共に精進できるようにしています。 

 法を得たばかりのAさんは、人心を取り除いていないため、ニワトリを育てていました。娘に鶏肉を食べさせるため、ニワトリを殺さなければならず、自分が殺生できないことを知っているので、近所の人に頼んで殺しました。数日後、彼女は急に病気の状態が現れ、足をうまく動かせず、絶えず転んでいました。子供たちが身の回りにいないので、私は他の同修と一緒に彼女の生活の面倒を見て、一緒に法を勉強し、交流を行いました。彼女の娘は他の地域から帰ってきて、彼女を入院させるように、強く求めました。1カ月入院しても治らず、逆に半身不随になってしまいました。 

 私は他の同修と一緒に彼女のために発正念し、皆で内に向かって探しました。すると私はAさんを咎める心があることに気づきました。それはAさんがしっかり自分を修めていないとか、しっかり正念を発していないとか、師父の話にしっかり従わないなどなどです。私の善の心がまだ足りず、難儀の中にいる同修を思いやっていないことに気づきました。修煉では一つの心が他の心に繋がっているので、咎める心を持っていては、善の心がどうやって出てくるでしょうか。 

 師父は「これらの問題はすでに非常に深刻になっていますが、彼らが相手のどうこうを見るときの目で、逆に自らを見ることができれば、と思います」[3]と説かれました。師父の言葉は私の心を強く打ちました。修煉において外に向けて見るのは邪道に入ることではないでしょうか。私たちは皆で正しくない人心を見つけ、それを取り除いて正しい状態に戻しました。場が正しくなるとAさんも内に向けて探し、退院を求めました。医者は冗談で「あなたが地面に降りて、二歩進んだら帰ってもいいですよ」と話しました。Aさんは娘の支えのもと、ベッドから降りて奇跡的に三歩進んで次の日、退院の手続きをしました。 

 しかし、Aさんは帰ってくるとまた歩けなくなってしまいました。娘が他の地域に戻ったので、私たちは交代で彼女と一緒に法を勉強し、面倒を見ました。ある日の朝、私は彼女の家に着いて、彼女が立っている様子を見て、驚いて涙を流しました。彼女も涙を流しながら私に「私は同修に迷惑をかけたくないのです。ベッドにおしっこをしたくないから、地面に転げ落ちて4回おしっこをしました。私は心の中で師父に私を加持して助けてくださいと願いしました。私は必ず3時間で立つと決めました。3時間経つと本当に立つことができました。まっすぐ歩くことはできませんが、とにかく歩けるようになりました」と話しました。私たち2人は感激して「師父、ありがとうございます」と言いました。 

 しかし、彼女の精神状態は良くなったり、悪くなったりしていました。一緒に学法や交流をしている時は、彼女の正念も強かったのですが、1人になると正念も弱くなってしまいました。彼女の息子が帰ってくると私たちに「母の立ち居ふるまいは正常ではない。精神病になっている」と言いました。私は心の中で彼女の息子を咎めました。私は咎める念にすぐ気付いたので、その念を解体しました。 

 同修たちもAさんの表面の現象から、外に向けて見ることをせず、自分の正念と慈悲心を修めていました。Aさんは新しい同修です。この時期に法を得ることは、本当に大した縁があるのではないでしょうか。私たちはAさんと一緒に学法や煉功などを行い、彼女がしっかり歩けなければ数人で支え、手がしっかり動かなければ手伝いました。師父の慈悲なる護りと同修たちの正念のもとで、彼女はやっと五つの功法ができるようになりました。徐々に自立して生活できるようになり、精神状態も良くなりました。現在私たちは、彼女が自ら作ったご飯をいつも食べています。実際すべては師父が行っておられ、師父は私たちの善に向かう心を求めておられます。 

 皆が話していることや何かを行う時、法に基づいていないことがあります。他人を変えたい、自分を変えたくない、Aさんにこのように要求し、あのようにう要求することは、Aさんの心にかなり影響を与えました。たまに同修から耳の痛い言葉を聞くと、Aさんは娘の家に行って閉じ籠ってしまい、誰とも合わなくなってしまいます。時間が経つにつれて同修も耐えられなくなり、Aさんの家にいかなくなりました。私も迷ってしまい、どうしたらいいか分からなくなりました。しかし同修を助けることは、間違いではないと信じています。師父は1人の弟子も落とさないよう、そして私たちに新しい同修をしっかり連れて行くように要求されました。「相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです」[4]と師父は説かれました。 

  三つのことに影響しないことを前提にして、私は毎日Aさんの家に行っています。私はAさんの心性の位置に基づいてAさんを励まし、法理に則った交流を行いました。時々Aさんは、突然家事ができなくなったと言いました。その場合私は床を拭き、彼女に雑巾を渡して机をきれいにさせました。また、Aさんは歩けないと言う時もあります。その場合私は帰る時、わざわざ私を送るように求めると、彼女は知らず知らずの内に遠いところまで歩くことができました。このように彼女は除々に自分の観念を変え、正念が生じました。彼女は村で唯一の大法弟子であり、多くの村民が彼女を通して大法の超常的な現象を見ました。 

