自我を突破して、面と向かって真相を伝える
■ 印刷版
 

文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年3月1日】私は小さい時から内気でデリケートで、気が弱く、メンツを重んじ、人の前で喋るのが苦手でした。師父は「旧勢力はすべての大法弟子に対してそれらのものを按排しました。もし大法弟子が師父の要求に従って行なっていなければ、きっと旧勢力の按排に従って行なってしまったことになります」[1]とおっしゃいましたので、自分の性格も旧勢力が按排したものだと理解しました。

 私は師父の要求通りに行い、旧勢力の按排を否定するように発正念をし、師父の法である「私は李洪志の弟子であり、他の按排は要らない、認めないと思えば、それらは恐れ怯えて手を下すことはできず、何でも解決することができます」[2]を繰り返して暗唱しました。

 去年の冬から、自我を突破して対面して真相を伝えるように試みました。以下で、この間の修煉体得を師父にご報告し、同修たちと交流したいと思います。

 私は小学校の国語教師です。2015年の下半期から、「道徳」の教科も兼任して担当するようになりました。道徳の教科書には大法を誹謗中傷するいわゆる「天安門焼身自殺」の内容があり、女の子の劉思影が中央テレビの記者のインタビューを受ける写真も掲載され、写真の下には「☓☓功は邪教で、血の債務を背負っている」(実際は大法を誹謗中傷しており、中国共産党こそ真の邪教)と書かれています。「道徳」を担当するようになったのは、師父がこの数十人の子供たちの命を救おうとなさっているとやっと分かりました。

 そこで、衆生が救われることを妨害する別空間の中国共産党邪霊と黒い手、卑しい鬼を一掃するよう発正念をしました。私は子供達に「皆さん、教科書に書かれている2001年1月に天安門広場で起きた焼身自殺はでっちあげです。これは江沢民集団が法輪功に罪を着せるために自作自演したものです。2001年8月14日、国際教育発展組織(IED)は『この事件は中国政府が自作自演したものだ』と声明を発表し、その声明はすでに国連の議事録に記載されました。14年も経ちましたが、まだあなた達を騙し、悪い影響を与えている共産党は実に邪悪です。法輪功は佛法です。すでに100カ国以上の国々で広められ、全世界の人々に歓迎されています。これから、あなた達が海外に行く機会があれば、きっとこれらの光景を見ることができるでしょう。法輪功は病気治療、健康維持に不思議な効き目があり、良い人になるように教えています。善悪には報いがあるという天理があり、古くから佛法を迫害する人たちは、すべて悪の報いから逃れる事ができません。当時、天安門焼身自殺の偽のニュースを作った中央テレビの副総裁・李東生はすでに15年の刑を下され、刑務所に入れられており、天安門焼身自殺事件をでっち上げたプロデューサーの陳虻は胃癌で死亡し、中央テレビのニュースキャスター・羅京は、法輪功を誹謗中傷するニュースをアナウンスして、喉頭癌になって死亡しました」と子供たちにも分かりやすく話しました。

 私は真相小冊子を取り出し、天安門焼身自殺の映像の中の様々な矛盾点を説明しました。それから、明慧ネットからダウンロードした真相記録映画の『偽りの火』を子供たちに見せると、子供たちはとても真剣に見ていました。彼らの表情から真相が分かったように見受けられたので、次に 「三退して、平安を守る」ことを話し、三退する人に手を挙げてもらいました。その結果、クラス五十数人の子供達全員が少年先鋒隊からの脱退を表明しました。

 このクラスの子供たちは真相を知って救われましたが、もう一つの別のクラスの子供たちも救わなければなりません。私はまず別のクラスの担任の先生に天安門焼身自殺の真相を話しました。先生は「中国共産党は実に邪悪です。道徳の時間にこの内容をやめて、生徒に自習させます」と言いました。しかし、子供たちは教材を読んで悪い影響を受けるだろうと思い、彼らを救う方法を考えねばならないと思いました。

 もうすぐ学期末になるので私はとても焦り、どのように救うことができるか、師父にお願いをしました。2日後、そのクラスの担任の先生が用事が出来て1時間の休みを取ったため、私は自らすすんで授業を代行しました。師父のご按排に感謝いたします。

 授業が始まると、私は「皆さん、今の社会には偽物がいっぱいです。偽物のタバコ、偽物の酒、偽物の卵までありますね。実は、教科書の中にも偽りの内容のものがあります」と言うと、子供たちは互いの顔を見合わせながら 「先生、私達の教科書にもあるのですか? それはどこですか」と聞きました。私は道徳の教科書を開いてもらい、天安門焼身自殺の真実の話をしましたが、全員よく聞いてくれ、教室はとても静かでした。この授業では三退のことは話せませんでしたが、子供たちは天安門焼身自殺のことを通して、中国共産党の邪悪さがわかり、法輪功が無実であることを知り、今後、邪悪の組織から脱退させるための下地を作りました。

