脱党を勧めるにも 「善の心」と「慈悲の心」で
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文/河北省の大法弟子 静一

 【明慧日本2017年2月26日】年末のある朝 『轉法輪』の一講を学び終えた後、気分をリフレッシュするために自転車で、近くにあるバス停まで出かけました。そこで、3、4人の紳士風な中年男性たちが、バスを待ちながら楽しそうに会話をしていました。

 私は近づいていき1冊の明慧特別刊行物を取り出し 「差し上げますので、よく読んでみてください」とその中の1人に声を掛けました。「何の本か?」と聞かれたので 「法輪大法のことを紹介したものです。よく読んでみてください。これを見れば福をもたらしてくれます」と勧めました。「そんなもの要らない! やめてくれないか。さもなければ通報し逮捕してもらう」と彼は拒みながら携帯電話を取り出しました。他の人たちは一斉に厳しい表情で、私を見みました。私は平然とした態度と柔らかい口調で 「捕まっても構いませんが、あなたが無事で平安が訪れることが最も大切です。あなたさえ護られれば満足です」と言いました。

 彼のびっくりした顔を見ながら、さらに 「あなたから一銭も受け取りません。ただ、無事であればいいと願い、新年を迎えるこの節目に、少しでも順調になればと願っています。考えてみてください。いくらお金があっても、どんなに高い地位に就いても、自分の命に比べれば、それらは微々たるものでそれほど重要ではありません。違いますか?」と言うと、彼は笑顔を浮かばせながら聞き入れてくれ、いつの間にか先ほどの傲慢さが消えていました。

 「あなたは党員ですか?」と聞くと 「はい」と言った。「脱党をお勧めします。あなたが入党する時に、こぶしを頭の上に挙げて誓いましたね。そのことは印にして天に記されています。自らその良くない印を消すように声明を出せば、はじめて神佛から護られるようになります。私は神佛に縁のある人を見つけ、彼らを災難から遠ざけ、守らなければなりません。今の社会は極めて腐敗し、もはや人間の力では治められず、天理によってこれらは治められていきます。邪悪な中国共産党が滅びるのは天意です。その時に善良な人々が巻き込まないように手助けしています。これらを信じて脱党しませんか! 偽名で脱党しても構いません、神佛は人の心をみて判断されますので、あなたが心から脱党しようと思えばそれで効きます。『某某』という名前で脱党しませんか! 健康な体を象徴している名前なので、良いのではないですか?」と話すと、彼はすぐに「はい、それでいいです。脱党します」と同意しました。

 ちょうどその時バスが来ました。彼らは満面の笑みでバスに乗り込みました。脱党手続きに間に合わなかった人々も、少なくとも私の話が耳に入りました。今後の三退に役に立つのではないかと思います。

 数分間では、大法の真相内容は伝え切れませんでしたが、ただ大法の中で修煉して得た「善の心」 「慈悲の心」 「他人を思いやる心」のおかげで、彼らに大法を理解してもらい、彼らの心を動かすことができたと思います。彼自身だけではなくて、周りの人々にとっても法輪大法の真相を知る良い機会となり、良い未来がきっと待っているに違いないでしょう。

 私の心性が基準に達していれば、師父は必ずご加持くださると悟りました。その朝は2時間もしないうちに、十数人の人たちの脱党手続きをするお手伝いができました。実は私たち大法弟子がしっかり自らを修め、「善の心」 「慈悲の心」をもって脱党を勧めれば、衆生を救い済度する効果がもっとよく現れ、より多くの衆生を救うことができます!

 以上は、自らの些細な悟りなので、不足があればご叱正をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/15/343033.html)
 
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