黒竜江省の86歳の女性 3年の判決を下される
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 【明慧日本2017年3月2日】黒竜江省大興安嶺地区ジャグダチ区の法輪功学習者・曲淑雲さん(86歳女性)は法輪功を学んで元気になり、1人で外出することができ、90歳過ぎの夫の世話もしている。しかし、曲さんは法輪功が迫害されている事実を人に伝えたため、懲役3年、執行猶予3年、罰金3千元の判決を下された。

曲淑云
曲さん

 昨年7月26日、曲さんと法輪功学習者・於芹さんが街を歩いているとき、黒い乗用車から降りた中年男性を見て、於さんが法輪功が迫害されていることを話し、男性に法輪功の真相が載っているパンフレットを渡した。しかし、その男性は自分は公安局の警官だと言って受け取った。

  しかし、その3日後の7月29日、曲さんと於さんが外出して衛東派出所の近くを通ると、突然、派出所から警官が出て来て、2人を派出所に連行した。警官は2人が持っている法輪功のパンフレットを探し出して、2人を別々に尋問した。警官は曲さんのかばんから「老年証」を見つけて、曲さんの同意なくパソコンでスキャンし、曲さんの首にかけている自宅の鍵を勝手に取った。それから、警官はその鍵を持って、曲さんの家に行き、家宅捜索をした。家にあった法輪功創始者の写真、法輪功関連書籍、コピー用紙、法輪功のパンフレットなどを押収した警官は、押収リストに曲さんの拇印を押すように強要した。警官は曲さんの息子にも娘にも電話をかけたが、2人ともほかの地方にいるため、婿を呼んできて、サインをさせた。

 その後、曲さんは帰宅したが、於さんは留置場に送られた。

 情報筋によると、曲さんと於さんが法輪功の資料を渡した中年男性は、政治法律委員会の書記で、その人が国保大隊に電話をかけ、2人を尾行して連行するように指示したという。

 その後、公安局の警官は繰り返し曲さんの子供たちに電話したり、曲さんに嫌がらせをしたりした。公安局に来るようにと呼ばれた曲さんは、公安局で「法輪功をやめる」という保証書を書かされたとき、突然、痙攣を起こした。しかし、警官らは曲さんを助けようとしなかった。曲さんと一緒に行った家族たちは慌てて、救急車を呼んだ。

 退院した曲さんは再度公安局に呼ばれた。警官は曲さんを連れて、司法局、検察院、裁判所などを連れ回し、いっぱい紙に拇印を押させた。字が読めない曲さんは紙に何が書かれているのかわからなかった。

 しばらくして、警官はまた、曲さんを公安局に呼んで、いっぱい拇印を押させた。

 警官は5回目に曲さんを公安局に呼んだとき、秘密裏に不当な開廷を行った。法廷には警官数人しかいなかった。裁判官は曲さんに「法輪功を煉るのか」と聞き「煉ります」と曲さんは答えた。その場にいた警官は曲さんに向かって「やめなさい」と言ったが、曲さんは「法輪功を煉らないと、病気になったら、あなたたちが介護してくれますか」と言くと、警官は黙った。曲さんは懲役3年、執行猶予3年、罰金3千元の判決を言い渡された。86歳の曲さんは判決書をもらって帰宅したが、字も読めず、判決を下されたこともわからず、判決の意味さえもわからなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/20/343325.html)
 
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