 もう1人の同修の家にはどんな本もあり、学法はしていますが、煉功は精進していませんでした。彼女は体調がずっと優れず病状も出てきて、何回も倒れそうになりました。また、反応も遅くなって話もゆっくりでした。私は彼女に自分の家の空間場を清めるように勧めました。最初は優しく言っていましたが、徐々に強くなっていき、最後は命令口調になっていました。しかし同修は納得していない様子でした。私は内に向けて探し始めました。焦る心を見つけ、そして強制的にさせるという党文化の考え方や、上からの態度に気づきました。私は心を落ち着かせて学法し、発正念を通して一切の正しくない人心を解体し、自分の心を調整してから、再びその同修と一緒にこの方面の法を勉強しました。そして明慧ネットに載っている関連文章を探して、一緒に交流しました。彼女はやっとこれが低い霊体の邪魔であることを認識し、その良くないものを取り除くことを決めました。私たちが取り除いている間、電話のベルが鳴りました。電話に出た彼女は元気な声に変わり、スムーズに対応できるようになりました。その後、彼女は自分の家で育てていた花もすべて人に譲りました。 

 私がしっかり修めていると褒める同修がいて、私も自分が偉いと思って自惚れました。時々忙しくてしっかり法を勉強せず、同修に話す態度も良くなかったのです。また時々、同修が頭が良くないと咎めました。 

 私の焦る姿や話す態度を見た同修は、善意に私と交流してくれました。そしてその同修の煉功場に私を誘いました。煉功場の同修たちは、誠意を持って率直に自分の修煉体験を話し合っています。何かあったらまず内に向かって探す同修たちを見て、私は大変啓発されました。自分を見ると本当に恥ずかしく感じ、私はいつも他人を修めており、咎める心、焦る心、自分を実証したい心、人を見下す心、嫉妬心、容量が小さいなどなどがたくさんありました。私は徹底的にそのよくない心を解体し、自分の思惟を監視し、事を行うだけでなく、心性を向上させなければならないと思いました。 

 四、真相電話をかける中で自分を向上させる   

  数年前、私はいつも面と向かって真相を伝えていました。現在、同修たちは携帯電話を用いて地域の制限を超え、非常に辺鄙で遠い地域の衆生にも真相を伝えています。私も携帯で真相を伝えたいと考えました。いろいろありましたが、私もやっと携帯電話を持つことができました。初めのころ、私は音声だけを流して、救える人は少なかったのです。私は経験がある人に直接電話をかけて真相を伝える方法を学び、同修も熱心に教えてくれました。同修は私の前で電話をかけました。2人目の時、私は自分もやってみたいと思いました。私は電話で真相を伝えることは難しくないと感じました。純粋に心を込めて話せば、経験がある同修のようにすらすらと話せなくても、衆生を救うことができると思いました。 

 3人目に電話した人は、三退することを決めました。これは師父が私を励ましておられるのだと思いました。その時から、私はいつも電話で真相を伝えています。 

 徐々に真相電話が普及して、周りの同修は皆持つようになりました。しかし彼らは音声を流すことしかできませんでした。私は同修に操作手順を書いて、どのように操作するかを教えました。しかし同修はまだ理解できず、私は1回1回教え、焦る心も毎回現れ、そのたびに修めました。 

 私がしっかり法を勉強し、心が穏やかなとき、相手も真相を聞きたくなり、大法の素晴らしさを認め、三退もすることがわかりました。ある日、電話に出た人が私に反発して、国の政策がどのように素晴らしいかなどと言いました。私は「現在の医療費、学費、住宅などすべて高くなり、腐敗した官僚たちはお金を外国に移し、自分の子供たちを外国に送りました。私たちは、毒米や地溝油、毒の粉ミルクなどを食べています」と話し、私は予言や現在の社会形勢、さらに天意を伝えると、最後に彼は一言も言わずに電話を切りました。縁がある人を1人も失わないように、私は再び電話をかけました。彼は電話に出ると、態度は柔らかくなっていました。私が再び三退を勧めると、彼は承知しました。 

 ある人は電話に出ると「あなたの声は優しいですね」と言い、すぐに三退を受け入れました。私たちが心を衆生を救うことに置けば、彼らは感じることができるのでしょう。 

 直接電話で真相を伝えることについて、やりたくない同修がいました。私は彼らに自分の体験を紹介し、彼らを励ましました。徐々に彼らも真相電話をかけるようになりました。 

  十数年の間に様々な難を乗り越え、たくさんの経験を積んで今日まで辿り着きました。苦痛の中、とても辛い体験の中、幸福の中から歩んできました。師父がおられなければ今日の私はないでしょう。師父は私にすべてを与えてくださいました。師父は私を選び、私を法を正す時期の大法弟子にさせ、無限の栄誉を与えてくださいました。 

 (完)

 注:  
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「時間との対話」 
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/3/338041.html )
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/12/17/160366.html)
 
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