 この人民教育出版社の教材は、2002年に出版されたもので、現在まで、すでに十数年も使われていました。私はネットから編集長と編集審査責任者の住所を調べ、彼らに法輪功に対する迫害の真相を書いた手紙を送りました。さらに、市の歴年の試験の答案用紙を調べてみると、中に大法を誹謗中傷する内容があることに気づき、市教育局教学研究室の人達も救わなければならないと、試験問題を作った先生たちの電話番号を調べ、それを学法グループの携帯電話で真相を伝える同修に渡し、電話をするように頼みました。同時に真相の手紙を書き、彼らに法輪功への迫害の真相を伝え、大法を肯定すれば必ず善の報いがあること、江沢民たちに従って佛法を誹謗すれば必ず天罰が下ること、そして、周永康、薄煕来、李東生、郭伯雄はその典型的な実例であることも書き添えました。彼らが真相を知った後、学期末試験には、以前のような内容の問題はもうなくなりました。

 小学生は頭が柔軟で素直なことから、真相を受け入れやすいのです。ふだん仕事で忙しいためわざわざ真相を伝えに行く時間がなく、私は通勤する途中で小学生を中心に真相を伝えました。私が住んでいる町には十数校の小学校があり、お互いにそれほど遠く離れていません。毎朝、私は早めに家を出て、また、学校が終わればすぐに帰りの準備をして、近くの子供たちの通学路に立って真相を伝えました。多くの子供達は徒歩で登下校しており、保護者もいないため、とても真相を伝えやすいのです。

 まず、子供に「法輪大法は素晴らしい」と書かれたきれいな栞(しおり)を渡し、彼らに本を大事にして折ったり、破ったりしないように言います。栞を貰った子供たちは必ず「ありがとう」と言ってくれます。そして、子供たちに栞に書かれた「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を読んでもらい、さらに 「法輪大法は佛法で、世界中に広められており、誠心誠意に佛法を信じれば、佛さまは守ってくれます。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』とよく念じていれば、体が健康になり、成績も良くなります」と話します。

 それから、子供たちに赤いネッカチーフをつけたことがあるかと聞くと、ほとんどの子供たちはあると言うので、私は「少年先鋒隊って、どんな組織か知っていますか、それは中国共産党の付属の組織です。逮捕された汚職をした高官をテレビで見たことがあるでしょう。彼らは皆共産党員です。共産党は人民に奉仕するのではなく、お金(人民元)のために働いているのです。国民のお金を全部自分のものにしています。共産党は汚職し腐敗した組織で、将来必ず悪の報いを受けます。少年先鋒隊に入隊した時、皆さんはこぶしを握って自分の命を捧げると誓いましたね。それは一番良くない悪い誓いです。将来悪い報いが現れる時、巻き添えになります。

 どうすればいいでしょうか? 心から少年先鋒隊を退けばいいのです。先生にも、親にも、学校にも言わなくていいですよ。神さまや佛さまはあなたたちの心を見てくださいます。心から退きたい気持ちがあれば効き目がありますからね。では、おばさんが代わりに退く手続きをしてあげますから、名前はなんといいますか?」と聞くと、子供はとても純朴で、素直にほとんど実名を教えてくれます。もし、迷っている子がいれば苗字だけを聞き、響きのいい別名をつけてあげます。このようにしてこの半年の間に、子どもたちに真相を伝えていますが、効果はとてもよく、ほとんどの子供達は脱退してくれました。

 職業がら子供たちとはコミュニケーションがうまくでき、真相を話すのは得意です。しかし、相手が大人となると躊躇してしまい、信じてくれないのではないか、きつい言葉で拒否されるのではないかとあれこれ心配して、しばらくの間、なかなか言い出せずとても悩みました。内に向けて探せば、やはり師と法をしっかり信じていないことや、メンツを重んじることが原因だと分かり、それらの人心を取りさり、大人にも真相を伝えられるように正念を発しました。

 昨年の夏休みに、大きな学法グループに参加し、学法の時間を増やしました。毎日午前中に真相を伝えに出かけ、午後からは法を学び正念を発しました。大きな学法グループにはとても上手に真相を伝える同修がいて、毎日三退をさせ、江沢民告発の署名をたくさん集めます。いろいろ教えてもらってから、私も異業種の異なる身分の人たちに面と向かって真相を伝え、資料を配り三退を勧め、江沢民を告発する署名をしてもらいました。毎日、街や公園、広場で行い、最初の1日目はたった1人でしたが、徐々に数人に、さらに十数人に三退を勧め、まったく喋れなかったところから、その後、人に会えばすぐに真相を話せるようになりました。ようやく自我を突破して、面と向かって真相を伝えられるようになりました。

 近頃、地元の同修は真相看板を作っているため、私は同修に協力して夜になると看板を取り付けに出かけています。その過程で本当に師父が私達を慈悲に見守られ、加持されていることを実感しています。夜間、私達が看板を取り付けたり、ポスターやチラシを貼る時、車のライトが私達を照らしているのに、私達の前で他の方向に行ってしまうことが何度もありました。

 先月、同修が古いプリンターを届けてくれました。私の家にも資料点の小さな花が咲き、自分で資料を作れるようになりました。これらの事は今まで考えもしなかったことです。今の自分は修煉の道で飛ぶように前進し、師父に引っ張りあげられ、前へ押されているように感じています。「修は己にありて、功は師にあり」[3]で、これらのことは、すべて師父が行っておられるのです。

 叩頭して、師父にお礼を申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨(三)』「考えをはっきりせよ」
 [2] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/21/343270.html)
 
関連文章