広州市の定年退職した女性教師が迫害されて死亡(写真)
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 【明慧日本2017年1月10日】広州の定年退職した元小学校教師の法輪功学習者・許慧珠さん(78歳女性)は、1人暮らしで、昨年7月下旬、突然連絡が取れなくなり、8月上旬、自宅で死亡していたことがわかった。

 情報筋によると、許さんとの連絡が取れなかったのは、当局に連行されて、黄埔思想改造施設で拘禁されていたのだという。それは、許さんが死亡した3カ月後、同じ思想改造施設で拘禁されていた他の学習者が、思想改造施設の役人から次のような話を聞いた。「許慧珠が当時、寝ていたのはこのベッドで、家に帰って数日後、死んだのだ」と役人の徐少奇が、拷問用のベッドを指差しながら、興奮した口調で言った。

 許さんは思想改造施設で、どのような拷問を受けて死亡したのか、引き続き調査が必要だが、徐少奇による脅かしで、連続して7時間立ち続ける罰と縄で縛りあげたのが原因で失明したことが分かった。


  広州天麗馬術クラブ

     设于广州天麓马术(骑术)俱乐部内的黄埔洗脑班
広州天麗馬術クラブ内に設置された思想改造施設

 許さんは広州市天河区六運二街小区に在住していた。法輪功を修煉しただけで、過去の十数年のうち、何度も不当に連行され、拘禁された。

 許さんは1996年、天河体育館で法輪功を学び、それから修煉を開始した。当時、猛暑の続く夏であったが、許さんはコートを着ていて、綿の厚い靴を履いていた。法輪功を修煉して間もなく、健康を取り戻し、58歳だった年配者に再び生理が来た! ビルの6階に住んでいた許さんは、法輪功を修煉してから毎日6階までの階段を上り下りしても平気だという。

 2001年、許さんは悪名高い広州黄埔思想改造施設にはじめて拘禁された。

 2004年7月、法輪功が迫害されている真相資料を配布したため、天河南派出所の警官により強制連行された。

 2012年9月、許さんと突然連絡が取れなくなり、親族が家を訪問すると、許さんの家が家宅捜索され、パソコンやプリンターなどを押収されたことが分かった。許さんはまた広州市思想改造施設に不当に連行された。思想改造施設で、許さんに再び生理が来たが、役人が72歳の老人が生理がくるのを理解し難いため、病気だと思って、責任を回避するため許さんを解放した。

 2015年12月9日、許さんはまた天河南派出所の警官により強引に連行された。警官が水の入ったペットボトルで許さんを殴り、さらに「臓器を摘出してやるぞ」と脅かしたという。その後、許さんは家宅捜索をされた。25日、許さんは家に帰ったが、迫害を受けてかなり痩せ細っていた。帰宅した許さんは、毎日3人の警官に尾行されていた。

 昨年旧正月が過ぎてすぐに、許さんは再び不当に連行され、思想改造施設に拘禁され、同年3月、解放された。同年7月、江沢民告訴に参与した許さんは、再度、強制連行され、8月、死亡したことが分かった。

 同じ思想改造施設で迫害されて死亡した、もう1人の法輪功学習者・李暁今さん(41)さんは、広州大学数学・学部の助教授であり、昨年6月28日、黄埔思想改造施設で拷問を受けて死亡した。連行されてから死亡に至るまで、24時間も経っていなかったという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/4/340405.html)
 
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