【明慧日本2017年4月13日】黒竜江省七台河(しちたいが)市のエンジニア・趙春陽さん(60歳女性)は、法輪功を学んでいるとの理由で懲役3年を宣告された。趙さんは中級裁判所に上訴し、弁護士も証拠が不足していることや、審理過程の違法性を指摘したにもかかわらず、今月7日、中級裁判所は原審維持と宣告した。
1999年前に法輪功を学び始めた趙さんは、「真・善・忍」の教えに従って自らを律し、いつも他人のことを優先に考えている。そのため、職場、家庭から高い評価を得た。
趙さんの夫は脳血栓の後遺症があり、趙さんは1人で働きながら夫の面倒を見ていた。夫が亡くなった後、1人で息子を育てあげた。
昨年5月7日、趙さんはバスの中で市戍企支局の桃南派出所の警官3人により身柄を拘束された。その後、パソコン、プリンターなどの私物を押収された。現在、趙さんは市留置場に拘禁されている。
11月28日、市桃山区裁判所は趙さんに対して開廷した。開廷前、趙さんの息子はわずかな時間、母親と面会できた。息子は母親にこう伝えた。「お母さんは無罪です。お母さんは永遠に僕の立派なお母さんです。たとえ判決を下されても給料を失っても、僕たち夫婦は決してお母さんを嫌がることなく、これまで通り親孝行をします」
法廷で、趙さんの弁護士・文東海さんは中国の法律に基づき、根気強く無罪の弁護をした。警官が先に学習者を逮捕し、後で証拠を探す行為の違法性を指摘した。その結果、裁判官、検察側は反論できず、傍聴席の警官すらも感服していた。
しかし、趙さんは懲役3年の不当な判決を宣告され、罰金3千元を科された。趙さんは判決を不服とし、すぐに上訴した。
趙さんの二審の弁護士・王秋実さんは何度も市中級裁判所を訪ね、案件の違法性および証拠が不足していることを関係者に伝えた。しかし、今月7日、王弁護士は原審維持の知らせを受けた。
趙さんは心境をこう述べた。「私は法輪大法を学び『真・善・忍』の教えに従って、より良い人になることを目指しています。いかなる法律も犯していません。これからも信念を強く持って法輪功を学び続けたいと思います」